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もしあなたの寿命があと1年しかないと知った時、あなたならどうしますか?

この記事のタイトルを見てあなたはどう思いましたか?

自分ならどうするか、その残された1年をどう過ごすのか1度考えてみてください。

これは、私のアメリカ人の友人がコスタリカに行って自分自身を見つめ、精神性を養う約1ヶ月間のワークショップで経験したうちの1つの体験をシェアしてくれた時に行ったワークを元に書いています。

何人かのグループで集まり、まずは瞑想をしました。15分ほどの短いものですが、そこで自分自身と向き合います。自分の呼吸を深め、自分の体と1つになり心を無にします。

その瞑想が終わったら次は、「自分がもし1年後に死んでしまうとわかっていたら一体自分は何をして過ごすだろう。」ということを5分ほどの時間で考えます。

それから全員で考えたことをシェアし合います。

あなたは何を考えましたか?

好きなものを好きなだけ食べたい。行きたい場所を旅して周りたい。大切な人、自分の愛する人全員に会いに行きたい。自分の自伝を書く。

などなどこんな答えが返ってくるかもしれません。

私の場合、私の現在のライフステージは、結婚3年目で現在妊娠7ヶ月。アメリカに住んで8年目。このような中で考えたこと・・・

まず初めはやりたい事リストを作らないと。と考え、先程あげたような内容も諸々考えましたが、「いや待てよ。自分が1年後死ぬってことはもうすぐ産まれてくるこの赤ちゃんはどうなるねん。」と思いました。

そう思うともう自分のやりたいことなんかどうでもいい。この産まれてくる赤ちゃんが私にして欲しいことを精一杯してあげたいと思ったのです。

もうそう考えた瞬間それしか考えられなくなりました。残された時間を精一杯この子の為に生きよう。それだけでした。そう思うと泣きそうになる程真剣に考えてしまいました。

そしてこのワークを通して気づけたことは、自分自身30年以上自分の時間はある程度自分の思う通りに生きてきました。それができなくなるのが親になる時。

たくさんの周りにいらっしゃる育児をされている方達が仰います。

「子供が生まれたら本当に自分の時間がなくなるよ。」

と。自分の時間を犠牲にして身を粉にして育児をして来られたんだと思います。

子育てにはそれに伴って喜びもたくさんあるでしょう。それでもそれが辛くて苦しくて悩んでいる人もたくさんおられると思います。

そのようなことも知っているからこそ、子供が生まれてからの生活は楽しみな反面不安もたくさんありました。自分の時間がなくなることに対して自分はやっていけるのか。と。

だけど、自分が5年後10年後生きているかなんて誰も保証してくれないのです。子供ができてから、自分ができなくなったことを数えて不満を言うよりも子供ができてから一緒にできることを数える方が何倍も意味があって幸せだと思いました。

だったら子供と過ごす一瞬一瞬を大切に過ごしたい。

自分がいないと死んでしまうというような存在がいるということはなんと尊いことだろうと思えたのです。

今回のこのワークを通して、それに気づけたことはとても大きなことだったと思います。これから子供が生まれて、その子と共に過ごす1年が更に楽しみになりました。もちろん1年後に死んでしまうなんて本当に考えただけでも悲しくなりますが、このようなことを考える機会は自分自身を見つめ直すとても良い機会になりました。

私達は、夫婦共にこのワークに参加したのですが、お互いパートナーがいて子供がもうすぐ産まれるという状況なので、2人とも泣きながら考えたことをシェアしました。

人によってその時のライフステージも様々。私たち夫婦は30代ですが、10代、20代、または50代の人、年齢によっても考えることは全然違ってくると思います。

家族や友人と一緒に是非このワークをしてみてください。誰かと考えたことをシェアすることで新しい発見もあるでしょう。

生と死に向き合うことは勇気がいることかもしれません。

ですが、普段の生活では気づけなかったことに気づくことができ、あなたの抱えているモヤモヤも解消してくれるような機会になるかもしれませんよ。

今日も元気に生きていられることに感謝。明日が来ることに感謝。

今日も生きているだけで何処かの誰かに影響を与えているあなたという存在がいてくれることに感謝します。

読んでくださりありがとうございました。

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