決算開示速報(タゴノウラ投資ちゃんねる)

日本株の決算情報を速報していきます。

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最近の記事

戸建市場回復には至らず【8917】ファースト住建▲33.7%減益

戸建市場の軟調が継続してる。 9月5日に発表したファースト住建の決算は引き続きの減益傾向となった。 四半期業績の推移をみても、減益傾向が脱し切れていない。 コロナ禍でリモートワークが普及したことで、郊外の広い戸建が人気となったことで戸建各社業績好調・在庫を積み上げていったが、直近ではオフィス回帰の動きが顕著となっていることから過剰在庫により単価が下落し、戸建専業業者は苦戦を強いられている。 実際に大手戸建業者の株価も軟調である。 不動産市況は好調であるが、その中でも

    • 【2593】伊藤園 ▲35%減益1Q決算を受けて株価下落へ

      伊藤園の1Q決算を受けて株価は下落した。9月2日発表となった1Q決算では▲35%の減益と見た目の悪い決算となった。 ここ数年は成長性の鈍化などが嫌気されて株価は低迷している。 業績的には横ばいか若干の成長(あるいは単にコロナ禍からの回復)がみられる状況で、成長性対比で従来のバリュエーションが高すぎたことが株価下落の要因と見た方が良いだろう。 1Qの業績自体は実はそれほど悪くない。近年の原材料費の高騰に伴って粗利が削られてしまった結果の減益であれば飲料メーカーとしてはしん

      • アメリカ、今年の株価暴落は回避か。2025年以降はトランプ政権の経済政策次第

        アメリカ経済のインフレ率が低下し、9月に利下げが開始されることがコンセンサス予想となっている。 ひと頃は利下げの実施自体年内には難しいのではというような状態だったが、ようやくインフレ指標が落ち着いてきた。しかし、投資家であればインフレ率の低下は同時に景気後退の可能性を考えなければならない。 景気後退は避けられないため、筆者も景気後退の可能性を常に考えている。株式投資をする上でも、グローバルなマクロ経済の影響からは逃れられない。とりわけ、景気敏感株を触るうえでは必須になって

        • アメリカの景気後退はいつか ~株式市場の暴落タイミングを読む~

          2022年から2023年にかけてFRBがコロナ後のゼロ金利から政策金利を5%以上に引き上げて景気後退が予想された。だが、アメリカ経済は力強さを保っている。失業率は過去最低水準を維持したまま、消費も堅調である。 では、アメリカ経済に景気後退はこないのだろうか。 筆者も景気後退が早晩やって来ると考えていたが、考えを改めた。少なくとも現在景気後退が間近に迫っているとは言えないというのが現在の見立てである。 根拠として、景気後退の重要なシグナルがまだ景気後退突入を示しておらず、

        戸建市場回復には至らず【8917】ファースト住建▲33.7%減益

          【1941】中電工有価証券運用をやめて株主還元すべき。

          中電工は、有利子負債がほぼゼロ(直近3Q決算では短期借入金が50百万円程度)の無借金経営企業である。手元現預金が約210億円と手元流動性が相応にあることに加えて、投資有価証券が約970億円ある。 現預金と投資有価証券を合わせると総資産の45%を占めており、非効率なバランスシートになっている。 有価証券約970億円のうち、社債が約700億円と大半を占める。 一方の、資産の部では純資産の比率が高く、自己資本比率は78%となっている。 ファイナンスの基本であるが、自己資本比

          【1941】中電工有価証券運用をやめて株主還元すべき。