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トイレの神様

おはようございます。

先日書いた「七福神」の記事で、「トイレの神様」というコメントをいただきまして。
我が家の「トイレの神様」をご紹介させていただきます。

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はい、我が家のトイレの神様(仏様)です。
あまりメジャーな仏様ではないので、ご存じない方も多いと思います。

「うすさま明王」という仏様です。
漢字で書くと「烏枢沙摩明王」。
読めるかいな。

もともとはインドの神様です。

烏枢沙摩明王は古代インド神話において元の名を「ウッチュシュマ」、或いは「アグニ」と呼ばれた炎の神であり、この世の一切の汚れを焼き尽くす功徳を持ちます。

仏教に包括された後も「烈火で不浄を清浄と化す」神力を持つことから、心の浄化はもとより日々の生活のあらゆる現実的な不浄を清める功徳があるとします。

(うすさまネットより)

ご利益はというと…

特に有名な功徳は便所の清めです。

便所は古くから「怨霊や悪魔の出入口」と考える思想があったことから、現実的に不潔な場所であり怨霊の侵入箇所でもあった便所を、烏枢沙摩明王の炎の功徳によって清浄な場所に変えるという信仰が広まり今に伝わっています。

また、下の病気や婦人科の病気からも守護してくださいます。
日本では出産にあたって血の穢れを取り除く守護神として祀られていたそうです。

なかなか子宝に恵まれない人を救うともされます。
更には相思相愛にまでご利益があるという説もあります。

(うすさまネットより)

…なかなか幅広いご利益じゃないですか。

ま、そんなわけで、烏枢沙摩明王は「トイレの神様」として親しまれています。

我が家のトイレにかけてあるお札は、もうかなり古いものです。
私がまだ子供のころ、祖母の家のトイレにかかっていたのが、このお札です。

かれこれ50年くらいは経っているかもしれません。
子供心に、「こわそうな神さんやなぁ」と思った記憶があります。

ちなみに。

例えばお寺で、観音様をお祀りしているお堂のことを「大慈殿」とか「大悲殿」、などと言ったりします。
これは、観音様の「慈悲」を表しています。

大阪府藤井寺市にある、西国第5番札所の「葛井寺(ふじいでら)」には、なんと「烏枢沙摩閣」があります。

つまり、トイレを「烏枢沙摩閣」とし、実際にトイレの入り口に烏枢沙摩明王がお祀りされているんですね。
トイレに入る時は、烏枢沙摩明王に手を合わせてから用を足すわけです。

大阪府泉佐野市にある「七宝瀧寺(しっぽうりゅうじ)」のトイレにも、烏枢沙摩明王の額が掲げられています。

七福神の記事にいただいたコメントから、烏枢沙摩明王のことを思い出しました。
ハチロウとドリルさんのドリルさん、ありがとうございます。


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