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22.04.14_TAGOE活動記

だいたいの流れとして、TAGOEに来る前に手技施術を月に一回定期的に受けている。逗子に出るついでに予定をまとめている。小さい頃から姿勢の問題か、骨格の問題か、ストレートネックと言われ首が痛くなることがあり、それに伴う肩こりがひどく、加えて近年は運動不足が原因で腰が痛くなったりすることもあった。ただ、この手技を定期的に受けるようになり、生理的に発生してしまう歪みを整えてもらうことで、体の不調というものがなくなった。僕は元来、身体的にまた精神的にも静止(あるいは正止)することができないたちで、たとえば何かを感じ考えようとすると自然と体が揺れたり、斜めになったりする。これはきっと生理的なもので、つまり歪むということが起こるわけだけど、これを戻したり、また歪んだり、そういった往復のあり方というのが自分かな、と思ったりもする。部屋も常に整然としていると落ち着かないというか、そういった余裕がないことも多々あるのだけど、そこを整理する、また散らかる、整理する、その往来自体がやっぱり何か大切な気がしている。前置きが長くなりましたが、学校として新学期がはじまり最初のTAGOE。時は巡る。

2週間に1回、みんなに会えることが嬉しい

今日はフルメンバーに加えて、新しく1年生になったヒフミが参加。やや緊張の面持ちでやってきて、いきなりゾンビ映画を見たものだから、何が何だかという雰囲気だったけど、絵を描きはじめたらじょじょに楽しそうな表情に。さっそくその絵の描き方におもしろい個性があって、今後どのような表現をしてくれるのかとても楽しみ。

なんとなく今日は、いろいろなレイヤーを作ってみようかなと思った。ので、ゾンビ映画の名作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を隅で上映しつつ、ポスター制作や作品制作、加えてひなこさんに持ってきてもらったスパイスでゾンビパウダーを調合するという流れに。

ゾンビ・パウダー
実際にゾンビを作るにあたって、ゾンビ・パウダーというものが使用される。ゾンビ・パウダーの起源はナイジェリアの少数民族であるエフェク人やカラバル人にあるとされる。西アフリカ社会では伝統的な刑法としてこの毒が用いられており、これが奴隷たちにより西インド諸島に持ち込まれた。一般に、「ゾンビ・パウダーにはテトロドトキシンが含まれている」と言われている。この毒素を対象者の傷口から浸透させることにより仮死状態を作り出し、パウダー全量に対する毒素の濃度がちょうど良ければ薬と施術により蘇生し、濃度が高ければ死に至り、仮死状態にある脳(前頭葉)は酸欠によりダメージを負うため、自発的意思のない人間=ゾンビを作り出すことが出来る。ゾンビと化した人間は、言いなりに動く奴隷として農園などで使役され続けた。

wikipedia

と、wikipediaを見ると非常におぞましい背景のあるゾンビパウダーだが、TAGOEではもっと想像力を膨らましていきたい。ゾンビの固定された概念を超えていくことこそ、楽しいはず。

ゾンビになるパウダー(Tシャツは LIFE IS SWEET)

ただ、メンバーも小学3年生になり、徐々に社会の一員を歩みはじめることで、ゾンビとはこういうもの、その中で調合したパウダーがゾンビになるか、ゾンビをたいじするとか、ちゃんとまともになっていて(笑)例えば、アサキの妹のキーちゃんの方が「半分ゾンビになるパウダー」とか面白いことを言う。あたりまえのことを疑ってみたり、違う視点をもったり、そういうことがTAGOEをやる意味であったりするのだから、そこは前のようにただ自然とそういうものが出てしまうということを表すのではなくて、しっかり対話のなかで、でもこういうのも面白くない?と僕から問いかけていきたい。「はぁ、へんなの!」と言われることもしばしあるのだけど..

6月、7月と個人的な制作が立て込む予定で、どちらも中途半端にするわけにはいかないので、4期ゾンビの展覧会は8月の頭に移動することに。じっくり時間があるなかで、全部がゾンビに収縮せずに、みんなで一緒に想像を飛躍させたり手を動かす楽しさのなかで生まれたものや時間を、丁寧に作品化していきたい。純粋経験の結晶としての作品に。

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神奈川県逗子市の小学生&映像作家の山根晋によるアーティストコレクティブ TAGOE(たごえ)です。2020年の夏より活動をはじめ、毎期ごと…

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