【中学受験】考える勉強ってなんだろう

「思考力を鍛えます」「考える力をお子さんに」など、塾のチラシでも参考書の帯でも、考える勉強を強調したものが無数にあります。そしてその影響を受けてか、保護者の方でも「塾のテキストの1問1答のページは使いません。考える問題だけしかやりません」という方が結構います。

そして、実際、体験指導を依頼されてお子さんの学習の習熟度を見させていただくと、「アルカリ性水溶液はBTB溶液を何色に変える?」とか「政令指定都市の機能は?」といった基本的な知識が全く付いていないまま、難しい問題を解かされているお子さんが多数見受けられます。

難しい問題の扱い方は、

・誰かが一緒に考えてあげる

・一人でじっくり考える


の2つの方法が考えられますが、頻度に関しては基本的な勉強をまずは週5日、考える勉強を週1日くらいから初めてはどうでしょうか。

そして、残り1日は完全オフか夕方までは自由時間にしてあげても良いのではないでしょうか。子どもの思考力を育てたかったら、スケジュールをキツキツに埋めないことです。ぼんやししている時間がお子さんを育てます。

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