見出し画像

【曲コメント】べつにいいんじゃね高校 校歌

以前公開したオリジナル曲「べつにいいんじゃね高校 校歌」の解説記事です。

前にツイッターで、自分の思っていることを架空の校歌にしてつぶやくという流れがあり、それだったら実際に曲として作っちゃおうというのがこの曲の趣旨。しかしまあネットを見ているとよくそんなこと思いつくなと感心することが多く、この校歌にするというスラング(?)もまたそのひとつである。

さて曲を作ることは決まったものの中身はどうするかだが、ちょうどこの頃は自己啓発本を読むことにハマっていた。主にメンタルをどのように保つか、どうすればストレスを感じずに済むかということに興味があり調べていたが、どの本も最終的には気にしないようにするという結論になるものが多かった。

嫌なことが起きたという事実が引き金となり、嫌な気持ちになるのが心のメカニズム。起きたことは変えられないし今後も起こりうることなのでそこはあきらめて、嫌な気持ちにならないように事実と心を分けて考えるのだ。言うのは簡単だが割り切るには慣れが必要だ。それはそういうもの、とありのままを受け入れるのが良い、とよく本には書いてあるがそこまでコントロールできたら仏様の領域だと思う。

とくに参考になったのが下記の本。

失敗図鑑 すごい人ほどダメだった! Kindle版 大野正人 (著)

この頃は読書の始めたてで文字を読むことに慣れていなかったが、子供向けの本なので読みやすく、すぐ理解できた。また、成功本は世の中に多いが失敗本は少ないのである意味貴重だ。この失敗をしないようにすれば良いのだ。
歴史上の偉人たちも完璧ではなく何かしらの欠点があった。天才達ですらこんな風なんだから凡人の僕らが悩んでも仕方ない。

曲についてだが、校歌を作るぞと意気込んだもののさて校歌らしさとはいったい何だ?ということに悩みつまずいた。なんせ校歌なんて作ったことないからね。
作ったことのないジャンルは研究から始めるのが一番だ。早速いろんな校歌を聞いた。

その結果、下記の結論に行き着いた。
・楽器はピアノひとつ
・コードとメロディはシンプル

校歌は体育館でみんなで歌うという印象が強いから、楽器はピアノの伴奏一本にした。甲子園で勝ったときに歌うような壮大なものもあったが今回は除外した。

耳コピして分かったが校歌のコード進行とメロディは恐ろしくシンプルで民謡や童謡に近い。これは興味深かった。4つか5つくらいのコードしか使ってない。中にはいわゆるポップスのように複雑に動くものもあったがスタンダードなものにしたかったのでシンプルな構成にした。

映像を作るときの苦労点だがFinal Cut Proが文字の縦書きに対応してなくて、伸ばし棒(ー)が縦にならずこれ(|)で対応した点である。縦書き対応してくれ頼む!

今回もボイスレコーダーに録音した素材があったので特別に公開します。


皆さまの暖かいサポートにより私TAGは成り立っております。いつもありがとうございます。