【くりえいとほおぷフェス2022 part2】参加レポート

※この記事は、2020年6月22日時点の元記事から転載しています。

2022年6月11日(土)~19日(日)に、「くりえいとほおぷフェス2022 Part2」に参加しました!参加された皆様、お疲れ様でした!

VOiCEの説明は公式サイト、もしくは前回記事の冒頭に書いたのでリンクしておきます。

くりえいとほおぷフェスでは、くりえいとほおぷVOiCE運営という2組織がイベントの運営・主催を担っていますが、本記事内では両者を区別する必要性があまりないのでまとめて「主催」と表記します。必要な際には区別して言及します。

今回は会場で試したいことがあり、前回とは少し違う展示を試みました。前回は「Pixivへのリンクによる作品への誘導」と「画像によるスペース装飾」がメインでしたが、今回は「撮影スポット」「着替えアバター」「会場で読める小説」「サークル紹介動画」を展示してみました。会場内で楽しめる仕組みを少し増やせたかなと思います。

また、自分のサークル展示や当日の会場内企画を通して「会場を使って遊ぶ」ことができそうだと感じはじめました。リアルとオンラインは同じにはならないと考えつつも、オンラインをリアルの代替と捉える意識がなかなか抜けていなかったのですが、リアルでは実現しにくい「会場を使って遊ぶ」がひとつの解かもしれないなと感じつつあります。

そして、イベント当日は展示物がリンク切れ表示になるトラブルが起こりました。オンライン会場全体のトラブルに遭遇した場合、主催の情報発信を待つことが最優先と考えて大人しくしてしていましたが、情報発信を待つ間に参加者の不安を軽減する仕組みが少ないのは課題かなぁと感じています。ここは主催と参加者双方の理解(共通認識?)が必要かもしれません。

なんやかんやありましたが無事にイベントを走り切りましたので、9月予定のVOiCE正式リリースを経て、次は11月のくりえいとほおぷフェスの参加が楽しみです!

■駆け足で自己紹介

スティレオという二次創作BLのCPで同人活動しています。スティレオは健康にいいぞ。

主に赤ブーさんのオンリーイベントに出ていましたが、最近はVOiCE VRやOperation VR ExtraといったオンラインVRイベントでも遊んでいます。くりえいとほおぷフェスは2回目の参加です。

■展示と振り返り

2月からBlenderという3Dモデリングソフトを触り始めました。クリスタでマンガを描くのに使う素材を自作したくて始めたのですが、なんだか楽しくて色々作っています。その延長で、会場の撮影スポットになりそうなモニュメントやアバターを作ってみました。

撮影スポット

LOVEスタチュー。実際にNYの街中にある置物で、作中でも3年前の大崩落時に背景として登場しました。アニメではキャラが意識を取り戻した場所がまさにLOVEスタチューの前だったりと印象的に描かれていたので、これがはCP関係なく撮影スポットとして遊べるのではと設置してみました。拡大表示しているので巨大ですが、ファイルサイズは203KBと軽めです。


着替えアバター

VOiCE VR会場内にアバターをオブジェクトとして展示すると、他人もそのアバターに着替えられるという機能があります。HLの住人アバターを用意したら会場が賑やかになるかもと夢を見て試しました。技術不足故にシンプルな塊アバターになってしまったので、次回の目標はアバターの種類を増やすこと、アバターを軽量化すること、首を動かせるようにすることです。

「着替えられるのは知らなかった」という反応も見かけたので、こういう遊び方があることをもっと目立つ形でお知らせできればと思いますし、同じような遊び方をしてくれる人が増えてくれたら面白そうです。

LOVEスタチューを大幅にサークルからはみ出させたり着替えアバターを持ち込む前例を知らなかったので、事前にVOiCE運営さんと相談させていただきました。不明点を相談できる窓口として、TwitterのDMDiscordサーバがあったので助かりました。会場の使い方はまだ手探りなところがあるので、設営で気になる点がある方はぜひ活用していただきたいです。

2022/6/20追記------------------

VOiCEさんから「事前にアバターがどんなものか見せていただいて、データが1MB以下であれば、OK」と情報が出ました。ご参考まで。

会場で読める小説

もう一つやりたかったのが、会場で読める作品の展示です。サークルに近づかないと読めないサイズなので会場限定の特別感が出そうですし、複数人が集まって作品を読んでいたらサークルに人だかりができているように見えて賑やかになるんじゃないかなという思いがありました。

今回はしおしおさんに相談して作品を書いていただきました👍 展示を実現できたことに加えて、甘いスティレオを生み出してもらえたので私グッジョブだったと自画自賛しています。 他のサークルさんも同様の展示をされていたのでニコニコしながら会場で読みました。

