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何十年と愛してきたバレーボールがまた盛り上がっている!

その昔、バレーボールマンガ全盛時代があった

バレーボールが社会的にも私的にも大盛り上がり!ネーションズリーグも盛況で、久しぶりのうれしいバレーボールブーム到来である。
私世代は、幼少期の頃からアニメでもマンガでもバレーボールが大人気だった。「アタックNO.1」では、鮎原こずえの消えるアタックや、早川みどりの木の葉落とし、ライバル高校の三位一体攻撃から四位一体攻撃まで必殺技が目白押し。
実写スポ根「サインはV」の見どころは、真っ黒のドーランを塗った范文雀演じるジュンサンダースと主人公岡田可愛のX攻撃。CGのない時代のトリッキーな演出を見てほしい。なぜ、あんなおかしな体制でアタックを打たねばならないのか、さっぱりわからん必殺技だ。
そして少女マンガ雑誌リボンで連載されていた、知る人ぞ知る「ビババレーボール」!主人公は顔の半分が目の中学生、細村知恵。主人公の親友浜京子の妹が北朝鮮チームにいて(かなりびっくりな設定)、その子が弓のように体をそらせて打つ危険な必殺スパイクを連打。このままでは妹が死んでしまうと、それを止めるために浜京子自身が弓なりで必殺スパイクを打ち、背骨が折れて死ぬという、小学生の私でも「そんなアホな・・・」と思う怒涛のストーリーを繰り広げるスポ根マンガ。ぜんぶ好きだったなー。

男子バレーの夜明け「ミュンヘンへの道」

そして、男子バレーがオリンピックに出るまでを描いたアニメ「ミュンヘンへの道」がある。その当時のスターは、森田、横田、大古の3大アタッカーと、天才セッター猫田、そしてカリスマ監督の松平!毎週、テレビに齧り付いて見ていたが、オリンピックで本当に金メダルを取った時には感動で震えた。
このブログを書くにあたり、YouTubeでオープニング曲を聴いてみたが、最初のナレーション「これは、バレーボールに青春をかけた男たちの血と汗と涙と、そして心の記録である」を聞き、その当時を思い出し胸が熱くなった。しかし、オリンピック開催までドキュメントアニメを放映して盛り上げ、そして見事に金メダルを取るという、あれほどまでにドラマチックな展開は後にも先にもあの時の男子バレーだけであろう。
そんなバレーボール世代である私は、あれからずっと、一生懸命の度合いはその時々で変わったが、バレーボールを見続け日本代表を応援してきた。
男子は長い間低迷してきたが、今、史上空前の男子バレー人気が帰ってきた。私はうれしくてたまらない。
だがアナウンサーが、「バレーは3セットを先に取ったチームが勝ちです」などと、誰もが知る常識であろうと思っていたことを伝えるのを聞き、やっぱりバレーボールはいつの間にかマイナースポーツになっていたのだなあと少ししんみりした。ジャンプで連載されていた「ハイキュー」人気で、少し盛り上がってたんだけどなあ。

日本チームが勝つたび、幸せホルモン「オキシトシン」が分泌

それはさておき、ありがたいことに、私には、私と同じかそれ以上の熱量でバレーボールを見ている高校時代からの友達がいる。
試合をテレビで見るときは、二人でずっとLINE。日本チームがアタックを決めるたび「ヨシ」「やった」と送り、サーブをミスすれば「惜しい」、相手チームに点を取られたら「残念」などと送りあう。タイムなどで、試合が中断している時には「あの選手は交代させた方がよくない?」「もっとミドルを使うべき!」などと込み入ったことも送りあう。それを2時間以上かかる試合中、二人で延々と繰り返すという、正気の沙汰ではないような有様で応援する。
しかし、おかげさまで強い日本チームの良い試合を見るたび、幸せホルモン「オキシトシン」が分泌して健康寿命が伸びている気がする。
男子代表チームのチケットは、売り出すと同時に即完売だそうだ。とても手に入るとは思えない。しかし石川祐希と高橋藍が全盛期の今、1度でいいから二人が揃って出場する試合を、その友だちと一緒に会場で見たい!
なんとかプラチナチケットを手に入れ、それを冥土の土産にしたいもんだと二人で語り合っている。ああ、宝くじを当てて、パリへ行きたい!


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