お守り買ってもおみくじ引いてもいいことない件
私、スピでも何でもないけど何かお願いごとがある時、良いことがあった時などに不意に神社に行くことがある。以前は友人と御朱印巡りをしていたが、その友人と疎遠になったのをきっかけに、定期的に神社に行くことはなくなった。
私の勝手なフィーリングでは明治神宮と人形町の小網神社にはご縁があるような気がする。
行くと心が軽くなるというか。でもよく考えてみたら歴史ある建物の重厚な感じとか立地とかに心が洗われているだけかもしれないけど。
商売やってる以上、ゲン担ぎとかそのような習慣は必要だろうと思って続けていたが、ここへ来て『ひょっとして何もやらない方がいいんじゃないか?』と思えてきた。
氏神様を大事にすべきことは知っているのだが、今は近くに寒川神社があるので総まとめとしてここに祈りに来ている。寒川神社の雰囲気もまた良い。
お守りも適度に購入し、おみくじも引いてみている。
おみくじは大体厳しめ。私が常設のおみくじを引いて大吉を当てる日はおそらくこない。この間、ちょっとタイプの違う200円のおみくじを引いたら大吉が出たけど、200円だからではないか?と思う🌀
素晴らしい未来が待っている、というようなイケイケの内容だったが引いてから3か月、特に良いことなどない。一体、いつのことを言っているのか?と思う。
大体、おみくじもお守りも、持っていたところで何か良いこと、心の支えになったことがない。これは一体どういうことなのか。
先日、天気が良かったので寒川神社へ行ってカフェで餅を食べた。
ちょっと試しに、とおみくじを引いたところ『小吉』。そして内容はあまり良くない。誰かにそそのかされる予感や、道を間違えそうな予感を漂わせていて不穏である。
これが私のデフォルトだからいいんだけど『信心なさい』とよく書かれているので、祈りが足りないと言われているような気がする。
うーん、、なんかもうこういう気持ちを揺さぶる感じが嫌かもしれないなぁ、と思った。
その頃、ちょうどニュースで『頂き女子りりちゃん』の初公判をやっていて、続けてどこぞのホストが刺されたニュースも入ってきていた。
この界隈の人間が軽く1000万稼ぐスキル。これは私も学ばせてもらわなければならないのでは?と思った。そもそも金を稼ぐことなどに良い人である必要はないし、悪い奴の方が稼いでいるものだ。
世間ではほとんど詐欺ようなスピ系が溢れていて、その人たちはラクして稼いで豪遊している。彼女らは万単位でセミナーを開き集金している。楊貴妃でも卑弥呼でも、証明のできない有名人の血筋を語り、夢を与えている。
それが嘘であろうと、購入してお客さんがハッピーになればそれでいいではないか、ということなのだ現実は。そして言ったもん勝ちなのだ、世の中は。
日々のニュースで心が荒んでいた時、このおみくじを引いた。
もう年末だし、お守りを返納して来年はノーガードでいこうかと思っていたが、このおみくじを見て感じた、いや待てよ、落ち着けと。
『進む道誤ることなく』『わるい人に妨げられて思わぬ過ちをすることあり』と書いてある。
これ、もしかして私が今悪い道に入りかけていることだったりして…と思った。確かに稼ぐことに関してネガティブになってはいた。どうせ頑張っても無駄、とか良い人である必要性に疑問感じ、りりちゃんの記事を読み込んでいた。
りりちゃんやホスト、荒稼ぎするスピ系教祖から金を稼ぐ方法を学ぼうとしていた🌀
そっちへ行ってはいけない、ということかもしれないな…と漠然と思った。
これで気持ちが少し和らいだ。依然として、お守りを持とうがお参りしようがみくじを引こうが私に何か良いことが起こることはない。そう思うこと自体間違っているのだろうけど、お守りというからには守られている実感が欲しくなるものだ。
まぁ、でも悪い方に行って足元すくわれるより、地道に工夫して生き残る方がいいのかもしれない。そんな学びがあった。
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