凍り付く冬
この冬はとても寒くて、この土地にきて2年目の私は、すこし戸惑いつつも、新しい経験ばかりでワクワクもしているのです。
とはいえ、昼過ぎになっても溶けない道路の凍結は人命にかかわることなので、ワクワクばかりではなく、外出した家族の帰りを不安な気持ちで待つ日々です。
目の前は、町と町を繋ぐ大きな道路なので、車通りも多く、みんな結構スピードを出します。スリップ音が聞こえる度にドキッとし、急ぐ人が多い現代という時代に思いを馳せます。
心身を擦り減らして生きる人が多い現代の日本は、どこに向かうのでしょうか。善き人であることを求められる世の中で、人間の本能はどこで発散されているのでしょうか。そんなことを考えるのです。答えは出ませんが…。
自分のありたい姿と本能のすり合わせが大切だと感じます。理想と現実のどちらが欠けても、苦しいものです。
とりあえず、冬の道路では慎重に運転したいと思います。
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