金沢と水戸の比較。追いかけたくなった同じ歳の監督。
どうも、シェイン・マクマホンです。今回は、僕も勉強の為に色々と調べたいと思い、調べてみてやはり水戸を追いかけたくなったというお話です。一連の比較を行ったのちに、先日アップした内容にたどりつきました。
一度、予算には目を通していたのでクラブの規模は近い事はわかっていたのですが、クラブの規模に関わらず色々と興味が沸いてきました。
創設
・金沢1956年 「金沢サッカークラブ」創設 2006年名称をツエーゲン金沢に変更
・水戸1994年 「フットボールクラブ水戸」創設 1997年「プリマハムフットボールクラブ土浦」と合併、1997年名称を水戸ホーリーホックに変更。
一概に歴史が長い短いで優劣をつけるつもりはありません。茨城には鹿島という名門がありますし(1947年創設 住友金属工業蹴球団)石川に現在ツエーゲン以外にプロサッカーチームはありませんので。逆に近隣にクラブがあるにも関わらず新たに地元にクラブを作るという、サッカーに対する思いを感じます。
人口
金沢 ホームタウン=石川県全域 約114万人
水戸 ホームタウン=水戸市、ひたちなか市、笠間市、那珂市、小美玉市、茨城町、大洗町、城里町、東海村 約72.7万人
その地方が抱える問題があると思いますので勉強中ですが、水戸が抱える集客問題があれば教えて下さい。
石川は縦に長い地理の為、能登北部や加賀南部などは余程好きでないと来られないでしょう。車のアクセスはICがスタジアムのすぐそばにあるので便利ですが、電車で金沢駅に来るとシャトルバスで20分ほど。15分間隔で10本前後出ています。週末は隣接する産業展示館でイベントをやっている事も多く、車で行くなら早めが確実。帰りの渋滞も以前よりは緩和しましたが、それでも敷地内から出るのには時間がかかります。
マイカー慣れしている県民は、バスに乗る事があまり習慣になってない人も多い。バスの路線も、金沢駅から縦に海へと延びる路線は案外充実していますが、海に平行に走る路線は少なく、今後、新規観戦者の獲得や私も含めて、観客の老化に対してどう集客していくか考えていく必要があるでしょう。
スタジアム
・金沢 石川県西部緑地公園陸上競技場 収容能力20,261人
新スタジアムの概要↓
https://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20191018001.htm
・水戸 水戸市立競技場(ケーズデンキスタジアム水戸)収容能力 約12000人(2000は芝生席の為に「約」が付く)
こちらはまだ不透明な状態です↓
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15746798641289
Twitterのフォロワー数
金沢 約2万7千人
水戸 約4万4千人
ツイッター、インスタの利用率が47都道府県中最も低い石川県。TVニュースなどの露出でアピールしていますが、それが集客に結びついているのか。
主な数字の比較
両クラブとも上位のクラブに比べて良くやっているなという印象です。2019年は水戸は伊藤くん、金沢は山本くんがマリノスへ移籍。その資金がどうなっているのか気になります。
全クラブの経営情報をご覧になりたい方は下のPDF資料をご覧ください。(入場者数は載っていません)
https://www.jleague.jp/docs/aboutj/club-h30kaiji_4.pdf
主なコラボ企画
金沢 EGGコラボ・ミニ四駆コラボ・クレヨンしんちゃんコラボ・うんこドリルコラボ
水戸 ガールズ&パンツァーコラボ
両チーム毎試合「〇〇サンクスデー」みたいなのはやっている。水戸のガルパンコラボは2017年ごろから続いているみたい(間違ってたらごめんなさい)金沢は単発。グッズは売れなかったらずっと販売していました。
チームスローガン(または理念、両クラブ公式HPより)
金沢
水戸
金沢は去年から変更されていません。継続して行っていくという事なのでしょう。水戸はスローガン・目標がはっきりしています。それに比べると金沢はぼやけている。インフォグラフィックは大切な試みではあるのですが、あくまで直観的なもので、中身を見てみると水戸のほうが分かりやすいと思います。
