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経営者奮闘記②外資のマーケティングってスゴいよね

スタバ、コストコ、IKEA、GODIVA…日本人にはひょっとしたら合わないかもよ?という品物を堂々売り、何故かヒットしている外資系の不思議。

スタバに始まるシアトル系のコーヒーはカフェインが多く、日本人の好みと合わないはず。コストコのマフィンはデカすぎるし、IKEAの家具も日本の住まいにはデカすぎる。GODIVAに関しては日本人好みのチョコレートではないというのに、プレゼントするならチョコはGODIVA、となるわけです。

日本人が好奇心旺盛でミーハーというのもあると思いますが、合わないものは廃れていくはずなのにグイグイ伸びています。今や『あって当然』という立ち位置にまでのぼり詰めました。単純に勢いがあってスゴいなぁ✨と感心してしまいます。

これだけメジャーになれば、一店舗二店舗潰れたくらいでは痛くも痒くもないですし、日本から撤退したって世界中にある。だからクオリティが下がることはない。強いですよね。原材料の高騰とか、大元の資源が絶えた時にはダメージが大きいと思うんですけど(小さな規模になれない分)、まずスケールが巨大で強いから、いかようにでもなる。

そして、これらの企業のどこがスゴいかってマーケティング。魅せるのが上手すぎる。

買い物袋ですらいちいちオシャレでカワイイし、テンションが上がる。楽しいんですよね。海外のマーケティングって『気持ちよくお買い物してもらう』のが上手い。iPhoneを開発したスティーブ・ジョブズも、高機能をうたわずに『ポケットに1000曲を』みたいなことを言って、買う側のドキドキ、ワクワクする心を掴みました。

日本のマーケティングって、きっとこの辺が欠けていて💦どうしても『安いよ!お得だよ!ポイントつくからウチに来てよ!』というアピールに終始してしまう。私はこれがマーケティングとは思っていなくて、やっぱり『気持ちよくお金を使っていただくこと』『金額に見合った満足感を与えること』が大切だと思っているんです。

いきなり金の話をするのではなく、何ができるのか?が本当は大切。

私の業界だと、ポイントがつく、クーポンを配る、魔法のような効果をうたうが鉄板ですが、私達の本質はただただ『手技が上手いか下手か?』なんですよ。だから、たった2か月足らず、手順を覚えただけのセラピストと国家資格を持って10年のセラピストは全然違う。でも、やっぱり最初はポイントとクーポンでしか見てもらえない。

そんな中、外資系は大した安売りしていないんですよね。

スタバですらコロナ禍を経験し、やっとクレジット払い可能になったレベルです。それまで現金払いだったというから驚き。結局、そんなにお得をうたわなくともお客さんは来るということなんですよね。

私はこの方法を見習いたいです。夢を与える方法を✨みんな、居心地が良くて気分良く過ごせる場所が好きなんです。それはウチの店ですよ!ってクーポンをばら撒くのではなく、良さを上手に伝えたい。

きっと、外資系は『人の顔色をいい感じで伺わない』という心の強さがあります。

IKEAが日本の家屋に合わせて、お客様の声に寄り添い、便利で小さい家具を売ろうとはしない。IKEAの家具にはIKEAの家具の面白さがある。そして結局、IKEAのロッキングチェアはどこの家にもあるんですよね。ああいう椅子が他のどこにも売っていないから。本当に上手いことする、と感心するばかり。

マーケティングの本質を知りたいなら、日本ではなく外資かもしれませんね。






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