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2020シーズンのツエーゲン金沢を緩めに振り替える ~選手編~ PART2

果たして意味あるのかな?と、ふと考えるが、やる事で意味が生まれる事もある。俺がこれをやる事で自分で良い酒が飲めるのじゃ(嘘・下戸です)。勝てばもっとうまい酒が飲める。だって、個性派集団だし、いじらないのがもったいないじゃん。それではPART2お願いします。ちなみにPART1はこちら。

DF

長谷川 巧 31試合出場(26先発)

2019シーズンに出会った好敵手の下川くんとチームメイトとなった運命の2020年。しかし、怪我から戻ってきた彼は別人だった。去年の思い切りの良いプレーは鳴りを潜めた。キレのあるドリブル突破が無くなり、クロスは正確さを欠いた。だけれど僕らは巧を待っていた。長い休みから帰ってきた巧は群馬戦で初ゴールを挙げて僕らを喜ばせてくれた。ヤンツーさんも巧の可能性や今後を考えて使ってくれてたのでは、と思う。

ただ、2020年はパスを出す技術とボールを受ける技術は向上していた。次はそれを繋げてゴール前に迫る事が出来るかがアルビでの仕事となる。

ありがとう巧。僕らは巧が大好きだ。

高安 孝之 33試合出場(16先発)

2019の最終戦がデビュー戦となったが、実際2020がルーキーイヤーである高安くん。しかし、本人は2年目のジンクスのような苦悩を味わった事だろう。途中出場途中交代が多く、フル出場したのは4試合だけ。長谷川・下川の次という位置付けになってしまった。

さらにはシーズン前半は窪田くん、後半には頼盛くんという前のSHとのコンビネーションを構築する事が出来なかった感も否めない。攻撃のセンスを買われ右SH起用の試合もあったが、本塚・ホドルフォの台頭で結局SH起用は5試合に止まった。

攻撃面ではセンスの光るプレーや、思い切りの良い前への動き出しなどを見せている一方、ディフェンス面での成長が大きな課題だ。しかし、1年目にして2年目のジンクスを終えた高安くんの2年目は、ブレイクを期待せずにはいられない。

廣井 友信 27試合出場(27先発)

おい、嘘だろ。27試合って。そこまで背番号に合わせてくるか(笑)。と今初めて気がついたタギさんであったが、やはり2019シーズンと比較するとチームの全体的な守備力の低下と出場時間の減少は寂しい。山田くんの離脱が計算外だったとはいえ、シーズン後半のクオリティでは石尾・庄司のコンビに割って入る事は難しいかもしれない。

ただ、光明は最終節に射した。敗れたとはいえ石尾くんのいない、公式戦で初となった作ちゃんとのコンビで廣井くんが見せたプレーは、キャプテンとしてふさわしく、気迫がこもったものとなった。詳しくはこちらに記しておいた。

https://note.com/tagi_foot/n/n13628e199bec

もっと早くこんな廣井くんを見たかった。ただ、楽しみは2021年にとっておこう。今年こそが正念場。過密日程で途絶えてしまったnoteの再開も心待ちにしております。

ホドルフォ 25試合出場(14先発)

磐田戦で途中からFW起用で投入された。琉球戦では決勝ゴールも決めた。シーズン序盤で残したインパクトとは裏腹に、先発に定着したのは11月に入ってからだった。それだけ仕上げるのに時間が掛かったのだろうし、SBとSHのどちらにするか、ヤナ将も迷ったようだ。

結果、渡邊泰基という心強いSBを得た金沢はスピードを活かせるSHにチットさんを置いた。まだまだ粗削りで守備に不安はあるが、来年も観てみたいと思えるほどの頑張りと魅力が出てきた。

ハーフスペースを使ってのPA内への進入も魅力の一つだが、やはり一番の魅力はピッチを出る際に必ず深く一礼する事。日本人より和の心を持ったブラジル人は、もしかしたら一番金沢に合う外国人になるのかもしれない。問題は、現在の緊急事態宣言時の日本に帰って来れるのか?という事だ。そのせいでまたチットの開幕が遅れてしまいそうな気がする・・・。

