あれから10年

10年前、私は二十何階ので働いていた。

高層ビルのせいか揺れはいつまでもおさまらず、周りのビルたちも波打つように揺れていた。私は妊婦だった。

原発事故におびえ、お腹の子どもにこんな日本で産んでしまってごめんと謝った。そして、もっといい日本になるよう、考えながら子育てするからねと誓った。

だけど、その一か月後、オリンピック誘致推進派の都知事が再当選した。(確か)

復興よりもオリンピックにお金をかけたい(儲けたい)と思う人々がこんなにもいることにただただ悲しかった。(オリンピックは大好き!)

そこからたくさんの災害があって、たくさんの悲しみがあって、わたしはまだ原発に頼った電気を使ってこの文章をつくっている。

10年でなにか前進したのだろうか。

あの時、親を亡くしてしまったあのテレビの子は元気でやっているだろうか。苦しんでいるあなたへ、悲しみ中にいるあなたへ

たくさんの愛を送ります。

愛しか送れないけど、もしよかったらうけとってください。


そして、これからの未来投資のために、子どもへの支援を。

わたしはこちらをおすすめします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?