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手段志向から目的志向へ

インターンシップに参加するのは、何のためでしょうか。就職活動がスタートするとどうやってインターンシップに参加したらいいかを調べはじめることがあります。しかし、そもそも何のためにインターンシップに参加するのかが大切です。インターンシップの役割や機能は一体何なのでしょうか。

1dayや1週間程度のインターンシップをよく見かけますが、本来は長期的な就業をしていく中で仕事や会社のことを知ることが目的ではないかと考えています。ですから、インターンシップは単なる企業訪問や会社説明会とはその役割が異なってきます。自分自身は何のためにインターンシップに参加したいのでしょうか。みんながインターンシップに参加しないといけないと言っているから情報を収集していると目的を見失います。そもそも自分にとって就職活動は何のためでしょうか。働く目的とは何でしょうか。大学3年生の6月になったら就職活動をスタートするという雰囲気だけで流されると、うまくいかなく時に必要以上に疲れてしまいます。

就職することは手段なのか、目的なのか。この問いを考えるとき、「就職するのは何のため?」で考えるともう少し明確になってきます。お金を稼ぐため、自己実現のため、社会とのつながりを持ち続けるため、研究したことを使って世の中をより良くするため、など人それぞれに目的があります。つまり、就職をすることは上位の目的を実現するための手段になります。だとすると、上位にある目的を達成するための手段はもっと他にないでしょうか。お金を稼ぐためなら企業に就職しなくても、自分で起業をしたり、アルバイトを続けていくことでも稼ぐことはできます。それでも就職ということを選ぶのは必ず理由があるはずです。その理由とは何なのかを自分自身が向き合っておくことが大切です。何となく就職活動をしたり、エントリーシートが書けずにモヤモヤしたり、何を答えたらいいかわからずに面接に取り組んでいるということがもしあるなら、目的がぼやけているのだと思います。

必ず自分の中には就職をする目的があります。人によって違いますし、超個人的なものでなくていいのです。誰に話すわけではありませんから、自分は何のために働くのだろうか、何のために就職するのだろうかかを問い続けていくと、自然と就職活動はうまく進んでいきます。インターンシップのエントリーシートが通らないという不安から解放されます。手段志向から目的志向になれば行動が大きく変化します。


参考書籍:「誰のため?」「何のため?」から考えよう GE流・問題解決の技術「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ


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