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川井千佳さんのマインドフルネスコーチング感想レポート

マインドフルネス3回連続講座の講師をお願いしたことのある川井千佳さんの、マインドフルネスコーチングを受ける機会を気せずして頂きました。

■Live your potential.

ただクライアントの話を聴くというだけでなく、そこに自然と視えて来るという、クライアントの本質を輝かせるための未来の可能性を具体的なイメージにして伝えてくれて、それを実現させていくためのビジョンを一緒に考えてくれるという素晴らしいセッションでした。

ただ優しく見守ってくれるだけではないセッションです。対話を進めていく中で、伝わってこない言葉には、その言葉だと伝わりませんとということをキッパリ言ってくれます。「それって他の人でも出来ることですよね」と、本質からズレた言動や行動に逃げることを許してくれません。

あまりにド直球でストレートな提案をされるので、最初は動揺してしまって無意識に逃げたくなってしまうような感覚にも見舞われました。しかし、よく考えてみると、心の片隅でそこに行きたいと思っていた未来の可能性を具体的に言葉にしてくれているよねと気付かされます。

川井千佳さんのセッションを受けると泣いてしまう人が多いとも聞いたのですが、私も心の中で願って来た可能性の扉に手をかけられた瞬間に泣いきそうになりました。

ライフワークとして9年間続けてきた業務外趣味活動という2.5 placeリクリエーション倶楽部という活動の行く末の可能性の一つを見せてもらい、大感謝です。

■M体質と夫婦の関係性について

セッション時間ではない雑談の中での出来事だったのですが、夫婦関係談義をしている最中に、私のドM体質と夫婦のあり方が付合していることを、非常に分かりやすく腹落ちさせてくれました。

よく周りからも私のM気質については、これまでも指摘される言葉を山程もらってはいました。ただ心のどこかでイヤイヤとはいうもののという感じで、言われていたことを心から受け入れられないところがあった処を、妻をお姫様タイプと称しながら、夫婦関係との連動を明確にビジュアライズしてくれて、見事に降参させられたというか、私の心の器がその言葉を受け入れられるくらいに、最近俄に大きくなったということはないと思うので、これも川井千佳さんのマインドフルネスコーチング力かと思っています。

私の人生でのテーマでもある夫婦関係のモヤモヤ解消の一助となる自己理解促進という意味でも、大変感謝しています。

■ビジュアライズ力(表現力)の凄さ

振り返りながら書いていて思ったのは、視えているものをビジュアライズして伝えてくれるという点における巧みさです。

宝塚を目指して続けられていたバレエを始めとした表現の世界での来歴も影響しているのだと思いますし、宝塚を見て雷が落ちたという原体験になるという川井千佳さんの器からくるものだと思っています。

マインドフルネス講座のワークショップでも、目に見えない世界を扱うマインドフルネスという領域の話を、会社員向けにも見事なプレゼンで分かりやすく伝えてくれて凄いプレゼン力のある人だと思ってはいました。

今回更にコーチングを受けて確認できたこととして、コーチングでもワークショップでも、目の前にいる人や人達に、この表現したいものの芯を捉えてビジュアライズして伝える能力が凄いです。

セッションの間でも、いわゆるプロセスワーク的な観点でいうと、未来の可能性の扉を開きたいと思いながら、そこを拒もうとするエッジと呼ばれる壁にぶつかっている状態に対して、あっちやらこっちやらから、熱い想いで、色々な表現を駆使してその扉をぐいぐいこじ開けようとしてくれるという感じです。

コーチングというと、傾聴とか引き出す処に焦点が当たりがちですが、川井千佳さんの特性はそこではない所にあって、私自身、各種のコーチング手法を学んだり教えたりしている人たちや、いわゆるスピリチュアル能力を駆使したセッション等も、色々体験したことがありますが、川井千佳さんのコーチングセッションを珠玉だと感じた理由は、上段のぐいぐい来るという表現が言葉として適切かどうかはさておき、その熱意と表現力です。

■涙のセッションが生まれる理由

他のインタビュー記事でも公開されている婚約者の方との話をセッション外の時間に伺いました。

一緒に暮らしていた婚約者が鬱になって出て行ってしまい、しばらく呆然として何も出来なかった時期があること、その後フォレスホイスコーレで人の優しさに触れる体験に繋がったり、欠けた処まで含めて人を受け入れるということの大切さを心に刻むことができたそうです。

本当は何か彼にしてあげられたことがあったかもという身に刻まれた思いを心の何処かに持ちながら、目の前の人の可能性にとことんこだわっていくことで、涙の流れる魂のセッションが生まれてくるのだと思っています。

■その人の未来の可能性が視えてしまう理由

その人の特性に合わせた未来の可能性が視えてくるというようなことが何故できるのでしょうかと伺った処、一人っ子で何でも当たり前に優秀であることを求められてそれに応えてきた来歴から、人の良い所と自分を「比較」して見る習性を持っているということでした。

自分を中心に多くの出会ってきた人達が付置されているから、その人独自の立ち位置の可能性の地図を描けるという能力につながるのかという理屈づけることはできますが、その芸当の根源には、やはり前述の婚約者の方との原体験による願いの力というところを思わずにはいられません。

今回のきっかけを作ってくれて、このセッションを傍目で見ながら、プロセスワークコーチングの真髄をさりげなく駆使しながらサポートしてくれたwell-being探求家の宮本広輝さんという人の存在にも大変感謝していますということをお伝えしておきます。

(追記)知見・経験・学習量

私も、月間101冊多読書評ブロガーでワークショップオタクを自称する位には学び好きなのですが、川井千佳さんの学習知見量は、偶発的に話しているテーマに関する学びの資料がスマホからどんどん出てくるという感じで舌を巻きました。

洞察力が凄まじいと思う人達は、すべからく相当量の学びと経験をしているものだと思っているのですが、川井千佳さんからも、当レポートを見ていただいた感想として、ビジュアライズ力の源泉は、ベネッセで編集をしていた時代にインタビュー100人以上、12社と様々な企画での知見とデータを活用して仕事をされていたこと、日本とアメリカで学んだ見識と、バレエとミュージカルで培った感性が合わさっているとのことで、その中で、学びはもう趣味の領域とのことでした。

2019年に独立されて、既に多方面で活躍されている方なのですが、更にどんなところへ行かれる方なのか、とても楽しみです。

(参考)マインドフルネスコーチ川井千佳さん公式HP
https://www.chika-kawai.com

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