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ツエーゲン金沢2020シーズン編成考察 -GK・DF編ー

どうも「ワールドフェイマス」ヨシタツです。今回は全日本プロレスでは無く、ツエーゲン金沢の編成を、独断と偏見と調査の結果を踏まえて考えていきたいと思います。皆さんも誰が開幕のメンバーに名を連ねるのか気になりますよねぇ。思わぬ選手が出ていたりして。参考程度に見て行ってくださいな。まずはGKからです。

ゴールキーパー GK

23. 白井裕人

21.石井綾

31. 上田樹

このポジションは2017年のヤナ将(柳下監督)就任当初から正ゴールキーパーになって4年目のシーズンに突入する、白井くんの立場は揺ぎ無いと思います。2018年に怪我の為に9試合スタメンの座を田尻くんに譲りましたが、それ以外は殆どのリーグ戦でゴールマウスを守っています。

皆さんには説明するまでも無いかも知れませんが、白井くんの反射神経はずば抜けていて、何度も負け試合を引き分けに、引き分け試合を勝ちに導いてきました。味方を鼓舞するキャプテンシーとコーチング、パントキックの精度と長短の使い分け。どれをとっても正ゴールキーパーにふさわしいと思います。

とはいえ31歳の白井くん、26歳の石井くん、18歳の上田くんと未来を見据えた年齢構成です。上田くんの出番はないかも知れませんが、石井くんのリーグ戦出場は比較的早いのではと思っています。

ヤナ将の特徴として余程の能力の開きが無い限り、競争させるからです。昨シーズン後藤くんが第2節の岡山戦に出場したのも、そんな考えだと思います。さらには石井くんは後藤くんと違い、完全移籍で入団していますので、近い将来の正ゴールキーパーの座を見据えているはずです。

石井くんは白井くんから見れば、若干前に出る際の判断力と手で止めるのか足で止めるのかの身体の使い方に難があるかなと思います。

下の動画はフランシスがドリブル突破を仕掛けるシーンで、石井くんが前に飛び出すのですが、ボールに向かって腕を出して止めにいくのではなく、そのまましゃがんで止めようとしてしまいPKになってしまいます。ボールにいっていればPKにはならないシーン。

そしてこれはGKだけではないのですが、今年はオリンピックイヤーで4月の終わりから5月にかけて日程が詰まっているので、その時期にターンオーバーとして石井くんに出番が回ってくるのではないかと思っています。だが、その前に早い段階で、リーグ戦出場を1度経験させるのではないでしょうか。樹くんは天皇杯を勝ち上がらせてくれ。しかし、練習を見ている限りではハイボールの処理には目を見張るものがあるので、もしかしたら第2GK争いは熾烈を極めるかも。

センターバック CB

2. 山田将之

3. 作田裕次

4. 石尾崚雅

27.  廣井友信

34. 杉井颯

チット(ホドルフォ)さんは左SBとして考えられているみたいなので、ここでは以上の5名とします。金沢はヤナ将体制下では殆ど4-4-2の陣形なのですが、2017年に2試合だけ3-4-2-1にトライした事があります。図はいつもお世話になっているFootball Labさんから拝借しました。

編成1

編成2

ああ、なつかしやこのメンツ(涙)という訳で、それ以降は4バックになっている訳ですが、「3バックはあり得ない」という考えは少し可能性を狭めるので想像する面白みを無くしてしまいますからやめましょう(笑)僕の仕事が減ってしまいますから(苦笑)。まあ基本は4-4-2でしょうけど。選手の質が伴ってくれば3-4-2-1もあり得ると思っています。

話は逸れましたが、今回は4バックで編成を考えていきたいと思います。今は石尾・廣井・山田の3人のうち2人がスタメンになるのではないかと思います。石尾・廣井が一歩リードといったところですが、それはヤナ将サッカーの戦術的な面に慣れているという点に過ぎません。

石尾くんは周りがしっかり見えていますし、ボールも前に運べます。ただ心配なのは昨シーズンは、山本義道くんが相手の強靭なFWにことごとくマッチアップしていたので、対人面での不安は少しあります。(追記:開幕戦の岡山戦を見て。リーダーは山田か。石尾くん自身は周りのケアを第一に動いていた印象。本領発揮にはまだ時間を要するか。)

廣井くんは身体を張るプレーが身上ですし、キャプテンを任されるほど人望が厚い。しかし、予測をするという点ではCBとしては少し足りないところがあるのと、俊敏な選手に振り切られてしまう事もしばしば。コンディションとの相談にもなりますが。それと廣井くんはパス供給能力はそれほど高くありません。

ですから、廣井くんのコンディションが良ければコンビを組むのは石尾くんか山田くんのどちらかという事になるかと思います。山田くんは昨シーズン福岡では右のHVとして使われていました(11試合出場)HVの説明は下をお読みください。