サークル紹介動画

サークル紹介をYoutube動画で展示しました。VOiCE VRの仕組みでは机上の展示物サイズを調整するのが難しいので、あれもこれもと乗せると何が展示物か分かりにくい状態になりがちでした(センスの欠如)。お品書きも他展示物に埋もれてしまっていたため、いっそ動きがあれば目を引くのではないかとYoutube動画を作ってみました。ついでに記録映像になります。

実際に展示して、やっぱり動きがあると目を引かれていい感じでした。ただYoutube画面が横長なのでちょっと展示しにくいのと、タイミングによってBroken Media Linkになってしまったのが難点です。次回も作りたいですが展示できるかは様子見です。


展示ファイルサイズのスリム化

展示物のファイルサイズが重いと会場に人が入れないという話を聞いたので、なるべく気を付けようとスリム化を試みました。以前にLitbiさんが紹介されていたWEBサービス「TinyPNG」を使用したところ、PNGやJPGのサイズが約半分になって感動しました。ありがとうございます。VOiCEさんからも別サービス「IloveIMG」が紹介されてます。

その他、会場で見かけた素敵アイディアなど

他CPの方々がイベント期間限定のDiscordサーバを用意されたり、コアタイムの写真撮影とは別にCPでの写真撮影の呼びかけをされていて、みんなで楽しむイベントという感じがすごくいいなーと思いました。イベントに参加するスティレオの民向けにおしゃべりの場としてDiscordサーバって需要ありますかね?

そして今回も、ロビー掲示板の活用を忘れていました…。サークルスペースの設営に満足するとつい忘れがちです。今回も正面がほとんど空きだったので、もったいないことしたーと後で気付いて追加しました。

いただいたメッセージ

撮影スポットや着替えアバターを展示について、CP違いの方からもメッセージをいただいたりTwitterでご紹介いただいたりしました。同じジャンルの方に楽しんでいただけたのが嬉しすぎて情緒が爆発しました。本当にありがとうございます。感想って本当に嬉しいです。


■オンラインイベント会場の遊び方感想

前回の記事で、オンラインイベントはサークルとファンを繋ぐために「作品にフィードバックを渡しやすい機会になってほしい」と言っていましたが、今回は会場にいる人がサークル/一般関係なく楽しんで盛り上がる「会場そのものを楽しむ仕組み」が見えてきたかもと思いました。具体的に頭に浮かんでいるのは、「会場横断で楽しむ企画」「アバター着替え」「撮影スポット」です。

会場に行きたいという動機づけが増えて、イベントの知名度や求心力向上に繋がり、自然にイベントが盛り上がる…という流れになればと最高だなと思っていたりします。イベントは参加者ありきで成り立ちますが、参加者がイベント会場に行きたい気持ちは強制できないので。

会場横断で楽しむ企画

くりえいとほおぷさんが「VR謎解き」という、VR会場に隠されたキーワードを探すと印刷所の利用特典がもらえる企画を開催されました。今まで風景として捉えていた会場を端から端まで覗き見る機会になるので、すごくいいなーーーって思いました!主催さんが頑張って制作した会場モデルを見るという意味でも主催さんが報われるんじゃないかと。

リアルイベントで会場を徘徊したら不審人物ですし、サークルはお金や物品の管理もしているので目的なく周辺をうろつくのは歓迎されません。でもVOiCE VR会場なら縦横無尽に動いても問題ないですし、自ジャンルではないホールに行く動機付けにもなってビジター数増加に繋がる機会になると良いですね~。

アバター着替え

主に二次創作ホールの話かもしれませんが、ジャンルに関係するアバターが集まれば会場の雰囲気が当該ジャンルに近づいて楽しくなるのではないかと想像しています。会場に人が増えればより賑わうので、これをきっかけにコアタイム会場に集まる人数が増えてほしいーーーーと期待しています。一次創作でもマスコットのアバター展示しても楽しそうです。

3Dモデリングをする必要がありますが、首振りなどができない塊アバターでしたら複雑ではないです。あと、VOiCEさんのFANBOXで有料プランですがノウハウが公開されつつあるので更新楽しみにお待ちしています。

撮影スポット

これもアバター着替えと似た話で、撮影スポットの存在で会場の雰囲気をジャンルに染めることで、より「訪れたい」雰囲気を醸し出せるのではないかなと思っています。

加えて今回から、サークルに「撮影OK/NG」札が配られるようになりました。今までは会場内の撮影やSNSへの投稿は、リアルイベントの運営方針サークルの気持ちを鑑みて憚られるところが大きかったと思います。サークルがOKを出せば近くで撮影がしやすいですし、SNSなどで会場の雰囲気が拡散されればよりイベントが賑わう可能性が増える…増えてほしいと希望的観測を持っています。

■会場トラブルへを通じて思ったこと

今回は図らずも、オンラインイベントでの当日トラブルのケーススタディになりましたね…。主催さんお疲れ様です。

私が把握している限り3回、人が集中する時間帯に会場内の展示物がほとんど「Broken media link」になる現象が起こりました。読み込んだ3Dモデルや動き回るアバターは問題なく表示されていました。

