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納涼祭2022、ありがとうございました!

ありがとうございました!

創作ユニットTAGU-【たぐ・う】納涼祭2022 ~夏だ!朗読だ!肝試し大会!~
ご参加いただきました皆様、並びにご協力をいただきました皆様、ありがとうございました!

無事に終わりまして、約2時間弱のYouTubeでの配信となりました。
まだご覧になっていない方、またあの空気に触れたいなという方は、ぜひぜひアーカイブをご覧いただければ幸いです。

今回は『架空の町「たぐる町」を舞台に肝試し大会を行う』というストーリーの元、お題が書かれている6つのチェックポイントを回りながら全6作品の朗読と掛け合いをやらせていただきました。

【朗読作品リスト】
第壱話 「子捨ての話」 作:小泉八雲、編訳:池田雅之 朗読:いっしー
第弍話 「赤ずきん」 作:グリム童話より 朗読:佐藤千裕
第参話 「帰ってきた死者」 作:小泉八雲、編訳:池田雅之 朗読:野﨑香奈江
第肆話 夢十夜より「第一夜」 作:夏目漱石 朗読:佐藤千裕
第伍話 「レンズに現れた女の姿」 作:田中貢太郎  朗読:いっしー 第第陸話 「はないくさ」 脚本:野﨑香奈江 協力:ラジオBon’s Cafe 出演:野﨑香奈江、佐藤千裕、いっしー

個人的な話になってしまいますが、私は小泉八雲さんが集めた昔話が好きで、昨年は「雪女」を朗読させていただきました。
日本に昔から伝わる伝承。それって、当時の人々の想いや生活風景がとても色濃く描かれているなと思い、その空気を一番に感じるのが小泉さんの著書かなと勝手に思っております。
今年も触れることができて楽しかったです!

「はないくさ」について

今回は佐藤千裕ちゃんがゲストということで、やっぱり何か掛け合いがしたいと思って最後に定番となってまいりました”雄一くんシリーズ”から日向がメインのお話を書き下ろしました。

というのも、これもご縁がありまして…。
毎年、この季節になると戦争にまつわる物語をやりたい・触れたいと考えることが多々ありました。
地元宮崎でも特攻隊基地があったり、沖縄が近かったり。鹿児島・知覧、長崎の原爆ドーム、…など、子供の頃はそういった戦争跡地へ伺う機会が多かったからかもしれません。
しかし、戦争の物語をお届けするのはなかなか難しいテーマだと思っています。生半可な気持ちでお届けするのは違う(もちろん、他の作品もですが)。
そう思うと、なかなか動けないでいました。

そこで、今年の納涼祭をやるにあたって作品を検討している時に、「身近なところで戦争に触れる物語はないだろうか?」と考えました。
そこでメンバーに「地元の昔話、戦争の話はないか調べてもらえないかな?」と投げかけました。

そこで戻ってきたのが、千葉県館山市の歴史。
館山市は「花のまち」「花の王国」とも呼ばれるくらい花が溢れ身近な存在です。
農業者による花卉栽培生産も盛んでトップに入る名産地。
房総フラワーラインも有名ですよね!
海岸に向かうまっすぐな道に鮮やかな黄色の菜の花がブァーッ!!!!っとどこまでも続いていくようなその景色は、初めて館山に行った時に見てから忘れられない光景です。その後も館山に訪れた時にその道を走ると懐かしい感覚になります。

こんなに素敵な町も、太平洋戦争の時代は空襲で被害を受けたこと、沖縄の次に上陸戦になる場所だったと言われていること、軍事政策により花の生産をしたら厳しい処罰の対象になっていたことはあまり知られていません。

館山の歴史との出会いと千裕ちゃんの参加によって「はないくさ」という物語が産まれました。
戦後77年。もうそんなに経つんだなと思う反面、まだまだ年月は過ぎていないようにも感じます。
気付いた方には伝わったかな?いたるところに戦争の面影を散らした会話劇になっています。

日向達は色んな時代から生きている存在だからこそできた今回の物語。
今後も少しずつですが、このシリーズを展開していけたらいいなと思っております。

最後に

もう少ししたら、オリジナル朗読ドラマのキャスト様を募集したいと企画を練っております!
イラストを担当していただく方は決まって制作に入っていただいております(感謝です!!!)

YouTubeチャンネルでの公開となりますが、皆様のお力添えと新たな出逢いを求めて発信していきたい所存です!

併せてTAGU-の仲間も募集しております!
軸になって一緒に動いてくださる方はもちろん、作品創りの時だけ、配信の時だけ…でも構いません。
一緒に「創る」ことをやりたい!
「楽しい」ことをやりたい!
…という方はぜひ、ご連絡ください。