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鬱を抱えながらも、薬漬けになることを恐れ、頑なに精神科には行かず自力で何とかしようとも…

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鬱を抱えながらも、薬漬けになることを恐れ、頑なに精神科には行かず自力で何とかしようともがき、それでも楽しく生きたいと願う者。 記憶のカケラを失くすことで、鬱から逃れようとしてきたけれど、過去と向き合うことで成長できることもあるかもしれないと、とりあえず何か書いてみることにする。

最近の記事

トラウマ

子供の頃、親が喧嘩してるだとか、家庭環境が複雑だとか、そうゆうのはドラマの中だけの話だと、何故か思っていた。 友達にもそうゆう家庭環境の子はいたんだろうし、何なら親戚にだって複雑な家はあった。 周りを見ても、いくらでもそうゆうのはあったはずなのに、あたしはどこか他人事で、ウチは親が喧嘩をしてるとも思わなかったし、何の問題もないと思っていたのだ。 どう考えても、ウチは何の問題もなく、普通で幸せな家と言い切れたものではなかった。 ウチでは、おじいちゃんが暴れたり怒鳴ったりする日

    • 頭の中の消しゴム

      韓国映画のタイトルにあった。 気にはなっていたけれど、あたしは結局映画は見ていない。 映画は、若年性アルツハイマー病を描いたものだった。 あたしはアルツハイマーではない。 物忘れは少しずつ多くなってはいるかもしれないけれど、きっとそれは歳のせいだろう。 ただ、あたしの頭の中にも消しゴムが存在している。 それは、鬱から逃れる為に自らが創り出した産物だ。 大きなショックをきっかけに、酷い鬱状態に陥るようになったあたしは、得意の妄想で、頭の中に消しゴムを創り出した。 ショック

      • 双極性障害

        あたしはきっと躁鬱なんだろう。 自分ではそう思っている。 鬱状態がない時は普通に生活できていて、何の問題もない。 鬱状態になれば気分が落ち込み、自分は必要のない人間だと感じ、塞ぎ込む。 ここまでは普通の鬱病だろう。 けれど、あたしは度々ハイテンションになる時期がある。 躁鬱とゆう言葉を知らなかった時は何とも思っていなかったが、知ってから、自分はきっと躁鬱なんだなと思えた。 今は双極性障害と言うらしい。 自力で治してやると思っていても、診断されたわけでもなければ、勝手にそう思っ

        • 怪しきクリニック

          鬱の症状が酷くなっていき、どうしたものかと思っていた時、友達から 「このクリニックはどうかな」 と勧められた。 精神科には行きたくなかった。 地元の友達で、精神科に通い、薬がないと心配で落ち着かなくなる子がいた。 夜も寝付けなくなることがあると、睡眠薬も飲んでいた。 薬漬けだった。 友達を想うと同時に、こんな風にはなりたくないと思っていた。 しかし、自分の鬱の症状も日に日に酷くなる為、仕方なく行ってみることにした。 「クリニックは相性もあるから、行ってみて合わなそうならやめた

        トラウマ

          鬱と生きる

          死ぬことばかり考えていた頃、ふっと意識が身体から飛び出たことがある。 自分の斜め後ろから、自分の後頭部を、モノクロのTV画面で見ているような感覚だった。 身体はちゃんと歩いていた。 赤信号の横断歩道で止まり、目の前を車が走っていく。 自分の後頭部をぼーっと見つめながら、あることに気がついた。 「コレ…、押したらあたし死ねるじゃん」 自分の背中を押そうとした。 思いきり。 その瞬間。 「行かないで!」 従姉妹の顔を思い出し、飛び出た意識は身体へと戻った。 上京する少し

          鬱と生きる