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不倫相手がまさかの女性経験ナシだった話

みなさまこんばんは。

今日は仕事でした。
仕事中、「今日は何を書こうかな…」などと考えておりました。

何本か、面白そうなネタを思いついたのですが…
仕事が忙しかったので、ほぼ忘れてしまいました。

唯一、このネタだけは書きたいと思い、急いでnoteのアプリに下書きしました。

note、というツールがなかったら、一生思い出さなかったかもしれない、そんな若かりし頃の出来事です。

ドン引きするエピソードですので、よかったら最後までお付き合いください。

さて。
私がツヨシと出会ったのは、24歳の頃でした。
2001年の、春だったと思います。

ツヨシは、私が当時働いていた車関係のお店の常連客でした。

当時、職場では個人売上の成績が、毎月発表されていました。
余談ですが、その時私が売り上げを張り合っていたのが、今の夫です。
当時(復帰したので今もですが)、同じ職場で働いていたのです。

毎月毎月、自分の売り上げ目標を達成するために、必死になって働きました。

ツヨシは、いつの間にか私の担当客になっていました。
彼の車のメンテナンス、ケア、すべての作業を私がやっていたのです。

その当時、ツヨシは26歳くらいだったと思います。

彼の愛車は、ホンダの黒いセダン。
こだわりが強く、嫌味のない程度にカスタムされていました。

そんなツヨシですから、車にかける金額は毎月かなりの額でした。
はい、おかげさまで私の個人成績は伸びる一方です。

彼は気さくなお兄さん、といった感じの人でした。
見た目はごくごく普通の人でしたが、話をしていても楽しいし、何より気前が良かったのです。

そのうち、私とツヨシは連絡先を交換しました。
私のシフトを確認するためです。
あらかじめ、私が職場にいるかどうか聞いてから、ツヨシは来店するようになりました。

そんな感じで、「客」と「スタッフ」の関係としては、良好なものでした。

ツヨシの担当になってから、2か月ほどが過ぎた、ある日。
ツヨシのカーステレオから、ジャネット・ジャクソンの曲が流れてきました。
当時、流行っていた曲です。

「あ、その曲、私も好き」

思わず私は、つぶやいていました。

「俺もやねん。良かったら、アルバム貸そうか?」

「えっ?いいん?」

「うん、全然。焦らへんから、ゆっくり聴いて」

と言って、ツヨシはCDを貸してくれました。

ちなみにその時好きだった曲は、コレです。

な、懐かしい…。

CDを貸してもらってから、ツヨシとの距離は一気に縮まりました。

プライベートでもメールのやり取りをするようになりました。
正面きって「好き」とは言わないまでも、お互いに恋愛感情をほのめかすような、そんなやり取りが続きました。

そして、お互いの休日が一致した日。
ツヨシと、ドライブに出かけました。

思いのほか、ロマンチストだった彼は…
車の中で、自分の左手と私の右手をつなぎました。

彼は、私が既婚者であることを知っていました。
なので、この時も言葉で告白をする、ということはありませんでした。

でも、何も言わなくても、お互いに気持ちは伝わっていました。
私にとっては、記念すべき(?)初の不倫でした。

当時、前夫は入院していました。
私もひどい女です。

「今度、部屋に遊びにおいでよ」

ツヨシは、言いました。

おそらく、その時にヤることになるだろうなぁ…と私は予想しながら、

「うん」

と答えました。
その時は、ツヨシに女性経験が無いというのを、知らなかったのです。

その次に休みが合った日の午後、私はツヨシの家へと向かいました。

彼の家は、職場のすぐ近くにありました。
家、といっても実家です。

ツヨシの部屋は、2階にありました。
正面にテレビがあり、壁際にベッド。窓際に、ソファがありました。

ソファに並んで座ると、ツヨシはぎこちない様子で、私の肩を抱き寄せました。

「したい?」

と私が聞くと、

「うん」

ツヨシはうなずきました。

私には多少の罪悪感がありましたが、夫以外の男性と行為をする…その甘美な誘惑に勝つことはできませんでした。
半分愛情、半分は好奇心です。

ベッドに移動し、お互い服を脱ぎ始めました。

そして、ツヨシがジーンズを脱ぎ捨てた時。
私の目に入ったのは…

白ブリーフ!!!!!!

いや、ない。
これはない。

萎える、というのはこのことを言うんでしょうね。
さっきまでの背徳感、ドキドキ、そういったものが…
一気に吹き飛びました。

さらに、ツヨシは…

「俺、実はエッチするの、初めてやねん」

と、恥ずかしそうに言いました。

まさかの。
童貞。

気分は萎えたものの、そこで「じゃあサヨナラ」というのもあんまりな気がして…
行為を進めました。

風俗嬢時代の経験ですが、男性の「初体験」は、すぐイってしまう場合と、なかなか射精できない場合があります。

たいていは、すぐにイってしまう男性でしたが…
ツヨシは、後者でした。

とにかく、イかない。
いや、イけなかったのかもしれません。

動いても動いても、出ない。
どれだけ腰を振っても、出ない。

これは、辛い。

お互いに疲れてしまい、最後は出ないまま行為を終えました。

そのことがあってから、私は少しずつツヨシを避けるようになりました。
あれほど盛り上がっていた気持ちが、冷めてしまったのです。

ツヨシからは、相変わらずメールが届きました。
ですが私は、以前ほど返信しなくなりました。

そして、ほどなくして。

「別れよう」

と、メールを送りました。

「なぜ?」

と聞かれましたが、

「やっぱり不倫やし。このまま続けて良いことないと思うし」

さすがに白ブリーフが原因だとは、言えませんでした。

ツヨシは、割とあっさり別れてくれました。

職場には、「客」として来てはいましたが、私はいたって普通の対応をしました。
彼は、未練がましい態度を取ったりはしませんでした。

そのころ、2001年が終わろうとしていました。

そして、年が明けて2002年。
2月に、私は仕事を辞め、風俗の世界に飛び込みました。

ツヨシとの関係が、完全に終わりました。


今さらですが、華子さんの企画に参加します。

noteを始めた頃は、割とぶっ飛んだ記事を書いていたことを、思い出しました…(笑)

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