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ますます必要とされる人材をスポーツでどう育成するか?

みなさんこんにちは!田原直弥です。

最近NEWSを見て社会の変容をまじまじと感じるようになりました。

在宅ワークが主流になり、働き方が急速に変わっています。落合さんが言うように「withコロナ」の社会です。

きっと数か月経ち、コロナが終息してきたとしても以前のように、「9時出社でいつもの場所で11時から会議ね!」なんて言ったら、もうそんなことをする必要は無いと言われる社会になっていきます。

今後は、企業に属していても、個人で働く機会が増えます(集団で働こうとしなくてもできる)。そして現在の状況にもあるように、個人のパフォーマンス力が浮き彫りにされます。一人ひとりが今なにをしなくてはいけないのか考え、自分の仕事が社会により効果的な影響を与えるように、はたまた会社の発展の為に結果を出すことが求められています。

社会がwithコロナによって「自ら考えて結果を出せる」人材を急速に不可欠とされました。

スポーツ現場に視点を移すと、スポーツには「考える」機会が多くあります。目まぐるしく試合展開が変わる中で選手は考えながらプレーしています。謂わばスポーツはこの社会を牽引する人材育成の大きなプラットフォームなのではないでしょうか。スポーツ現場は社会の発展を担う重要なポジションに立つと思っています。

では、スポーツ指導者として、目の前の選手たちをスポーツを通して「自ら考えて結果を出せる人材」にどう育成していくか?

まず初めに、スポーツで選手は常に『何を考えて』プレーしているかというと
●プレーする状況
●コンディション
●グランド環境
●戦術(勝つための手段)
●敵味方のウィークポイント・ストロングポイント
●ルール
●チームメイトの状態
●チームの雰囲気
●試合のペース、時間帯
●目標、課題 etc...

トップ選手になるほど、ものすごい量の思考を瞬時に行っています。幼少期では考える量は少ないですが経験を通して次第に増やしていくことができます。

そしてどの年代の選手を対象にしても「考える力」を養う為に指導者ができることは、
●問を与える
●選手が話し合う(教えあう)機会をつくる
●ヒントをだす
●経験を振り返る時間をとる(経験を言語化する)
●うまくいった人のプレーを解説させる

選手に考える機会を与え、考えを言葉としていく経験を繰り返すことが「考える力」の育成になります。 

このような指導ができることが今後必要とされていきます。

しかし、監督、コーチからの一方的にコントロールするような指導だとどうでしょう。
現代に求められる人材と真逆をいくような指示・命令が無いと動けないマニュアル人間になってしまいます。それには注意しないといけません。

社会は変わるので、指導も変えていかなくてはいけないですね。


スポーツ界に「心・技・体」という言葉がありますが、現代においては「知性」を加えるべきだと思っています。つまり「心・技・体+知性」

スポーでを通じて、
社会が変容しても対応できる心(メンタル)を養い、
技(スキル)を身に付ける為のプロセスの歩み方を知り、
多くの行動を起こす為に欠かせない健康や持久力などいった体力(フィジカル)を得る。
さらに知性(インテリジェンス)を磨く。


僕自身としても、社会の変容に対応するように、知性を磨くことに必死でいます。選手たちには育成年代から磨きをかけて欲しいです。

まずは「自ら考える」を文化に!


では!!


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