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SNS×週刊誌は相性が良い

昔から週刊誌は下世話な話題かセンセーショナルな内部告発が多い。警察より役に立っているような時もあるけど、本当なのか嘘なのか?怪しい部分があるので、常に話半分、美容院で表紙をチラ見する程度の存在だった。

しかし、広末涼子やダウンタウンの松ちゃんを一瞬にしてテレビから消してしまうのを見て、時代が変わったんだなと感じた。

週刊誌でスッパ抜かれても、売れてる芸能人がテレビから消えることは昔はそう簡単にはなかった。

話題が話題なのもあるかもしれないけど、私は週刊誌にそこまで正義を求めていないし、芸能人の色恋にまるで興味がないので『そんなに騒がんでも』と思ってしまう。

そんな週刊誌に味方しているのはきっとSNS。

週刊誌がギャーッ!と騒げばSNSでたちまち広がり、本人が急いで火消しに当たる。火を消し行ったはずの本人が火を噴き、さらにSNSが炎上。どうにもならなくなったところで番組のスポンサーが火の粉を浴びないように一斉に撤退。テレビに出ることができなくなる、といった流れだ。

火が大きくスピードが速いので火消しに間に合わない、とりあえず身を潜めて自然に鎮火するのを待つしかないのだ。

火種が週刊誌であることは昔から変わらない。そこにSNSという最強ツールが加わりターゲットをスピーディーに追い詰めることが可能になったわけだ。でもこれはあまり良いことではない。

最近、ヤフーニュースですら週刊誌っぽく、どうでもいい下世話な記事に溢れている。ジャーナリストはどこへ行った?

SNS用語の『バズる』というのは週刊誌がもともとやってきた手法で、事実を誇張しインパクトを与えるタイトルをつけて多くの人から注目を浴びようとする。お互いフィールドは違っても使い方が同じ、効果も同じなので相性が良いのだ。

私は週刊誌の言うことなどほぼ嘘だと思うのだ。そのくらい胡散臭い情報源なのに、今はナントカ砲などといって正義の鉄拳をふるっている。

別に広末さんや松ちゃんを庇っているわけではなく、一瞬にして表舞台から消すほどのことを彼らは本当にしたのか?と思うのだ。もっと一瞬にして消した方がいいこと、人はいるのではないか?

そもそも君らはスクープによってお金を得ているのだから正義面せず、もう少し謙虚になるべきではないのか?広末さんや松ちゃんがやらかしたおかげで食べられているのだから。

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