犬を飼い始めて感じる、before/afterについて

自分は犬を飼い始めて1年ちょっとになる。家に来たときは2か月の仔犬だったので、今でもまだ1歳ちょいなのでまだまだ若いワンちゃんではある。でも1年以上前にこの子(という言い方をする気持ちがわかるようになってきた)がいなかったのだなと思うと、その状況が考えられないくらい色々変わったので、メモのためにも残しておこうと思う。

もし飼う前に何かしら気になっている人がいれば、その人には参考になる所もあるかもしれない。ちなみに我が家の犬はトイプードルのオスで、妻も私も今まで全く犬を飼った事が無かった。飼い始めたきっかけは娘の嘆願である。ここでの名前は仮にトイプー氏とでもしておこうか。

家の中が犬中心になった

これに尽きる。

例えば我が家はフローリングメインの家なのだけれども、まずトイプー氏がいける所は氏が滑らないよう、基本的にはマットを敷く事になった。また我が家は犬がこのエリアにいるという飼い方ではなく、基本的にトイプー氏がどこにでも行けるようにしつつ来てはいけないエリアを制限する飼い方なので、普通の場所はトイプー氏がいける、つまり、誤飲をしないように目立つごみがなくなったり、ケーブルや小物が置かれないように、という配慮がされるようになった。結果的に色々きれいになったような、でも一部が荷物置き場的なものになってしまったような、そういう所もあるが、とにかくトイプー氏のためならしょうがないね、という気持ちに家族全員がなり、それに向けてきれいにする努力をする、そんな生活になっている。

床に落ちている食べ物のカスも、以前と比べるとかなり減った。例えば犬はどうやらネギや玉ねぎはNGらしいので(妻・娘情報)、そういうものは下に落ちても即座に拾うし、そもそも食べる回数も減ったように思う。

トイレは飼い始めた当初はいくつか(4つほど?)おいていたが、結局2か所に今は収れんされている。置き場所はもちろんトイプー氏がちゃんとトイレができるかどうか目線なので、例えば洗面所に置いているのでとても洗面所の使い勝手は悪いが、皆そんなに気にしてないように見える。ちなみにトイレの話で言えば、もう少し先輩のワンちゃん飼い主に話を聞くに、最後は1か所になるのかもしれない。1歳ちょいだと、ややはみ出るがだいたいトイレでできている、、という事が多い。

子供が家事をするようになった

これは我が家がトイプー氏を飼い始めたきっかけが娘の主張からだったからかもしれない。

犬を飼うと妻の負担がとても大きくなるというのは、家族誰しもが同意する事だったし、飼うかどうかの話の中でも、しっかり面倒を見てあげられるのかというのはとても家族会議で議題にのぼり議論した所だった。妻の負担は実際飼い始めてもやはりそうで、せっかく妻が習い始めていい感じになってきた習い事も、行けなくなることも多くなった。我が家は特に後述の通り手術があった事もあり余計にそうだと思うけど、そうでなくても皆通るであろう去勢手術の後とかはそうなりがちだと思う。

でもそこを何と、子供が何とかしてカバーしようと、家事を色々手伝うようになったのだ。トイプー氏が来る前はどれだけ話しても全然やらなかったのが、自ら色々手伝うようになり、妻にも色々感謝をしている様子を見ると、本当にうれしくなる。

Google Photoに犬しかいなくなった

飼い始めた時を境に、子供が中心だったGoogle photoの中身が、すっかりトイプー氏ばかりになっている。妻が撮る写真のメインがトイプー氏になっているのもあるが、娘や息子も、とにかくかわいい!と思った時にトイプー氏の写真をとにかく撮って、それがGoogle Photoに上がっているのでとにかくそればかり。年賀状の家族の思い出写真的なものを探すのに難儀するくらい、とにかく一年前を境にトイプー氏ばかりの写真入れになっている。

ちなみに動画はYouTubeで非公開アカウントで運用しているのだが、こちらもたくさんのトイプー氏の動画がある。単にトイプー氏が歩いてたり、トイプー氏が走ってたりする動画なのだけれども、みんなかわいがっているというのがよくわかる。

散歩の習慣がついた

トイプー氏が我が家に来る前は妻と、いつか散歩する習慣つけないとね~と言っていたのだが、トイプー氏が来るととにかく散歩が好きで喜ぶので、こちらも嬉しくなって散歩に連れ出す事になり、結果的に私や妻はとても歩くようになった。

