責務
何を求めてるのか分からない。
ずっと気持ち悪い。
こんなことで沈むような
素直に言えないような
壁作ってそれにぶつかって一歩出られないような
優しさを拒絶するような
そんな自分も
それを取り巻く他人や高校や家族
優しさを浮かべる先生やクラスメイト
更には彼のことでさえも
嫌気がさしてしまった。
きっかけは分からない。
少し前からちょっとした息苦しさと気持ち悪さが収まらない。
消えたい。そう直感的に感じる。
初めて切った時からそれは明確になって
私の中に留まっている。
切る事で忘れようとした。
目を背けようとした。それは今も続いている。
こんなとこで倒れない、弱らない。
まだいける。こんなの頑張ったに入らない。
弱くない弱くない。まだ足りない足りない。
そう言い聞かせた。
消えたいと思ってるのは事実。
でもまだ駄目。まだ消えられらない。
あの二人が生きている以上、私は消えられない。
一人は約束を、一人は安らぎを。
約束は守る。まだ一緒にいたい。
たとえどんなに消えたくても
全うする。
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