ビーポーレン

花粉荷(ビーポーレン)は、豊富な栄養素をバランスよく摂取できる栄養食品として、ヨーロッパや中国では古くから取り入れられてきました。最近では、日本においてもさまざまな効果・効能が期待され、人気が高まっている食材です。

花粉荷(ビーポーレン)は、ミツバチが花の蜜を集める際に、蜜と花粉を混ぜ固めたものです。巣に持ち帰られた花粉荷は、ミツバチの食料やローヤルゼリーの原材料として利用します。

タンパク質やアミノ酸、ビタミン、ミネラルをはじめ、さまざまな栄養素をバランスよく含有しており、中国やヨーロッパなどでは古来より日常的に食べられてきました。

ミツバチの貴重な食料である花粉荷には、さまざまな栄養成分がバランスよく含まれています。花粉荷の栄養素は、下記の通りです。

  • タンパク質

  • 必須アミノ酸

  • ビタミン

  • ミネラル

  • 脂質

  • 酵素

  • 食物繊維

  • α-リノレン酸

さらに、保管する際にハチミツが塗られることで、エネルギー源となる糖質も加わるため、ハチたちにとって花粉荷は完璧な食材です。

しかし、人が花粉荷をそのまま摂取する場合、花粉を上手く消化しきれず、十分に栄養素を取り入れることはできません。花粉の細胞壁は非常に強固であり、何十万年も前の花粉が分解されないまま土の中から発見された例もあるほどです。

そのため、人の消化・吸収機能でも花粉の栄養を十分に吸収できるように、細胞壁を粉砕・加工した花粉荷の健康食品やサプリメントが各メーカーから販売されています。

日本でも注目が高まりつつある健康食品ですが、人によってはアレルギーを引き起こす可能性があります。毎日の食生活に花粉荷を取り入れる場合は、1日数粒から摂取を始め、少しずつ量を増やして体を慣らしましょう。

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