変わらず若いままだよ。二度目のハタチを過ぎても。
二十代前半の頃、四十代以降の感覚なんて想像もつかなかった。そして、ものすごく乱暴なことを思っていた。
『四十代以降って、若さも体力も相当失われていて、先(可能性)がほぼ見えていて、“人生の消化試合モード”に入っているんじゃないだろうか』
でもね、実際に四十歳を過ぎてわかった。そんなこと全然ないんだ。
自分の感覚は二十代のころと大して変わってない。極端に言えば、高校生のころとそんなに大差ない気さえする。あっ、決して、自分が成長していないという意味ではない。(実際、成長して