画像3

下のシーンでは簡単に裏に徳島の清武くんが抜けるのを許してしまっていますし、動画はありませんが、大宮戦では奥抜くんにも、わりと簡単な突破のされ方をしています。

福岡は3バックで守備時5バックのゾーンで守っている事を考えると、金沢は全然違うわけですが、常に首を振って、相手がどこにいるかを確認している感じが、僕が見た限りではありませんでした。SBも経験しているのでボールを前に運ぶという意識は高いと思います。上記の点を改善してチームにフィットしてくれば石尾・廣井のどちらかを押しのけてスタメン入りするのではないでしょうか。(追記:開幕戦の岡山戦を見て。危険察知能力が格段にアップ。空間認知にも優れておりコーチングも細かく行っていた。完全にディフェンスリーダー格です。)

杉井くんに関しては177cmという点で上にあげた3人よりチョイスに迷うのと、下の動画のシーンで愛媛の山崎くんとの競り合いの身体の使い方があまり良くない。

左足には自信があるという点とCBの守備力を生かしてSBで起用という事が十分あるのではないでしょうか。

(追記:開幕戦の岡山戦を見て。カバーリングに追われる時間帯が多かったものの、縦への意識や試合終盤に見せたクロスなど、攻撃面での成長に期待したい。昨年までの左サイドから見ると守備面に関しては格段に向上)

作ちゃんにも頑張って欲しいですねー。日程の件、天皇杯出場、もし3バックになったとしても、対応できる経験値。金沢の日本人選手随一の黒さ(笑)山田くんは間違いなくイケメンですが、どっちかと言えば作ちゃんの男臭さに私なんかは惹かれるわけです(聞いてねぇよ)まあ、最大の推しメンは窪田きゅんですけどね(それも聞いてねェ)

サイドバック SB

右SB

24. 長谷川巧

25. 高安孝幸

左SB

29. ホドルフォ

34. 杉井颯

39. 下川陽太

結構、逆のサイドが出来る人も多いんですけど、一応こういうくくりにしておきます。右は長谷川くんの仕上がり次第でしょうね。一応キャンプでは元気な姿を見せてくれているみたいですが、無理に急がない事を望みます。損傷の具合、手術の方法によって試合が可能になるまでばらつきがあるようです。膝前十字靭帯損傷に関しては下のリンクに詳しく書いてあります。そんなにじっくり読まなくていいかも知れませんが、早期の復帰はあまり良くない事はわかります。

http://www.heartful-health.or.jp/shimadahp/manabu/acl-reha.pdf

高安くんは両サイド出来ますし、パス・クロスの精度やオーバーラップのタイミングに問題は無いとは思いますが、90分間の出場で常に緊張状態で試合に臨めるかという事と、守備面での不安はあります。

左サイドですが、下川くんはSBも出来ますが、やはり攻撃での持ち味が大きいのでSHでの起用が有力でしょう。ですから、左サイドはチットさんか杉井くんの争いだと思います。(追記:開幕戦岡山戦を見て。SHは金子・大石・窪田・本塚か。下川くんは上門くんとのマッチアップで自由にさせないようにしていたが、長谷川くんの復帰・高安くんの台頭で起用の幅が増えそう)

正直、組合せの妙があるとは思います。今までの采配を見ていると、そこまでヤナ将はあまり気にしていない気はしますが・・・。SHが下川くんならSBは杉井くん、SHが窪田くんならSBはチットさん、うーん待てよ。大石くんと金子くんもいるし、本塚くんもいるなぁ・・・と訳分からなくなってきましたが、チットさんは確かにピッチを上下動するスタミナとスピードには問題ないと思うのですが、やはり山形にいた時の長崎戦での呉屋くんを倒して退場になったあの場面ですね。

編成3

倒し方では無く、上の図のようにボールに身体は向いているのですが、呉屋くんが視界に入っていないので対応が遅れています。CBにしろSBにしろこういう所を治さないと、いくらハードワーク出来ると言っても難しいのではないでしょうか。

もちろん少数精鋭ですし出番はある、というか出てもらわないと困りますので、そういう所も指摘されていると思いますが、開幕は杉井くんが左SBで出そうな気がします。日本のSBは比較的背の低い選手が多いので、177cmの杉井くんでもかなり競り合いには有利ですし、マラニョンやクルーニーを見ていると、試合中のコミュニケーションや指示がそんなに伝わっている気がしないんですよね。よって僕の中では杉井くんが少し優勢です。

さて、ここまでで三千文字をとっくに超えておりますので、MFとFWの編成考察はまた後日という事で、みなさんも妄想を働かしてお待ちくださいね。


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