【京成杯AH】サマーマイルシリーズの存在意義。
今日の紫苑Sは悶絶だったー。
2着したパラスアテナ抜けで馬連13,320円取りこぼしたのは詰めが甘いと言わざるを得ない。
3着のシーズンズギフト、4着のマジックキャッスルとこの辺りとはそう着差もないのだけれど、10人気という妙味を踏まえれば、パラスアテナは押えておいて損のない1頭・・・。
1人気スカイグルーヴ、2人気ウインマイティーともに馬券対象外としていた分、なおさら豊さん上手いなーと皮肉を込めて褒めざるを得ない結果でございました。
さて、仕切り直しの一戦となる京成杯AH。
ここは一丁当てたりますよー!
サマーマイルシリーズの最終戦でもありますが、このサマー○○シリーズって競馬ファンの間でほとんど話題になりませんな。
新潟記念でブラヴァスが勝った時も、結果的にブラヴァスが2000シリーズのチャンピオンなんだ的な反応でしたし、サマーマイルシリーズなんてここ2年該当馬なし。
当事者の皆さんからしてもなんだかなー的なシリーズなのではないでしょうか。
とはいえ、馬主さんには3000万円もの報奨金がはいるわけですから、当事者の方々はそれなりに意識してるはず。
その上で、今年の京成杯AHを紐解くと、天気は持ち直す方向にあるとはいえ、まず昨年トロワゼトワルがマークしたような高速決着は望み薄かなと。
また、トロワゼトワルに関しては前走の関屋記念2着時に、三浦騎手から「左回りが合う」というコメントが出ていましたが、今年のヴィクトリアM4着の走りを踏まえても、去年はどうだったかさておき、今は左回りの方が力は発揮できるとみています。
ノリさんマジックが炸裂する可能性は否定しませんが、昨年から斤量3キロ増かつ今の中山は高速馬場ではないという観点から評価は下げざるを得ません。
そして、このレースで物差しとなるのは大外枠に入ったスマイルカナとみています。
中山マイル戦のピンク帽というだけで単勝を買う気は失せますが、前日1人気はこの馬です。
その人気は別にしても、前から行ってどれだけの脚を使うかが想定できれば、位置関係等々も踏まえ単純にスマイルカナを差し込める馬にスポットライトをあてるまで。
推察するに、大外からハナないしは2番手をとり切るとなると前半3Fで相応の脚を消耗することとなり、結果36秒前後の上がりに落ち着くと考えています。
これが最内枠なら終いも35秒前後でまとめられるのでしょうが、それくらい、8枠16番は不利ということです。
とはいえ、騎手心理としては52キロという斤量もあり、スマイルカナの位置取りは意識せざるを得ないでしょう。
また、同じく3歳馬のルフトシュトロームも不気味な存在に映ります。
京成杯AH自体、前走NHKマイルC組は3着が1回ある程度で好相性のローテとはいえませんが、この馬は中山マイルで3戦3勝の実績を誇ります。
NZTも大外からかぶせにいったウイングレイテストを弾き飛ばしてさらに豪脚を繰り出すなど、野生的な荒々しさを感じさせるタイプでデキ落ちのNHKマイルCは度外視していいと思ってます。
ただ、そういった気性の持ち主故、今回の最内枠は正直微妙・・・。
スタートをポンと出てくれればいいのですが、右トモに甘さが残っているようで、どうしてもゲートをもさっと出る弱点を有しています。
最内枠でポジションも後方からとなると、最悪身動きとれずジ・エンドといった展開も容易に想像できるだけに軸にはオススメしません。
そして、ルメール騎手のアンドラステ。
GIしか本気をださないルメール騎手と、重賞未勝利馬かつ中山初体験のこの急造コンビがスマイルカナと人気を2分するのだから競馬は面白い。
逃げ馬ならまだしも、過去のレース映像を観る限り長くいい脚を使うタイプ。
どういうペースならどれだけ脚が溜まるのか、その感覚を掴み切れていない状況で騎乗するということは、探り探りのレースとなるわけで、この状況で勝ち切るというのは、あらゆる運を味方につけなければまず不可能でしょう。
岩田ジュニアに比べれば、ルメールのほうが圧倒的に乗れる騎手ではありますが、前走新潟の直線でがっつり追われている分、デキが上向いているのかも疑問。実際、調教はかる~めですしね。
と、人気サイドに一通りケチをつけたところで、ここは万馬券狙いの結論を導くに至っています。
推理の出発点は、ずばり「サマーマイルシリーズの存在意義」。
是非最後までご賞味ください。
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