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自分の代名詞を持つこと

私はこれができますというものが一つ見つけ、磨き切ることで確固たるポジションを手に入れることができます。器用だったり、基本的な能力が高いと色々なことができるかもしれませんが、何でもできるではなく、「これができる」を明確にしたいです。

2021年に乃木坂46を卒業した生田絵梨花さんは、今舞台や映画などで大変活躍をしています。あまりアイドルに詳しくはない私が、生田さんを知ったのは何かのバラエティ番組でフィンランド民謡を歌っていた時に存在を認識しました。ピアノを得意として、音楽に圧倒的な強みを持っていることをその後知ったのですが、その強みを活かし続け、グループ活動の中でも歌でのポジションを作っていくことで、卒業した後も明確なキャリアステップを歩むことができています。

強みを考えるときに、今の自分が持っている「看板」がなくなったときのことを想像してみると良いかもしれません。所属している組織、会社や学生、社会人といったカテゴリーも看板のひとつです。それらがなくなったときに、自分を表すものはなんでしょうか。様々な側面があること事実ですが、これだけはというものがあるでしょうか。「自分はこれができる。」そう言い切れるものは何でしょうか。資格や表彰といった客観的な根拠があることも大切かもしれませんが、必須ではありません。誰に何と言われようと、実力で他者が認めるものであれば良いのです。

たったひとつでいいのです。3つも5つも必要ありません。世の中で長く活躍している人を見たときに、〇〇さん=■■となっていることに気づきます。もちろん意外な側面があってもいいのですが、まずは自分の代名詞です。わかりやすい例だと、「ミスタージャイアンツ」と検索してみてください。誰が出てくるでしょうか。ミスタージャぐらいで長嶋茂雄さんが出てくるはずです。「愛のメモリー」といえば、松崎しげるさんを思い出すのも同様です。

何かひとつ尖らせてみませんか。たくさんチャレンジした中で当たったものを選ぶでもいいのです。たったひとつの強みが自分の人生を変えてくれます。

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