新人王戦への挑戦その1(対局前~2回戦まで)

昨日は第47期新人王戦北海道本部予選でした。
新人王戦の出場資格は『入会5年未満』かつ『35歳未満』となっていますが、入会1年未満であれば年齢不問で出場ができます。
※その他、タイトル戦やリーグ戦の実績に応じて参加不可等、別途条件も多少あります。

つまり、齢37歳の僕にとっては入会1年未満である今回が最初で最後の挑戦となりますので燃えに燃えていましたが、結果は箸にも棒にもかからずの敗戦で、僕の夏は終わってしまいました・・(熱闘甲子園風)
今回のnoteはその新人王戦の振り返り記事を書きたいと思います。
※対局内容の選手名については敬称略とさせていただきます。

【対局前】
大会前に所用があった事もあり会場へ到着したのは1番でした。
緊張とかは普段からあまりしないタイプなので今回も全く緊張はせず、普通どおりの状態でいれたとは思うのですが、こういう時って多少緊張感持って臨んだ方が良いものなんでしょうかね?どちらがいいんだろう?

はじめてお会いする方も多いので、同卓したこと無い方と打ってみたいなーとか、飲んでから帰るか家で晩ご飯食べるかどちらにしようかなーとか、終ったら異世界めいどかふぇARIA行ってみようかなーとか、そんなことを考えながら時が来るのを待っていました。

選手番号抽選は12番で、これは今日1と2しか取れないっていう暗示に違いないからいい流れだわって隣にいた白川pに声かけたら「そうですねー」ってニコリともせず答えてくれました。感情は全くこもっていなかったです。

【1回戦】
(起家から)黒子-唯木-白川-小林
東場は白川・小林が速い立直と副露で場を牽引。僕は全く速度感に追いつけず傍観する展開が多かったものの、東4局に親小林の立直を受けた瞬間、役牌のみの300・500をツモ和了り、とりあえず初和了。ホッと一息も続く南1局に疑問手。

現状3着目。白川・小林とは10,000前後のビハインドで7巡目。7と中が1枚切れ、ドラなし。六切って七対子の聴牌を取り、立直打つ牌を模索する事に。同巡に初牌の南が出るもスルーし、次巡6が白川から出て1,600の和了。
うーん微妙・・。六の暗刻落としを見せたくなくて南は鳴かなかったけれど、鳴いても良かったかも。そもそも七対子の聴牌取らずに7の対子落としが良かった…。ずっと先手取られる展開が多かったから、少し焦って聴牌優先にしてしまった。何かちょっと集中できてないかもってこの時はじめて感じた。

ラス目の黒子に跳満ツモられて微差のラス目でオーラス、小林が2副露して聴牌気配。七対子のドラ単騎(八)で聴牌し黙聴に構える。
前日に5のドラ単騎七対子を立直して一発でツモり、4,000・8,000高らかに吼えたいいイメージが思い出されつつも、倍ツモトップより3,200和了で3着の方を大事にした黙聴だったが、どうせ小林に八切らない以上立直してトップ狙いにいってもよかったかも。1人聴牌でも3着だったし。聴牌打牌が小林のドラ隠れ暗刻への放銃となる。
小林は立直も副露もレンジが広いタイプで、この半荘は打点の低い仕掛けや立直が多かったことから少し仕掛けを甘く見てしまったかもしれない。放銃は仕方なかったとしても、きちんと手牌を精査すべきだったと後悔。

次局もかなり微妙な局(ダメな局しかないな・・)
跳満ツモで3着浮上の9巡目ぐらい。親小林の立直に一向聴から南を切り黒子がポンしての次巡が下記。

6が場に3枚放たれて枯れている、西は初牌。4が1枚、5が2枚切れ。立直には456全て通る。西切って36待ち(実質3のみ)立直打ったが、着順アップは黒子からの直撃かツモ裏条件。かつ西で放銃した時の致命傷すぎる致命傷を考えたら、45の塔子落とすか6切って七対子すべきだったかと思う。さすがに西打ちはやりすぎた。結果は西を黒子にポンされた次巡に唯木→小林の放銃。2,900は3,200。

1回戦は思いつくだけでもこれだけミスがあったので当然のラス。ラスを引いたからという訳でも無いのだが、何となく卓に意識が入っていかないというかフワフワした気分で対局しているのを凄く感じていた。内容も凄く悪かった。初戦そこそこ大きなラスを引いてしまったので、もう逆連対は引けない。2回戦以降はしっかり打たなきゃと対局中はあまり吸わない煙草休憩行って気を引き締めることに。

1回戦 4着 △51.5

【2回戦】
(起家から)工藤-唯木-村中-鳥山
鳥山とは初対局。どんな麻雀打つのだろうと興味深深で卓組見た瞬間楽しみで仕方なかった。記憶違いでなければ村中とは恐らく過去にプロアマで1回同卓した事があったはず。確か結構ねばっこく最後まで諦めないタイプだったように思えるが、初同卓みたいなものなのでこれまた楽しみ。

鳥山が積極的な立直攻勢で先輩たちに立ち向かうも、工藤・村中の両名が上手くしのぎ、場を進めていく。特に東3局に鳥山の立直に対して危険牌そこまで切らずに仕上げた親満は見事だった。
一方、唯木は・・ずっと傍観。手が入らなすぎて内容全く覚えておらず。笑

ただ今回の新人王戦で1番反省した事を起こしてしまった半荘ではあった。
南3局に相変わらず手が入らず12巡目ぐらいに、ほぼ無理だが一応形聴を取りにいき、打牌した後に一番右側の牌を中に入れようとしたら小指が牌にひっかかって1枚見せてしまったのだが、その牌が初牌でドラの北だったので、あたかも北家の僕が北暗刻や北バックの仕掛けの様に他家からは見えてしまったかと思う。
それが影響を及ぼしたかはわからないが、結果その局は全員ノーテンで局が進み失点することを避けられ、ほぼ手バラな僕としてはいい結果となってしまった。
今回のケースほど影響を及ぼす見せ牌ってそうそう無いとは思いつつも、いつだってこうなってしまう可能性がある以上、牌を見せてしまう行為ってそれだけ罪なことだって思う。
麻雀の技術はどれだけ努力しても即座に反映されるものでは無いけれど、所作や見せ牌しないことは普段から心構えさえしていれば、すぐに改善されることだって思うので、もう一生牌こぼさないぐらいの決意で今後のプロ活動臨んでいこうと思った。

尚、対局はオーラス鳥山と微差の3着目で時間切れの最終局に、なんとか聴牌キープをしたまま流局、3着はギリギリ保ったものの予選突破はかなり絶望的。何だったら次の3回戦で打ち切りも結構濃厚ポジションになってしまった。

2回戦 3着 △24.1

先日のC2リーグ戦でデビューとなった鳥山くんとはお話する機会はあまり無かったのですが何か凄くいい感じの人でした。
具体的にどこが?って聞かれても、上手く答えられないけれどなんか雰囲気が凄くいい!笑
今度お会いする時はお話したいな。

以上、2回戦までの振り返りでした。
ダメだった事が多すぎて、書いてて心折れそうになったので続きはまた今度にします。
けして回数稼ぎの為にあえて分けるわけではありません。あまりに長くなりすぎたら見ずらいですしね。読者ファーストってことです!笑

一応、次は3回戦~敗退まで。最後に総括と蛇足の3部制にしようと思っています。今回読んでくださった方はぜひ次も見てくれたら嬉しいです。
ほなまた~





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