【評価の力】プロのデザイナーが手がける本物の価値を観抜けるか

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アーティスト情報局：太一監督
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日本未発表の国際映画業界情報 あるいは、
監督がスタジオから発する生存の記
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『 デザインする力 / 評価する力 』

デザイナーの実力はこれ、無限にして当然に深奥である。ならばここ「アーティスト情報局」で語るべきはそこでは無い。「評価する力」だ。

どれだけ優れたデザインであろうとも、それを観る者に基礎以上の実力が無ければ、マッチングは成立しない。どんな作品においても、創作は常に「評価力」に運命を左右される。迎合するもマーケティング、意固地に主張するも職人らしくはあるがでは、“アーティスト”はどうあるべきか。

センスのかけらも無く基礎的な知識もない相手に対して、高度な検証と覚悟の上で提供された作品はどのような運命を生きるべきなのか。

その時アーティストは、なにを想う。

そこで、日本に入っていないニュースをお知らせしておこう。

■ 最新国際ニュース：デザイナーが手がけるステージングがロサンゼルスの不動産市場を熱くしている

熱い不動産市場を抱えるロサンゼルスでは、大金を投じて家をリフレッシュすることが、何倍にもなって返ってくるため、デザイン会社への需要が高まっています。

そのストーリーは、ステージングの伝説となっています。1998年、元女優のMeridith Baerさんは、売りに出されていた友人の家をデコレーションしました。その家は数日でハリウッドの重役に売れ、すぐに他の不動産業者が訪ねてきました。ベアーは引っ越し用の車と倉庫を借りて、後のMeridith Baer Homeを設立し、ロサンゼルスにハイエンドのステージングをもたらしました。

それから約25年、"ステージングのO.G. "と呼ばれる彼女は、35万平方フィートの倉庫に在庫を保管し、今もビジネスを続けていますが、この分野はますます混雑しています。「私は競争が大好きです。他の人が外に出て、何をしているのかを見るのが好きなんです」と、ハル・ベリーやハリソン・フォードなどを顧客に持つベールさんは言います。

今日、多くの不動産業者やデベロッパーは、ベアーの甥と姪であるジェイミー・モースとブレット・ベアーが2016年に設立したステージング企業であるVestaという宿敵の会社と仕事をしています（現在まで続く家族の確執につながっています）。「ダグラス・エリマンのエージェント、コーリー・ワイスは、「ヴェスタはとても多機能で、彼らが合うと思うデザイナーを割り当ててくれる」と言う。

Million Dollar Listing L.A.のスターであり、ダグラス・エリマンのエージェントであるトレイシー・チューターは、その結果の速さからVestaを気に入っている。彼女は、Dancing With the StarsのGleb Savchenkoと元妻のElena Samodanovaが住んでいたローレルキャニオンの家が、入居者によって荒らされた後、1週間で生まれ変わったことを評価しています。この家は4日以内にマルチプルオファーで売れました。

このスピードを可能にしているのは、カリフォルニア州バーノンにあるVesta社の巨大な倉庫と、25人のデザイナーチーム、そして革新的な技術への本格的な投資です。「当社のデザイナーは、プールサイドでくつろぎながら、3,000万ドルの家をデザインすることができます」とブレット・ベアは言う。「我々のデザイナーは、プールサイドでくつろぎながら、3,000万ドルの家をデザインすることができます。Vestaはホームファニッシング・ブランドも立ち上げました。Vesta社のCEOであるJulian Buckner氏は、「お客様は、当社のステージングプロジェクトで見た家具を購入しています」と説明しています。

ASH Stagingは、ASH NY（Architectural Digest誌の「AD100」に選ばれたデザイン会社）の一部門で、一流の美術品や特注の照明など、細部にまでこだわったオンデマンドのサービスを提供しています。

「歴史的に見ても、ステージングというのは、個人的なタッチやサイトスペシフィックなものを避けて、より多くの人にアピールするものを好む傾向があります。もちろん、市場にアピールすることは重要ですが、私たちの理念は、空間の中に本当の魂があるかどうかを見極めることにあります」と、ASH NYCのパートナーであり、ステージングの責任者であるアンドリュー・ボーエンは言います。

ASH社は今年、ハンコックパークの184 S. Hudson Ave.にある住宅をステージングし、古くなったワインルームを子供部屋に変えました。2年間売りに出されていたこの物件は、7月に1,380万ドルで売却され、今年の近隣での最高額の売却となりました。

このような成功例があることで、エージェントは売主にステージングへの投資を説得しやすくなっています。サザビーズ・インターナショナル・リアルティのエージェント、エリック・レイビーは、「物件を売るために何が必要かという点で、文化が変わりつつあると思います」と言います。「私が17年前に仕事を始めたときは、ステージングにイエスと言ってくれるクライアントはとても稀でした」。

しかし、ステージングが売り物になることもあります。「ダグラス・エリマンのエージェント、アーニー・カーズウェルは、「売主の考え方にもよります。もし売主が、自分の物件に多くの買い手を呼び込み、より多くのオファーを提出してもらうという原則を理解していれば、エージェントにステージングの提案や物件の外観の改善を求めて会話に入ってきます。「そうでなければ、話がこじれてしまい、クライアントは見た目の改善を行う必要性を感じないかもしれません」。

ロサンゼルスのホットな市場では、ステージングにかかる費用は6桁に達することもあり、「絶対に高額です」とダグラス・エリマンのジュリエット・ホーネンは言う。平均的な住宅の大きさが3,000〜4,000平方フィートで、4つのベッドルームと屋外のリビングスペースがある場合、トップエンドの会社が請求する金額は4ドルから5ドルになることが多いです」とLaveyは言います。 - DECEMBER 01, 2021 THE Hollywood REPORTER -

※ 後述にて、解説させて頂く