柑子

主に日記、たまに紀行。 週に数回の銭湯と逃避行が生き甲斐。 鄙び温泉宿とつげ義春を巡り…

柑子

主に日記、たまに紀行。 週に数回の銭湯と逃避行が生き甲斐。 鄙び温泉宿とつげ義春を巡ります。

最近の記事

旅って初日に意気込みすぎると空回りするよね

旅行初日。 早めに起きたが、準備が捗らず。 お気に入りの喫茶店で旅先の計画を立てる予定だったけれど、どこも休業でやむを得ず、上野のドトールでミラノサンド(ハムとレタスが挟まれた質素なサンドウィッチ)をぼそぼそと食べた。 後ろのおじいさんがアイスコーヒーを盛大に溢している。 思いの外、ゆっくりしてしまい、フライト時刻が迫ってきていることに気付く。電車の中、気が気でなかった。 何とか間に合うも、かなりギリギリで。初めて空港のアナウンスでフルネームを呼ばれるやつをしてしまった。

    • ピンク色の岩塩と、祖母との小さな思い出

      山に近づくにつれ、蝉の鳴き声が大きくなっていく。とち狂ったように鳴く蝉と、茹だるような暑さ。目の端で陽炎を確認。また眩暈が誘発されそうだ。 この夏、ひさしぶりに帰省した。 祖母の髪型がやたら綺麗で。どうやら私の帰省に合わせて美容院へ行ったらしい、なんて可愛らしいお婆ちゃんなんだろう。 山の麓にある実家。 隣に畑があり、実家で食べる野菜は殆ど祖父母の手作りだ。 東京では1個100円なんだよな…と、赤く熟したトマトを見つけて思わず収穫。その場で食べたら、祖母がうれしそうに笑っ

      • 寂れた湯治場と、週末逃避行について

        東京にいるとファッションやら自分の容姿やらに固執してとても疲れる。 「他人と自分を比べるなんて愚かなこと絶対にしちゃだめ」 って、いつだったか黒柳徹子が言ってたけど、多分一生無理だ。 周りを見渡せば、綺麗でキラキラしている人たちで溢れているし、おしゃれして外へ出ても、なんだか自分の格好がチグハグに思えて、変じゃないかな…ってそわそわしてしまい、人の目を気にしながら歩いたり。 テキトーな格好で外に出ようならば、窓ガラスに映る、自分の冴えない姿を見てゾッとする始末。 上京

      旅って初日に意気込みすぎると空回りするよね