【OperationVR-EXTRA #1】参加レポート&参加のススメ

※この記事は、元記事から転載しています。
※キレイな背景は、オペブイラジオでハガキを採用いただいた特典でいただきました!

2021年9月25日(土)に、オンラインでVR会場のあるオールジャンル同人誌即売会「OperationVR-EXTRA #1」(通称オペブイ)にサークル参加しました。

コロナ禍でも気軽に参加できるオンラインイベントかつ、イベント会場のワクワク感を味わえる仕組みが沢山組み込まれたVRイベントでして、VR初心者が行ってもすごく楽しかったレポを書きたいと思います。サークル参加だったので感想が少々サークル側の気持ちに偏っていますが、サークル側もこんなに嬉しくなるんだよと思っていただければ幸いです。

あわよくば自ジャンルのサークル参加も増えてほしい!という気持ちを込めてます。よろしくお願いします!

1.イベント概要と全体的な感想

イベント概要

オンラインでVR会場のあるオールジャンル同人誌即売会です。5回のテスト開催を経て今回が本稼働の初回、テーマは「リゾート&スパ」。リアルイベントではできない、プールや海、足湯が併設された会場が用意されました。個人で運営されており、有志で頑張ってくださっています。

  • イベント名:OperationVR-EXTRA #1

  • 開催日時:2021年9月25日(土) 昼の部14:00~17:00、夜の部20:00~23:00 ※昼と夜で風景が変化

  • 会場:オンラインの専用会場

  • 入場料:サークル参加、一般参加ともに無料

  • 当日の参加方法:専用機器、スマホ、PCなどで入場できます。アバター、アイコン、専用アプリといった事前準備は不要で、メールアドレスでユーザ登録してイベント参加申請すれば一般参加できます。

全体的な感想

ビッグサイトなどで開催されるのリアルイベントの広い会場やサークルスペースの雰囲気が再現されて更に、サークルレイアウトを試しながら微調整できたり事前事後の搬入や印刷の手間が不要というオンラインならではのいいとこどりでした。

イベント会場は自分を含め「(通称)ヨリシロ君」と呼ばれる白いアバターが参加者の代わりに表示されていて、今まさに誰かがそこにいると感じさせてくれます。オンラインイベントは他人の存在を感じにくいところに難があると思っていましたが、等身大のヨリシロ君が会場を動き回ってワイワイしている感じはすごく楽しかったです。

またオペブイでは当日の会場を楽しむ仕組みやサークルが嬉しくなる仕組みを用意してくださる姿勢が強かったです。私にとってここが一番、また参加したいと思わせてくれた部分でした。詳しくは次の章で…。

※リゾート&スパのために浮き輪ポーズが実装されました

2.楽しかった、良かったことレポ

サークルにとってオンラインのいいとこどり

私は在庫が沢山あるサークルなので既刊をイベントで並べたいのですが、一人で持ち上げられる重さには限界があり、搬入と搬出の手間と送料がかかる…という課題がありました。が、オンラインイベントは搬入の概念がないので「楽!」の一言に尽きます。書店委託している既刊を手元に取り寄せる必要もなく、ただただ運用がスリム化されるありがたみです。これはオペブイ以外でもそうですね。

とはいえ調子に乗って全部出すぞと思っても、本のサイズもA5やB5などを再現してくれるので、とても横幅90cmの机では足りませんでした。参加費無料という後押しもあり、リアルでは未経験の2sp申し込みさせていただきました!広い~~~!壮観~~~!私の城だ~~~!!!

大判ポスターは現実では少し抵抗があって…、1度使ったら再利用不可の想像しかできず、アンソロ発行時にしか配置したことがありませんでした。オンラインだとゴミにする必要もなく、プレビューでサークルの見た目を確認しつつポスターデザインを変更できる柔軟性があったので、今回は私もポスター飾らせていただきました。背景に大判ポスターあるっていいですね!?テンション上がりますね?!

