新人王戦への挑戦その3(4回戦~総括)

命からがら回避した3回戦での敗退だが、依然として苦しい状況に変わりはない。

4回戦終了後には、さらに4名が敗退となるサバイバルレース。現状のボーダーとは17.0離れているから2着でも素点大きめなら何とか・・とかもうそんな事考えるのは辞めました。当然トップ縛りのつもりで卓に座る。

【4回戦】
(起家から)井上-工藤-小幡-唯木

3名は現状の1・2・3位なので、ここで全員沈めて大きなトップを取って混戦模様に仕立て上げられれば、最終戦十分チャンスがある。ただ北家スタートなので最後親番をゆっくり出来る時間は限られているかもしれなく、本手を作りつつも、安手で早めに場を進行させることも考えなければ。
※新人王戦予選は60分+1局

井上・小幡とは初対局。井上は過去のリーグ戦で苦戦されている様だったけれど、最近攻めを強くして好調だって風の噂で聞いていた。ただ個人的には最近の成績より、前日たまたま見ていた、小原アルトプロのyoutube『あるかんチャンネル』でグラサンかけた審判員の印象が強く、おお~審判員や!って小さな感動をしていました。気になる方はあるかんチャンネルをチェックしてね!↓ 雀フレッシュ…(イケボ)
https://youtu.be/SF1M2zuqKCk

小幡はプロテストの実技試験の時に、同卓した面子であり、もうあれから1ヶ月も経つのかと懐かしく感じた。お互い合格できて本当によかった。

東1局、8巡目に下記の聴牌が入る。(ドラは確か①か②)

待ちの⑦は既に2枚切れだった為、八切りで仮聴に構え三色変化を待ったが、この形で一旦⑧切って、三色以外に萬子変化を待つのはどうだったんだろうか?それともリーチの方が良いのか?

そんな事を考えてたら、次ツモが四。
⑧切りが正着だった?とモヤモヤしてたら親の井上から九が放たれ、次巡にリーチがかかり、2,600オールで早速ビハインドを背負う。

井上・そして南家の工藤が連荘を重ね、点差はそこまで広がりはしないものの、どんどん時間が過ぎていくことに徐々に焦りを感じてくる。開局の和了逃しもありどうにか早めに挽回したいところだったが、本手を井上・工藤の巧みなゲーム回しで交わされていく。
マズイマズイマズイ!(心の声)

そんな中この半荘の初和了1,000は1,300を小幡から和了り、感極まったのか会場中に響き渡りそうないい発声で点数申告をして、立会人から「もう少し声を落として・・」って声をかけられる。(申し訳ないです)
※別卓の状況が勝ち上がりに影響する為、極力別卓には聞こえない様に卓内のみ聞こえるぐらいの声量で発声する事と、事前に説明を受けていた。
しかし今日一いい発声だった。気持ち完全に入ってた。笑

そしてオーラス
微差の3着目で親番。トップ目工藤までは10,000点と少し。親満で一気にトップまで立てる。時間はもう限られている、後3局・・下手したら2局。いずれにしても1局でも多くやりたい。

配牌は東がトイツで比較的まとまっているけれど、もう一役何かつけたい。ドラかリーチ。

3巡目、井上から東が切られるも打点をつけたいのでスルー。同巡、小幡からも東が切られ、しぶしぶポン。打点は諦め、残り2局確実に打てる様に早上がりを目指す。しかし、東をポンした後が手配が全く進まない。過ぎていく時間に焦りが募る。

そして、立会人から告げられる時間切れのコール。この局は終盤になんとか2,900を小幡から和了り、最終局に臨む。

オーラス1本場(最終局)
トップまではツモなら2,000オール。出和了は7,700。工藤からなら5,800。

中盤に下記聴牌が入る

②切って35のシャンポンリーチをツモれば逆転。出和了は裏1条件だが、既に3が1枚切れ。2が序盤に3枚切られている。35残っているのか?今日一番の長考。少し時間をかけさせてもらい、5を切って聴牌取らずを選択。

④か6来てくれ!と願ってツモ山に手を伸ばすと、ツモは③。

①②が1枚切れ、③が2枚切れ。④は場には切られていない。

すごく①が山にいそう・・。ツモったら裏ドラ条件にはなってしまうが、もう終盤だし致し方なしかと今日最後になるかもしれないリーチ。

全員一打一打慎重に打牌を選択する。ツモ番を待っている自分もヒリヒリするが、他の対局者の方々もヒリヒリしていた事だろう。辛くて楽しい時間がゆっくりと過ぎていく。

上家の小幡から長考の末、①が場に放たれる。出和了だと裏2枚条件なので当然のスルー。井上・工藤からも①が合わせられて、場から①が無くなる。

全然OK。最初から①ツモって裏なんて期待はなく、④ツモアガッて俺が勝つ!という兎の柏木みたいな気分でいたので全然構わない。(7巻だよ)

そして次巡再び小幡が長考し、リーチ宣言と共に④が顔を見せる。

・・・・

(④が先なら裏ドラ期待で倒したのに~!!)←心の声

僕の心の中の柏木に強い意思はなく、結果は流局で僕の最初で最後の新人王戦は幕を閉じた。

【総括】
振り返りをすると技術的に乏しいと感じた局はたくさんあったし(特に1回戦)、3回戦の様に優勝ポイントを意識して叩かなければいけない局面でも小さくまとまってしまったりと、せっかくアマチュア時代に色々なリーグ戦や大会に参加してきた経験を何も生かせていなかったと感じました。
麻雀打って勝った負けただけの話ではなく、技術向上のために目的意識を持って振り返りを行い、今後は経験したもの全て得るぐらいの気概で麻雀と向き合っていきたいと思います。

また、結構昔からの個人的な悩みではあるのですが、1日4回戦打つのが少しキつくて、これは普段の打数不足であったり、加齢と体重増加による体力の衰えだったりが原因とも思うので、麻雀のために出来ることは努力していこうと思います。(つまりダイエット)
次回の機会は恐らく新輝戦になるかと思いますが、心技体をきちんと整え対局に臨みたいと思います。

最後になりますが、今回見事に予選を突破されました大田原祐悟プロ・村中啓太プロ、おめでとうございます!本戦でのご活躍をお祈りしています!

最終結果

これにて長かった新人王戦シリーズは終了です。とりとめのない文章でしたが、お付き合いいただきありがとうございました!
牌譜とかもう少し画像付けられるとより良かったのですが、なかなか記憶するのが難しかったです。それでも少しでも会場の雰囲気をお届けできてたら嬉しいです。
もうネタが無いので次は何について書くかは全く未定ですが、またその内更新しますのでその時はぜひ読んでください〜。

【蛇足】

その1
僕はぽっちゃり体型のわりに甘いものがそれ程好きではないのですが、対局間に糖分摂取しようと思い、今回カフェオレを持参して対局に臨みました。
コーヒーは普段ブラック派なのでカフェオレ飲むのは凄く久しぶりだったのですが、ボスブランドのカフェオレがめちゃくちゃ美味くて、途中で2本目追加購入にコンビニへ走りました。

1Lのカフェオレを摂取した結果、翌日2キロ太ってました。
最近夏バテ気味で少し体重落ちていたのですが、あっという間に戻りました。脱脂綿ばりの吸収率。

その2
麻雀負けた日の山岡家はマジ染みる。全世界の優しさがここにはある。
山岡家でお気に入りの辛味噌ネギ決めて、ゆずの栄光の架橋聞きながら1時間ほど歩いてこの日は帰宅しました。

いつか僕にも栄光を!




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