橋杭岩(はしぐいいわ)の不思議
ここは、橋杭岩です。
あらためて、、、す、すごいです!
なんじゃこりゃー、って感じです。
橋杭岩は、堆積岩の層にマグマが貫入してきて固まり、その後、堆積岩(柔らかいので)が海食・波蝕で削られましたが、固い火成岩(マグマ)は削られずに残った、ということのようです。
ごろごろ散乱している岩は、火成岩が転げ落ちたもの。津波の圧力もあったのでしょう。
…とまあ、なんとなく頭の中では理解しますが、実際、どんだけの「時」が経てば、こんなふうに奇岩形成されるのでしょう?
不思議でたまりません。
…というような前置きはさておき、橋杭岩のはしからはしまで(陸上から見る)歩いてみます。
上の写真の黒っぽい地面が、海の底に溜った砂や泥が固まって岩になった堆積岩。この景観は。隆起し、浸食を受けた結果なんですね。
一方、転がっている岩が火成岩。硬い部分が残った橋杭の岩肌と比べると、砂岩系で、やや柔そうな感じです。
海底が隆起したのは、本州側の大陸プレートに、海洋プレート(南海プレート?)が沈み込む影響からです。
そんなこと言われても、、、これも頭の中だけの話。
肌感覚では、こりゃーすごい! としかいえね。
そんなすごい橋杭には、一つ一つに名前がつけられています。
例えば、ゴロゴロ岩、タコ島、海老島、蛭子島、イガミ島、馬乗島等々。面白いですね。
橋杭の端(海側)には、樹木が覆う弁天島という小島もあります。赤い鳥居が見えるので、お社もあるのでしょう。
そうこうしているうちに、夕日が西に傾き、橋杭岩を照らしはじめました。
今はこんな不動の橋杭岩ですが、いずれ爪楊枝のように小さく崩れるのでしょうか。その時、もち生きてはおりませぬが。
それでも、崩れるまではへばりついて生きていきたいと思います。(関係ない?笑)
日は沈みます、、、
そしてみんなお隠れになります。
おりしも、弁天島の、、、
赤い鳥居の上空に、、、
一羽の鳥が飛んできました。
その鳥は、迷うことなく鳥居前の突堤に降り立ちました。
これで私も、今日の予定終了です。さあ、車中泊の場所へ移動しましょう。
2024.3.21