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まずは”旅のしおり”から

インドへ来る前からなんとなく決めていたスリランカ旅行。
実はこの、「ちょっとお隣さんにも行ってみようか」という軽い動機の旅行に、ワタシは並々ならぬ気合が入っていたのでした。
なぜなら本当の意味での30年ぶり海外ひとり旅は、スリランカ行きが初めてだったからです。

これまではいつも、インド在住25年で英語も現地語もバッチリのYU子のサポートがありました。
だけど今回ばかりは何があっても、自分で始末をつけなくてはなりません。
できるのか、このワタシに?
海外旅行30年ぶりの、カンレキ女に⁈

とりあえず、往復の飛行機および5泊分のホテルは予約しました。
そして次は綿密な”旅のしおり”を作成することに。
“旅のしおり”。
遠足やら修学旅行ではお馴染みのアレ、今でもあるのでしょうか?
集合場所からトイレ休憩、食事にお宿に至るまで、時間ごとにスケジュール管理されている予定表。
これがカンレキひとり旅にはものすごく有効だと、早々にワタシは気づいたのでした。

カンレキひとり旅のどこがヤバいかといえば、それはアクシデント。
若い時ならアクシデントすらも面白く、それをクリアしては楽しんでいましたが、今はそれをリカバーする気力体力が絶賛激減中です。
たとえば勘違いして飛行機に乗れなかったりすれば(あるのだ!)、その後に予約しているタクシーはもちろん宿泊予定のホテルまで影響が及ぶ。
その連絡と代替を探さねばなりませんが、言葉が不自由&ネットが十分に使えない環境下でどうやって?
想像しただけでへこみます。
これが以前の行き当たりばったりの現地調達ならば、むしろ気楽に対処もできたでしょうが、すべてネット事前予約制の今日ではかえってしばりになって面倒が増えるのですね。
なので自分のせいではない突発事故を除いて、予約済の工程は見落とすことなくクリアするための”旅のしおりは”必須アイテムなのです。

以下は、ワタシの”旅のしおり”の記載事項です。

  1. 往復のフライトナンバーと時間

  2. 各ホテル住所、予約ナンバー、支払いの有無

  3. 往復の空港ピックアップタクシーの予約ナンバーと時間

  4. YU子に借りた携帯(Wi-Fi用)の繋ぎ方

  5. 日付ごと、時間ごとの予定行動を事細かく

  6. 持ち物リスト

  7. お土産リスト

1~3まではネットで事前予約したものなので、すぐ確認が取れるようにプリントアウトしたものも持っていましたが、念のために。
特に2の支払いの有無というのは、複数の旅行サイトで予約していたので、ホテルによって支払いが済みの所とまだの所があってややこしいからですね。
なるべく速やかにチェックアウトをすべく、あらかじめ払っておきたかったのでした。
4の携帯はインドでしか使えないのだけど、帰国した際YU子にお迎えの時間を知らせるためだけに借りる事に。
でもこれが使えないと連絡不可なので重要事項です。
バンガロール国際空港のフリーWi-Fiはあてにならないし、滞在地マイソールまでは空港からバスで4時間もかかるのですから。
5は1~3の予定を滞りなく済ませるための覚書です。

幸いなことにワタシはこういった予定表をつくるのが好きなので(昭和の女ですし)、記入する過程も楽しめました。
それになんといっても一つ一つクリアする達成感がたまりません。
なのでワタシのような年齢状況下のひとり旅には、本当にもってこいだと思う。

全力でオススメします、”旅のしおり”。

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