サークル専用のプレビュー機能がすでに楽しくて、Twitterでも何度もスクショを投稿してしまいました。サークルという自分の城を飾り立てるのは楽しくて、リアルイベントでも朝の設営が終わった瞬間は達成感があります。サークル装飾をプレビューしながら微調整を繰り返せることも、当日の朝に設営で慌てなくていいこともありがたいです。焦ると失敗するので慌てたくない…。

オペブイでサークル装飾に準備するものは少なく、ポスターと敷き布と卓上POPの3点です。サイズも決まっており躓くことはありませんでした。本の登録は少し複雑で、見本誌表紙、見本誌本文、サンプルの画像用意が一番の手間かもしれませんが、私はこれまでPixivに投稿した画像をフリーソフトでサイズを一括変更したので比較的楽にできました。オペブイの過去レポでもここが面倒という記述をちらほら見かけて構えていましたが、思ったほどではなかったです。

※1,2枚目はプレビュー画面、3枚目が当日

イベント会場の人混み感

オペブイでは会場の人が全員、白いペラペラの人型(通称「ヨリシロ君」)で表示されます。私はこのデザインが秀逸だな~と感じていまして、

  • 人が集まっているのは可視化されるので、今まさにここに人が集まっている事実だけ分かる。

  • 誰かがいるのは分かるが個を特定しない。

  • 表情がなくポーズバリエーションもノーマル/好意的の2種類のみなので、脳が勝手に楽しそうな雰囲気を想像してくれる。

情報が少ないからこそ会場に同志が集まっていると分かり、楽しそうな雰囲気を感じることができるなぁと思いました。

実際にヨリシロ君が集まっているところは楽しそうに見えます。それゆえか、事務局さんがコアタイムを設けてくださったり、有志の方が声をかけて終わり際にロビーやプールに集まったりという試みに多くの人が賛同して集まってきていました。参加者同士がコミュニケーションを取れる手段はほぼありませんが、言葉が無くても楽しそうな雰囲気を共有できている素敵な場でした。

当日の会場を楽しむ仕組み

会場を一人で回っても楽しいですし、会場の人と軽くコミュケーションを取っても楽しいという感じで、色々な遊び方ができました。

オールジャンルイベントなので多岐に渡るジャンルのサークルさんがいらして、懐かしいジャンルや同人に足を突っ込んでいないが大好きな作品の二次創作サークルさんと出会ったりすることもあります。心の中で膝から崩れ落ちながら嬉しくなってました。タチコマ愛しいです。シュタゲはまだ積みゲーですがいつか必ず…。また、とあるサークルさんの「推しプレゼン」に心惹かれました。オンリーにばかり参加していたのでプレゼンする必要性を感じたことがありませんでしたが、推しプレゼンは改めて自カプを考え直すのによさそうと思ったので、次回ぜひやりたいです。

最初にオペブイの写真を拝見した時から楽しみにしていたのが夜の部の開催でした。プールサイドでのイベント開催も最高に面白いですが、夜空の下でのイベント開催は感動的すぎませんか?絶対行こうと思っていました。会場の中が昼と夜で変わる訳ではないのですが、昼は時間が許す限りサークルさんを見て回り、夜はゆったりした気持ちで足湯につかったりプールに入ったり写真撮影が捗りました。

リアルイベントではだいたい禁止されている会場撮影ですが、オペブイではサークルから提示された撮影許可レベルを尊重した上で可能です。サークルごとに「撮影NG/ブースのみOK/ブース+卓上OK/全部OK」のいずれかを選択しているので、SNSやこういったレポでは各許可レベルに応じて映り込みを修正したりします。紳士協定ですがなるべくサークルさんの意を汲みたいですね。とはいえ、イベント会場を思い出として撮影しておけるのはとても嬉しいですね。ヨリシロ君の集合した写真を後で見返すと楽しかった気持ちを思い出します。

他にも当日企画のラジオ(第3回)にBBBのことを取り上げていただいたり、昼の部夜の部の終わり間際に蛍の光を聞いて終了時間に拍手したり、イベントの楽しいところだけ楽しんだ感じです。これで片付けが不要で荷物抱えて帰る必要もないのです…オンラインイベント最高です…23時も回ったしPixivでスティレオ小説読んで寝よう…自堕落が過ぎるイベントの楽しみ方ができて最高です。

会場内では基本的にコミュニケーションツールがないのですが、唯一、5つのホール内でのみ通じるテキストチャットがあります。あまり見続ける時間がなかったのですが、開始時刻や終わり時刻にご挨拶したりしてワイワイしました。

最後に蛇足ですが、オペブイと関係なくコアタイムにmocriのフリースペースを開きまして、友達が遊びに来てくれたので一緒に会場の様子見ながら共有しながら騒ぎました。「楽しい」を口から出すとより楽しい気持ちが高まるのでよい試みでしたし、時間が許せばまたやりたいです。

