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次男のご帰還に思うこと

なんだか不思議に思う。
この頃わたしは体がよく動く。
次男が同居してから洗濯は3倍(次男は退社後会社付近の宍道湖の外周を走っているので着替えがある)食事は2倍の手間である。
おまけに毎朝弁当も作っている。

三年前三男が帰った時も同じようなものだったが、不思議なことにあの頃より身体が楽な気がするのだ。

息子たちが高校生の五十代の頃と比べてみても、今の方がずっと元気に思う。
まあ単なる思い込みかもしれないが、逆な思い込みより一億倍はマシだろう。

緊張感や高揚感の作用で、後からどっと疲労や倦怠感、抑うつ症状が押し寄せるのではたまらないが…
そういう悪い予想はしないタチだ。
そんなふうに脅かす輩はいるものだが(笑)

よくわからないが、二十年ほど前には億劫で面倒臭かったことを、たいしたことでなく思っている。
もちろん、あの頃にはあの頃なりにならねばならぬことが山積で、悩みや不安不満があったかもしれない。
具体的に精神的にどんなだったのか思い出せないし、過ぎたことを考えてみたところでしょうがない。

三男が進学のため家を出て子育ては一応区切りがつき、夫と二人暮らしになってから始めたことがたくさんある。
だからあの頃より今の方が忙しい。
それをあまり感じない。

いや、たしかに朝の台所は戦争のようだし、夕ごはんの後スマートフォンを触る時間が減った。
それでつまらないということもない。

むしろ、よく頭が回転しテキパキと動ける。料理のレパートリーも家事の工夫も進歩しているように思う。
歳をとった分衰えそうなものだけれど。

次男は現代の若者なので掃除や洗濯を自分でするのを厭わない。
だからと言って、これから出勤する人に台所に立ってもらってもかえって邪魔くさい。
私は私のペースで物事を進めるのがしょうに合っていて、共同するのが苦手なのだ。
洗濯を分けるのは水道代も洗剤も無駄である。そもそも洗濯機がするのであって、大した仕事じゃない。

次男は、何もしないのもなんだから、と休みの日は庭の草を抜いたりしている。
私が不在でも特に困りはしないから、夫と二人留守番を頼んで私は出かける機会を増やすつもりでいる。

若い人が家に来て良かったこともたくさんある。
今朝は部屋の中にいい香りがしていた。新しい香水を取り寄せたのだそう。
今どきのメンズは私よりコスメも充実している。

そのうち転勤でまた出ていくかもしれないし、結婚するかもしれない。
先のことはどうでも、今を楽しもう。

ヘッダーは三男のところのシバです。
可愛い😍

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