誰だトイプードルは室内だけでいい&散歩要らないって言ったのは。めっちゃ散歩好きなんですけど。1時間とか平気で歩く。でも、おかげで妻も私も昨年比で健康になっていると思う。今年の人間ドックが楽しみだ。土日も妻と散歩することで妻との対話の時間も増えた。散歩のために妻が私の仕事終わりに駅まで迎えに来てくれることも増えた、というか最近は専らそうなので、それも嬉しい。

外食しなくなった

外食できる所はだいたい犬連れはNGなので、トイプー氏をじゃあわざわざ家に留守番させておいてまで(つまり、トイプー氏を悲しませてまで)外食したいかという話になると、そうではないよね、トイプー氏も家族だもんね、という話になり、結果的に外食しないという結論に至る事が多くなった。トイプー氏は、置いていかれるとなると露骨に悲しそうだし、逆に帰ってきた時の歓迎っぷりはとても激しい。話はそれるが、これはこれで本当にうれしい。

外食の話に戻ると、そもそも元々そんなに外食が多いほうではなく、月に数回行くかどうかくらいの頻度だったのが、更に減ってとにかく家で食べる事が多くなった。代わりに、テイクアウトできる店の利用は増えたかな。お寿司とか、マックとか。これならトイプー氏を連れて買いに行けるし、取りに行く際に2人以上で行けば大丈夫だし。

他の犬を見ても嬉しくなるようになった

昔は他の犬を見ても何も思わないというか、むしろトイレの世話大変そうだなとか、臭かったりしないのかなとか、噛んでくると怖いとか、マイナスのイメージしかなかった。

のだけれども、飼い始めるとそんなイメージはかなり払しょくされ(まあ私はそんなに世話をしていないからというのもあるのかもしれないが・・)、とにかくかわいいし、家族だし、何より大切な存在になった。

それが関連してか、外でルンルンと散歩してる犬を見てうれしくなったり、わんわん吠えてる犬を見てもなんか怖いのかなと思うようになったり、飼い主さんの方を見てニコニコしてる犬を見てうれしくなったり、とにかく飼い主・犬共に見てうれしくなるシーンがとても増えた。

逆にマナーを守らない飼い主や、犬に対してひどい事をする飼い主には、飼う前よりも怒りの気持ちが芽生えるようになった。フンの始末とかは特にそうだ。ちゃんとして欲しい。マジで。

医療費がかかるようになった

これはマイナス側ではあるが、我が家のトイプー氏はレッグペルテスという病気?が1歳になる頃に発病し、足の付け根の骨を除去する手術を行う事になった。保険は私の考え的には期待値としてはどちらかというと入ってもマイナスになるので、払いうる最大の費用が払えるのならば入らないほうが経済的、という持論に基づいて入っていなかったのだが、どうもこの子は医療費がかかる子、らしい。手術代とリハビリ、通院費を考えると、お迎えの時の費用よりも高くなっている。ぐは。

が、でも家族なので、じゃあその費用がAdditionalな雰囲気は実は全然していない。子供でも入院する事あるしね、くらいで捉えている。でも、保険に入らない決断をしたのは、マイナスだったかもしれないけど。

早く寝るようになった

上記のような環境で飼っているのと、トイプードルはそんなに毛が抜けない犬種なので、人間と一緒に寝られるのだが、なぜかトイプー氏は私と一緒に寝る事が多い。家で一緒にいる時間は、むしろ一番少ないと思うのだが。

夜になるといち早く私の部屋に来て、早く寝ないのか!とでも言っているかのような主張を繰り返し(寝る前に梨の木の棒をかじる習慣がついているのだが、その棒を振り回したり、投げ飛ばしたりする)、とにかく寝るまでそれを繰り返す。その根気に負けて私も寝るのだが、トイプー氏が来る前より、明らかに1~2時間以上、寝る時間が早くなっている。

ちなみにトイプー氏は上記の後、「ふー寝かしつけ終わったわ」となったかのように、部屋から出て行って、他の家族たちを寝かしつけに行く(笑)ので、家族みな、早めに寝る習慣がついてきている。

ペットというより家族の一員という気持ちがわかるようになった

以前、ハムスターや金魚などを飼っていたので、犬とはいえペットでしょ?という気持ちがあったのは覚えているのだが、本当に全然違う。トイプー氏はというか、犬はかなり感情表現・喜怒哀楽がしっかりしており、分かりやすい。

その結果として、ペットというより家族の一員感がすごい。子供の年齢感で言えば、1〜2歳くらいの、歩き始めたり、少し話し始めたりしたけど、まだまだな時と近いかもしれない。子供の時の教育よりは食べ物でのしつけなど俗物的な要素は違うけど、可愛らしさと存在感はその時を彷彿とさせるなと思う。

さあ、トイプー氏が迎えに来たので、早く寝よう(笑)

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