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書店に行くと偶発的な出会いがある

本を買う時どこで買いますか?私はAmazonで購入することが多いのですが、時々書店にも行くようにもしています。検索して目的買いをするのであればAmazonも便利ですが、その本の横にある本と出会うという体験ができるのは書店の強みです。

「書店に行ったら普段自分が読む本のジャンルとは違う棚を見なさい」とよく言われます。つい意識していないと同じジャンルの本を手にしてしまうため、視野を広げたり、意外なジャンルから学びを得ることの大切さに気づくことができます。ビジネス書を普段手に取りやすいなら、小説や料理本など意識的に別のジャンルを見てみると、すごく面白そうなタイトルが目に入ってくることがあります。

本の買い方以外にもネットで完結してしまっていることはありませんか。人とのコミュニケーションや日常の買い物もスマホ一つでできることが増えています。とても便利ですし、リアルではできない体験も広がっていますので多くの恩恵を受けていることは事実です。その反面、「偶発的な出会い」が減っているようにも感じます。スーパーでの買い物もネットスーパーなどを利用すれば自宅から買い物ができます。しかし、実際にお店に行くと、買い物リストにはなかったけど旬の野菜や魚が安く売っていることを知ったり、切れていた調味料をふと思い出したりということも実際にリアルで買い周りをして出会うこともあります。

全てを効率で考えていくと最短距離をとることを選びます。大切なことですが、効率だけでは得られないことがあるのも事実です。書店で本を買って持って帰ると荷物がかさばったり、探すのに苦労したりということもありますが、実際にその場で手に取って感じる本の重みや、思いのつまった装丁などから得られることもあります。便利になっていくことはうまく使いつつ、自分自身の五感を使って考えるということも大切にしたいものです。無意識が出会わせてくれる「偶発的な出会い」が、人生を変えるきっかけになることだってあります。

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