主催さんによると、原因はリンク切れのリンクオブジェクトの存在だったそうです。サークル設営時の注意点など書かれているので一読いただくとよいかと思います。会場の運営検討は主催さんにお任せして、私は参加者の視点で感想を書きたいと思います。

主催と参加者 両者で持つべき共通認識

オンラインで開催されるイベントでは、トラブルにより会場そのものにアクセスできなくなる可能性も大いにあると、しみじみ感じました。

会場をIT技術で実現している以上、主催も参加者も全員が「トラブルは常に起こりうる」と認識しておく必要があると思います。どんなに技術力や経験や資金やetc.があってもトラブルの絶対回避など夢なので、それよりも「トラブルが起こった時の対処」を重要視した方がよさそうです。

トラブルに限らず主催の情報はTwitterで発信されることが周知されていたのは、こういう状況で非常に有用だったと思いました。

主催に望むこと

私としては、主催側に「現状報告」「今後の方針」「参加者に求めること」の迅速な発信を期待します。主催がトラブルを察知しているのか、トラブルに対し動く姿勢があるのか、参加者はどうしたらいいのか(=ex.何かをすればいいのか。何もしないべきなのか)といったところを教えてもらえると嬉しいです。

今回は、読み込みエラーやリンク切れが起こっていること(現状報告)、緊急メンテをすること(今後の方針)、コアタイムと写真撮影を延期すること(今後の方針)を発信してもらえたと認識しています。加えて参加者はどうすればいいのか(会場アクセスしていいのかダメなのか、イベント自体は継続参加されるのかなど)も発信してもらえると嬉しいなと思った次第です。

オンラインイベントはリアルイベントよりも、参加者同士のリアルタイムの繋がりが弱くなるので、今何が起こっているかを参加者個人が把握するのはとても難しいです。参加者は主催に状況を問い合わせするしかないのですが、主催からの発信によって、参加者の不安を取り除き主催への不要な問い合わせが減ってWin-Winになれることを期待しています。

また、人によっては他人を巻き込んだ会場での約束(友人との待ち合わせや、特定ジャンルのコアタイムなど)を予定していることもあり、変更が必要なら発信しないといけないのでイベントの進退が非常に気になります。イベントを盛り上げる活動の一環なので、主催側から会場の継続使用可否を発信してもらえると助かる人が多いのではないかと想像しています。

参加者として心掛けたいこと

逆に参加者としては、「主催へ現状報告」「主催からの発信待機」を心掛けたいなと思っています。

エラーを発見した時に個人で呟く前に、とりあえず会場を管理するVOiCE運営さんへの現状報告が第一歩かなと思います。報・連・相! VOiCE運営さんは連絡先が3カ所あります。

Discordサーバでは他の人が報告済みと分かる場合があるので、追加情報がなければ無駄がなくてよさそうという印象です。返信を書くより状況調査に時間を使ってもらいたいですしね。

で、報告へのお返事は主催からの情報発信という形で返ってくるので、それまで待ちの姿勢でよいかなと思います。人とのお約束がある場合も、主催に報告済みで情報待ちであると伝えたり、主催からの情報発信を受けてスケジュールの仕切り直しをするのがスムーズではないでしょうか。

トラブルは起こらないことが一番ですが、起こった時はお互いさまというか、イベントを可能な限り楽しめるように行動したいですね。

■今後のお話

3Dモデリングに現を抜かしていたので新刊はありませんでしたが、色々やり切った気持ちです。次回11月予定のくりえいとほおぷフェスにもジャンルを含めてもらえるそうなので、次回に向けて着替えアバターの作成がんばるぞー!というのが今の意気込みです。3Dモデルも色々作りたいですが新刊も描きたい。11月を迎えるまでの体感時間も速そうです。

VOiCEさんは9月に正式リリースを目標に準備を進められるそうなので楽しみにしています。応援の気持ちがある方はぜひお気持ちチケットを買ってあげてください。

イベントは手探りで改善が積み重ねられるイメージなので、新規参加者や新規フィードバックも増えるといいなぁと思っています。前回のレポで申し上げたような「作品にフィードバックを渡しやすい機会」や「会場そのものを楽しむ仕組み」も沢山出てきてほしいです。色々な人からアイディアが寄せられることを願っています。


最後に、トラブル発生時に写真撮ってくださった方のツイートがあまりに大崩落みがあったので引用させていただいて締めです。イベントお疲れ様でした!


2022/6/20追記

VOiCEさんの開催レポートも公開されました。「VOiCE VRイベントレポート~くりえいとほおぷフェス2022 Part2~

2022/6/22追記

くりえいとほおぷさんの開催レポートも公開されました。「【開催御礼】くりえいとほおぷフェス2022 Part2

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