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年度末の学童クラブ

金曜日は今年度最後の学童クラブ開所日だった。
春休みは一日預かりで、私は8時から午後1時までの勤務だった。

昨年に引き続き新一年生の入会希望者が多く、持ち上がりの二年生と一年生で定員が埋まった。
だから一般的に学童クラブを卒園する新四年生だけでなく、新三年生(現二年生)ともお別れだ。

30日は午後三時からお別れ会を企画されていたが、私は午前の勤務なので参加せず帰った。
午前中、外遊びの時間などに一人一人に声をかけた。

元気でね
家でも帰ったらすぐ宿題をやるんだよ
時々は遊びにおいでね
大きくなるのが楽しみだなあ…

などなど。

私設の学童保育を利用するのは一名だけで、後の子たちは自宅に帰る。
新一年生になって入れ違いに学童に入る妹や弟を、保護者の代わりに迎えに来る子もいる。

一人で留守番できるか〜?

だいじょうぶ、学校の帰りにそろばんに行くから。

学校の近くにある算盤塾や、バスで送迎のあるスイミングクラブに入る子もいる。

この二年、三年でぐんと背が高くなり、お弁当を残さず食べられるようになった。
入学式より先に来た学童クラブで、保護者の手作り弁当を、開いた瞬間に床にぶちまけてしまい、泣きながら食べていたあの子は、一人っ子だから一人で留守番だ。
いつも真面目に宿題を頑張っているから心配ないね。

私は午後から用事があり帰りを急いでいたので、一人で玄関に向かった。
何人かの子が寄ってきて、盛大に見送ってくれた。

ぼくはね、妹を迎えに来るから毎日来るんだよ。

ぼくもだよ

わたしも!

家族の強力な戦力になるんだね。
がんばれ!

生意気にも握手を求める子
ハグしてくる子
せ〜の、で声を揃えて、定型文を読み上げる女児二人組

せんせい ありがとうございました
三年生なっても がんばります

土曜日は何名かで出勤して、新しいネームを貼り付けたり、本棚の本を下学年仕様に入れ替えるなどした。
月曜日から新年度がスタート、一年生に会うのが楽しみだ。




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