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お金と付き合うこと。

わたしたちは生きる為に、お金を稼ぐことが必要な世界に生きているけれど、お金って、人間が作り出した制度なんだよなあ、と思うと、なんだか不思議だ。そして、少しだけ虚しくもなる。なぜ自ら生み出した制度に、こんなにも翻弄させられなくてはいけないのだろう。

でも、貨幣制度は物々交換より便利なシステムだし、もしこの世が物々交換の世界だとして、今日の夕飯の献立はカレーライスで、わたしがニンジンしか持っていなかったら、ニンジンを求めるじゃがいもを持っている人と、玉ねぎを持っている人と、牛肉を持っている人…をいちいち探さなくてはいけなくて、夕飯を作るのにも一苦労だ。だから、貨幣は画期的で現代の人間社会には必要な制度だと思う。けれど、そんなお金という大きなうねりに巻き込まれてしまうのは、なんだか時々虚しくなってしまう。

経済活動をしなければ、私たちは生きていけない。なんだか面倒な動物だなあ、と思いながらも、結局この余計な思考は、ただの現実逃避なんだよなあ、なんて今度は自分に虚しくなる日曜日の夕方。

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