育成理念
金沢
たくましい心と身体を持った選手、魅力ある選手を育成し
自信を持って社会へ旅立たせる!! (と、太赤字で書いてある)
水戸
育成に関してはJFAの育成方針にほぼ則っていると思います。両クラブともオリジナリティを見つけ出すには至りませんね。ちなみに金沢は2人、水戸は7人のトップ昇格者を輩出。
新体制発表会の新聞社の取り扱い
金沢
水戸
水戸経済新聞の発行部数が調べても分からなかった為に、単純に地元住民にどのくらい見られるのかわかりませんでしたが、水戸のほうが濃い内容でしたし、サポーターが知りたい事がわかったように感じました。
地元に暮らしていて北國新聞のツエーゲンの扱いはあまり大きくないと感じていますし、GMが朝日新聞のインタビューに答えるなど、それは別に悪い事ではないのですが、北國新聞はかなり他の企業のスポンサーや後援が多いのでツエーゲンに関わる割合は少ないと感じています。ちなみに北國新聞はユニフォームパートナーですが、水戸経済新聞の名前は公式HPのパートナーに名前はありませんでした。茨城新聞が発信していた新体制発表会の記事は見当たりませんでしたが、モバイル版では北國新聞程度の扱いで出ていました。
対戦成績
金沢の3勝3分5敗で昨シーズンは1分1敗でした。レビューした感想は完敗といった気持ちでした。さすが「水戸ナチオ」というべきでしょうか。水戸っていいチームだなぁとレビュー中にもらしているのがこちらです
移籍状況
これは、何人入って何人出たとかという事では無く、クラブに入ってステップアップ出来たかダウンかという僕個人の指標になってしまいますが、いわば自分の子ども(選手)を金沢塾に入れたくなるか、水戸塾に入れたくなるかという事です。(画像はFootball Labさんより)
金沢
ステップアップは山本義道くん。マリノスで2番を背負う大躍進。しかし、その他はステップアップとまでは行かず。3年間金沢で過ごした垣田くんは鹿島では無く徳島へ、一時五輪代表候補にもなった小松くんは山口へ再修業の旅へ。加藤くんはドリブルと運動量を買われ山形へ。「みんなが試合に関われるようにする」との事で少数精鋭に。金沢ヤンツー塾の再起の年2020年。
水戸
小川航基くんは17試合で7ゴール。E-1で華々しく代表ハットトリックデビュー。その他、清水・宮・浅野・福満・黒川をしっかり成長させて送り返したが清水くんが岡山、福満くんが福岡へ。純粋にJ1へステップアップしたと言えるのは4名。実績としては水戸塾に軍配。
監督
金沢
柳下正明(60歳)
選手歴 1982-1992 ヤマハ発動機
代表歴 1974-1980
監督歴 2003 ジュビロ磐田
2004-2006 コンサドーレ札幌
2009-2011 ジュビロ磐田
2012-2015 アルビレックス新潟
2017- ツエーゲン金沢
秋葉 忠宏(44歳)
選手歴 1994-1996 ジェフユナイテッド市原
1997 アビスパ福岡
1998 セレッソ大阪
1999-2004 アルビレックス新潟
2005-2006 徳島ヴォルティス
2006-2008 ザスパ草津
2009-2010 SC相模原(選手兼監督)
代表歴 1995 日本 U-20
1996 日本 U-23
監督歴 2009-2010 SC相模原
2013-2014 ザスパクサツ群馬
2020- 水戸ホーリーホック
2011-2012 水戸ホーリーホックヘッドコーチ
2016 U21日本代表コーチ
2017-2019 U18日本代表コーチ
思いついた角度から調べてみましたが、実際のところ、あの堅い守備のサッカーが僕と同じ歳の秋葉監督によって、そして新たな加入選手によってどうブラッシュアップされるのかというのが一番気になっているところです。そして4年目のヤンツーとの対決。負けず嫌いの我が軍の監督がやられたままで終わらせる訳がない、と思っているのは私だけかもしれませんが、ヤンツー塾と長谷部前監督から受け継いだ水戸「秋葉」塾の育成のゆくえも気になります。単純に順位だけではない興味が、僕の中で沸いてきました。あとはまだ勉強中で、色々とリーグ戦を見る中で発見していきたいと思います。
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