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【オレみたいになるなよ!】口述試験にまつわる苦い思い出

こんにちは。企業内診断士のタガックスです。

診断士2次試験の発表日が今週末に迫ってきました。
受験された方は、緊張の心持ちで結果を待っていることかと思います。

実は私にとって、2次試験合格から口述試験までの数日間は、今でも思い出したくない大失敗の記憶として残っています。
今回は敢えて記憶の封印を解き(笑)、勇気を出して恥をさらしてみようと思います。これから口述試験を受ける方が同じ失敗をしないように少しでも参考にして頂ければと思います。


1.2次試験後に犯した3つの失敗

そもそもの失敗の発端は、実は2次試験直後から始まっていました。

【失敗1】2次試験に「受かるはずがない」と決めつける
解答用紙を白紙で提出したわけでもなく、正答が公表されているわけでもないのに、自分の勝手な主観で「不合格」と決めつけるのは、今思えばおかしな話ですよね。

【失敗2】「試験のことなんか思い出したくない!」と、振り返りを放棄
「どうせ落ちてるし、1か月くらいサボってもいいよね?」と自分を甘やかし、再現答案はおろか問題を見直すことすらしませんでした。

【失敗3】「口述試験?どうせ受けられないし」と、下調べを一切しない
当然口述試験についても「自分には関係ないから」と、対策は一切していませんでした。


2.そして迎えた合格発表当日


結果発表の当日、会社のトイレからこっそりスマホで結果を確認すると…なんと自分の番号が!
一瞬の喜びの後に、頭に浮かんだ疑問…。
「口述試験ってそもそもどんな試験だっけ?」
 何を聞かれるんだっけ? 時間はどのくらい? そもそも個人面接だっけ? 面接官は何人いるんだろう?
…とりあえず何かしなければ、と、合格発表の2日後に開催される模擬面接を予約しました。
しかし、翌日は試験の下調べを少しするくらいで終わってしまい、事例の会社がなんの会社だったかも怪しいまま模擬面接当日を迎えました。

3.模擬面接で撃沈!


そんな丸腰の状態で臨んだ模擬面接。もちろんうまく受け答えができるはずがありません。
面接官:「D社がコーヒー豆を買い付けるにあたり…」
タガクス:(コーヒー豆? D社って輸入食品店かなんかだったっけ…。) ※D社は喫茶店です。
一事が万事こんな調子で、話が噛み合うわけもなく、予定時間の半分を過ぎたところで「すみません、全然分からないので答えられません。」とギブアップする羽目になりました。
口述試験は合格率がほぼ100%のため「何か話せば受かる」と言われていますが、模擬面接でその滅多にない「受からないパターン」をやってしまったわけで…。会場からの帰り道は半泣き状態でした。
しかし、ショックに浸っている場合ではありませんでした。その時点で口述試験まで1週間。

4.必死で挽回する1週間

平日の日中は仕事があり、しかもそれなりに忙しい時期だったので、口述試験対策にとれる時間は1日1~2時間がいいところでした。
限られた時間の中で私がやったのは、事例の会社のことを「さも自分の会社のように」話す練習でした。
「最近、社長が『研究開発が大事だ!』って言いだして、院卒がたくさん入社してきてさ…」と、与件文の言葉ではなく自分の言葉で話すことによって、各事例の会社で起きていることのイメージを頭に叩き込むようにしました。苦肉の策で始めた練習でしたが、結果的には自分に合っていたようで、1週間でなんとか事例の内容を思い出し、それなりに説明ができるようになりました。

5.最後に、これだけは伝えたい!

その後、口述試験当日もなんとか乗り切ることができ、おかげさまで今の私があります。ですが、2次試験発表から口述試験までの10日間はもう2度と経験したくありません(笑)。
今、2次試験の結果を待っている人の中には「自分は絶対受かっていないから口述試験の準備なんて必要ない」と思っている人もいるかもしれません。
ですが、万が一を考えて、せめて準備だけはしておいた方がいいです。
予想に反して受かってしまった(?)場合、口述試験までは本当に時間がないです。
また、残念ながら2次試験でよい結果が出なかったとしても、次回チャレンジする際に必ず役に立ちます。

2次試験の結果を待っているすべての方のご健闘をお祈りいたします!

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