サークルが嬉しくなる仕組み

リアルイベントでは、ご挨拶いただいたり本を手に取っていただいたり見本を立ち読みいただいたりと、限られた時間の中で色々な生の反応に触れることができます。これがイベントの醍醐味の一つだと思うのですが、時間と場所に縛られないことが一般的なオンラインイベントの長所とすると相反するので実現が難しそうだなぁと思っていました。

オペブイ開催は「特定の日の3時間*2回」と、オンラインイベントとしては比較的開催期間が短いです。その結果、参加者が同じくらいの時間帯に全員会場に参加するリアルタイム性が実現され、自分がサークルスペースにいて行き来する人たちを眺めたり目の前で立ち読みしながらハートを飛ばしてもらうシーンに出会うことができました。そもそもリアルイベントも特定の日の数時間なので、場所の制約がなくなって同じ時間を共有できる長所が残ったのはすごくありがたいです。

また当日企画として、会場には30体のスタンディが立てられました。PNGファイルを一つ提出すると等身大のスタンディになって当日お目見えできる、リアルイベントでは考えられない贅沢な遊びだったので私もスティレオを立ててもらいました。推しが等身大で会場に飾られるだけでも感無量なのですが、後日更に、AR化されて外に連れ出せるというご褒美が提供されました。自分の作品を立体的に見れる贅沢な遊びですよ…嬉しくなっちゃう…。

これも嬉しかった仕組みですが、会場ではサークル向けにメッセージを残せます。サークル机上にあるハートか会場のスタンディをクリックでメッセージ送信画面が開くのですが、自由記入はできません。その代わり短いメッセージがいくつも用意されており、3つまで選んで匿名か記名で送付できます。会場ではIQが落ちているので選択肢性かつ匿名を選択できるのはありがたいです。長文を送りたい場合は連絡先に個別に送れますしね。サークル側の私は、わざわざ私のサークルに向けてメッセージを送ってくれたという事実がとても嬉しいです。いただくメッセージが多ければそれだけ幸せゲージがチャージされるので、メッセージを送付しやすい仕組みが実装されていることに感謝です。

ヨリシロ君が立ち読みするとハートが飛ぶ効果が見えたり、ポジティブなメッセージを送りやすい仕組みにしてくれたりと、サークルに優しい方針を意識してくれている様に見えました。大事にされてると思うと嬉しくなってしまいます。

ちなみに新刊を用意できたサークルさんには新刊段ボールが背景に置かれるご褒美があります。リアルでやったことがないので私も積み上げたかったなぁ…。次回は新刊用意したいです。

※スタンディ色々。本配置前の写真しかなかった…

3.次回に向けて思うこと

次は12月18日に開催されるので、ぜひ参加したい気持ちです。新刊用意できるといいな~。

次回改善しようと思っていることはサークル運営のことよりも、当日いかに楽しく遊ぶかという感じです。

  • 会場で遊びたい時間はそのためだけに確保する

    • イベントの片手間に作業しようとするとどちらも集中できないので、リアルイベントと同じようにイベントに集中する時間を決めた方が楽しそうです。

  • 当日の有志イベントをチェックする(したい)

    • Twitterスペースで実況している方がいたりプールとロビーに集合したりと有志イベントがあったのですが、知らなかったり失念していました…。楽しそうな空間に私も混ざりたいのです。

4.オペブイに興味を持たれた方へ

長いレポをお読みいただきありがとうございました。オペブイ楽しそうじゃないですか?

リアルイベントらしい楽しさとオンラインイベントの手軽さが楽しめるオペブイです。VRという言葉に馴染みが無くても、準備がシンプルなので敷居が結構低いのではないかと思います。私も申し込んだ翌日にサークル装飾の第一版ができました

もし興味を持たれたら、次のイベントが2021年12月18日(土)ですので、それに向けてこの辺りを心に留めていただくとよいと思います。雪降る街並みがめちゃめちゃキレイ。

  • 一般参加者向け

    • 公式サイトでユーザ登録する(メールアドレスのみ。本名や住所は不要)

    • 一般参加者募集が始まったら申請する。

  • サークル参加者向け

    • 公式サイトでユーザ登録する(メールアドレスのみ。本名や住所は不要)

他の方のイベントレポも、見つけた限りリンクしておきます。会場のスクショなど、色々な方のを見ていただくと会場の様子が分かって楽しいです。(順不同)


ここまでお読みいただきありがとうございました。頭の中にあったものを全部出したので満足です。

最後は当日企画「屋台グルメを楽しもう!」のレシピを元に作ったホットサンドを食べつつお別れです。ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?