杉井 颯  13試合出場(4先発)

レイソルユース出身でキャプテンを務めた彼は、トップチームで「レイソルの杉井颯」と呼ばれる為に、自分に足りないものを身に付ける為に金沢へとやってきた。開幕当初こそ試合にコンスタントに出ていたが、徐々に出場時間が減少し、9月以降はほぼ試合に絡まなくなった。

金沢には居ないキャラクターだったので1年でいなくなるのは非常に残念だ。明るいながらもシビアな面もあり、若手の中でも異質だった。

金沢から鳥取へ。柏に戻る為にはまた回り道しなければならなくなったが、必要なものを手に入れる為。辛いサヨナラではない。鳥取から風に乗って颯の良い知らせが聞こえるのを待ちたい。

下川 陽太 26試合出場(25先発)

皆さんの意見は色々あるだろうが、僕のシーズン前半のMVPは下川くんだ。怪我で欠場するまでに1ゴール5アシスト。藤村くんが2020シーズンで7アシストだから、もう少しうまく使ってあげれば、もっと数字を残していたのではと思う。合計5つのポジションをこなしていた下川くんだったが、結局最後はどこにも落ち着けなかった。

その理由とはなにか。彼は他の選手とはレベルの違うクロスなどのパス精度やドリブル突破力を持っていた。だからシーズン終盤の金沢は彼に依存したくなかったのだと僕は思っている。来季へと舵を切っていた金沢が下川くんと決別した日。下川陽太の2020シーズンは1か月早く終わってしまった。来季は下川くんが山雅の主力となれるか。金沢にいた事が無駄ではなかった事を証明するシーズンとなる。

MF

大橋 尚志 29試合出場(28試合先発)

2020シーズンは大橋くんの躍進せねばならないシーズン、だと思っていた。持ち前のボール奪取能力は変わらなかったものの、パスミスからチャンスを作られてしまう事も多く、怪我をした際には下川・本塚が台頭してきた事もあり、その地位も危ういかと思われたが、監督からの信頼感と藤村くんとのコンビの安定度からか、復帰後もレギュラーの座は守った。

ただ、開幕当初から盤石だと思われていたその座が、少し危うくなっているのは間違いない。ただでさえ「中堅顔」の大橋くんが本当の意味で中堅になってきた。だからこそ2021シーズンこそがさらなる進化の時。ラストパスの精度を上げてアシストを増やして欲しい。

藤村 慶太 38試合出場(37先発)

まさかの永遠くんと同時期に入籍しているという事が発表され、我々を驚かせた副キャプテンは新婚という事とは関係ないだろうが、警告が減りながらもボール奪取力は変わらないという進化を見せつけた。

アシスト数は昨シーズンより増えているものの勝ち試合でのアシストがあまり無く、無双状態が目立った去年から見ると印象は薄い。またシーズン終盤になって「今年は得点は無いかな」と思った矢先にしれっと得点してしまうのも彼らしい。

また、金沢に残るという事自体がとてもありがたい事で、ヤンツーサッカーにおいて欠かせないピースである事に違いない。たまに「えっ」と思う場面でボールを奪われ失点する事もあるが、それでもこの男に替われる存在はいまのところ出てこない。

大石 竜平 6試合出場(1先発)

開幕戦の岡山戦から約7か月半。竜平のアニキの再開幕がシーズン終盤に訪れた。長い間のお勤め(リハビリ)明けでスタメンには入れなかったが、久しぶりにベンチにアニキの名前があった時は「ウォー!」と叫んだなぁ。みんなが試合に出ている中でさぞかし悔しい思いをしただろうに。

SHは一番競争が激しいポジション。新顔も入ってきた。昨年のキャンプでは強面のイメージを一新しようと(?)変顔番長になっていたが、ピッチの中ではギラギラした竜平のアニキのキャラは維持して欲しい。頼もしいのよ、マジで。

という訳で、PART3へと続きます。その後はデータ編、来季の展望編、超人オリンピック編、ドレスローザ編、魔人ブウ編へと続く予定です(ジャンプ万歳)ではまた緩くお会いしましょうね。さいなら、さいなら。






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