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私はK-POPのトンチキJapanese ver.を愛している

私はK-POPアイドルのトンチキJapanese ver.が大好きである。元々韓国語である歌詞を無理やり日本語にするため、「それは無茶だろ…」となる歌詞が完成しているからである。韓国語だと、外国語だからかカッコ良く感じていた歌詞が、急に低俗になった気がしてしまうのである。(そこがいい)
韓国語の歌詞で聞いていた時は😌だったのに、Japanese ver.を聞くと😂になる。


最近IVEのLOVE DIVEのJapanese ver.が公開された。この曲も面白かったので、noteに記録しておく。

IVEは唯一無二の雰囲気をもつ大注目のK-POPアイドルグループで、2022の紅白にも出場した。紅白ではデビュー曲、ELEVENのJapanese ver.を披露した。ELEVENも結構トンチキで、家族と見ながらゲラゲラ笑っていた。

ELEVEN Japanese ver.

「わたし」じゃなくて、「あたし」なのはとってもgood。
「こっから先はカラフルな暗示」
最高ですね。カラフルな暗示、元々歌詞が日本語だったらこの言葉は生まれたでしょうか?否。これこそJapanese ver.の素晴らしいところなのです。
原文だと「난 몰랐어 내 맘이 이리 다채로운지」、「知らなかった、私の心がこんなにカラフルだってこと。」となる。(参考: https://ameblo.jp/taenggoo39/entry-12714308082.html)
全然ちげーじゃん。
でも日本語だと音が足りないので、「暗示」にしたのでしょう。


トンチキ歌詞の魅力、お分かりいただけたでしょうか。


そして本題のLOVE DIVE Japanese ver.

LOVE DIVE Japanese ver.

素晴らしい仕上がりです。
「息止め LOVE DIVE」???この日本語と韓国語の間の感じですよ。
原文だと「숨 참고 love dive」で、「息を堪えて love dive」となるので、まあ日本語として間違ってないのだが、無理やり感がたまらない。「息を堪える」もしくは「息を止める」を4音で表現するには「息止め」しかなかったんだろうな。

あと、「いっそ もっと love dive」も良いです。
一瞬井上陽水がよぎりました。

いっそ セレナーデ

今回はIVEを紹介したが、K-POPには様々なトンチキJapanese ver.が存在する。
最近だとLE SSERAFIMのfearlessも良かった。「キズ付かない キズキズ付かない」という歌詞があって、元気がない時にはこれを聞くと無条件で笑える。

最後に勘違いしていただきたくないのは、Japanese ver.を嫌ったり貶したりする意図はないということである。面白がっていることは否めないのだが、そこには日本語と韓国語の間のような言葉を生み出す事への尊敬が存在する。
韓国語の歌詞を、音に当てはめて日本語にするのは本当に難しいことだと思う。(Japanese ver.で成功してるのはIZ*ONEくらいでは?)
なのにいつもJapanese ver.を制作してくれてありがとうございます。深い感謝。


おわり

ティソ

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