「結局どうなった?」省みないなら試す価値無し



📘Adapt(アダプト)適応戦略 優秀な組織ではなく、適応する組織が生き残る 📘

人に組織に、
常に求められている成長•進化•向上。

常に前年比を上回り続けろと言われ、
天井のない勝負に参加し続けているように感じた事はありませんか?

周りとの競争に勝ち続けるため?
自身の限界を突破し続けるため?

ところで、
仏教用語には「諸行無常」という言葉があります。
※「万物は常に変化し続ける」という意味だそう。

なので、
変化し続ける対象へ同じ行動を起こしても同じ成果は得られないんです。

よって、
変化する対象に合わせて行動を変えていく必要がある。

これを、
本書では「適応」とよんでいます。

つまり、
成長•進化•向上は「適応」した結果なんです。

優秀さより「適応」が求められるのはなぜ?
なぜ人は「適応」する事が難しいのか?
人はどんな時に「適応」できるのか?
「適応」するためのスイッチは自らONにできるのか?

不確実に変化する現代に「適応」するための1冊


【適応するポイント3つ】


🔹失敗を受け入れ難くするバイアス3つ

①→②→③の流れで人は失敗を糧にできない

①否認(認知的不協和)
自ら不利益になるような事をするはずが無い。
※間違いを拒絶する

②負け追い(損失回避)
何とかして負けた分を取り戻そうとし
※傷口を広げる

③快楽編集(自己奉仕)
別の良い事と併せて結果、成功したと再解釈してしまう。
※最終的には成果は出ていない


🔹研究者マインドとは?
検証を必ず行う
「結果としてどうだったのか?」評価する、
そのためには行動前に現状を把握しておく事も必須。

※失敗のない環境作りではなく、
失敗前提でフィードバックありきの環境作りを行う。
「結局どうだったの?」が大切


🔹上手く失敗する(致命傷回避)
リスクを取らない•ゼロリスクにを考えだすと結局は行動できない。
(動かない事が成果と考える)

「リスクを減らすには?」を考え、失敗前提で行動する。

①if thenプラン
もし⚪︎⚪︎なら△△する
Plan Bを予め考えておく事で行動しやすくなる。

②デカップリング
ミスが次のトラブルを誘発しないよう、
仕組み同士の連結を緩めておく。


【読了】

人は未来を予測したがる、

何故なら、
行動パターンを決めておいた方が楽だから。

しかし、
未来の予測は誰にもできない
※予測した気にはなれる

そこで求められるのが変化する状況に応じて柔軟に対応を変える「適応力」

これは何も、
「アドリブや直感で行動しろ」という事ではありません。

様々なパターンを試しているからこそ、
変化する状況に対して「適応」し、
最善手を打ち出せる。

しかし、
どんなに適応しようとしても失敗は起こる、
なので失敗前提で計画を立て「致命的な失敗」を避けつつ、
またその失敗から蓄積して最善手を導き出す。

変化し続ける時代に「適応」するための
行動や検証。

そして、
それらから目を背けてしまう人の本能について学べました。

「適応」の学びを血肉に、ありがとうございました📚🙇‍♂️



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