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OB・OG訪問のやり方【ただの元人事@コミュニティ質問箱シリーズ#0009】

こんにちは。ただの元人事@裏垢です。

2022年1月から開始している24卒向けコミュニティ内で『23卒内定者が回答する質問箱』を始めました。

質問に回答してくれる23卒のみなさんは、僕の勉強会や23卒コミュニティをフル活用してくれて、大手難関企業からの内定者ですので、これから就活に取り組む24卒の内定率に少しでも貢献できると考えて協力してもらいました。

業界や企業によって違いはあると思いますが、内定者の考え方を少しでもヒントにしていただけると嬉しいです。

ただの元人事 コミュニティ質問箱 シリーズ (12)

A1.具体的なエピソードを自分の回答に反映させる

回答者:文系学部/金融・インフラ・IT・公的機関など計8社

(1)始め方
OB訪問には大きく分けて2種類あると思います。
1つ目が、自分の将来を考える上での材料集めにとりあえず自分が興味ある仕事をやっている人に色々聞いてみるもの、2つ目が、より内定率アップに近づくために会社や業務内容について深く聞くものです。

また、ツールとそれぞれの特性(全て個人的見解です)は

大学のキャリアセンターを利用する:大学の先輩後輩なので、本音で話しやすい/OB訪問できないニッチ企業に先輩がいる場合、他の就活生よりラッキー

Matcher:人生相談・選考突破のためではなく、純粋に進路相談がしたい場合に役に立つ印象/内定者でES添削や就活相談をやっている人が多い

ビズリーチキャンパス:企業研究の為の訪問に役に立つ印象/アプリ内でメッセージ完結するのが楽/訪問しなくても、同じ企業の色々な人のプロフィールを眺めるだけで参考になる場合も

企業が直接受け付けている:その企業に興味があることが前提、企業によっては選考に情報が共有されていることも/企業が訪問回数を把握できるので熱意が伝わる可能性はある

の4つが大きくあると思います。

まずはオンラインでお話を聞けるビズリーチキャンパスあたりから始めてみるといいかもしれません。あと、質問する内容の用意と、採用HPは読んでその方がいる部署についてはある程度知っておく→それを共有したうえで、違うところや、より深い所を聞いていく、べきです。

プロフィールを具体的に書いてくださっている方はマッチしやすいのと、多く訪問を受け付けている方は分かるので(感想が共有されています)、そのあたり着目しながら最初手探りでやっていけば慣れてどんどんやっていけるはずです。

個人的には、1つ目のOB訪問も、訪問する方を選択するのは大変ですが今の時期しかそのようなことはできないのでやってみてもいいと思います。私自身、就活を今の時期していませんでしたが、Matcherや知り合いづてで10人以上にお話を伺って、就活するかどうか、他の選択肢についてを考える機会は持っていました。

(2)何を聞くと有意義か
2つ目の選考に活かすためのOB訪問、という前提でお答えします。HPやIR情報には載っていない生の情報を聞くことができるのがOB訪問の利点です。

そのため、私は今まで仕事をしてきた中で「1番大変だったエピソード」、「達成感を感じた仕事」、「前の部署経験が今の部署の仕事でどう活きているのか」をお聞きしていました。

例えば大変だったこととして、華やかな仕事に見えて地道な作業が大変だった、という話があれば、それに合わせて自分の強みを主張し地道な仕事も耐えられる、ですとか、自分の人生においても同じような体験で達成感を感じてきたので、会社に入ってもそれをやりたい、とか、自分事にして話すことができます。実際に面接で、こういう経験を社員の方からお聞きして…とお話しするのは、自分も話しやすいですし、企業としてもうわべだけで判断していない、と思えるので良いです。

「前の部署経験が今の部署の仕事でどう活きているのか」については、ジョブローテーションが耐えられなくて辞めてしまうことを企業は不安視しているので、そこの根拠づけとして非常に役に立ちました。ただ、好奇心旺盛だから大丈夫、というよりは、自分&会社の為になっている制度なので、ということを具体的にお話しできた方が明らかに相手の不安が払しょくできると思います。

また、会社の強み・弱みを実際に社員がどう感じているのかをお聞きして、自分の業界・企業研究に反映するのも効果的だと思います。

若手の社員の方であれば、なぜ今の会社に入ったのかの意思決定をお聞きしたり、転職された方であれば、同じ業界で転職されている場合が多々あるので、なぜ転職したかをお聞きすることも、自分の進路決定の参考にするというだけでなく、どのような価値観が好まれるのか、どこがアピールポイントなのかが分かると思います。

(3)その他
元々得意な方であれば良いのですが、コロナ禍などもあり、大人(特に年次が上の方)とお話する機会があまりなく、面接で大人と話すのに慣れていない方もいらっしゃると思います。その練習にもなると思うのでチャレンジしてみて下さい。訪問を受け付けている方はそもそもお優しい方が多いので、極度に緊張しなくてよいと思います。(勿論最低限の礼儀・マナーは大切にしましょう!)

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A2.これを読めば流れとポイントは完璧!

回答者:文系学部/飲料メーカー・化粧品メーカー・専門商社

OBOG訪問は
①業界・企業研究
②志望度のアピール
③社会人慣れ
④ESや面接の壁打ち
⑤モチベUP
などに繋がる超おすすめの就活対策です!

今はコロナ禍によりオンライン上でのOBOG訪問がメインだと思いますが、私が就活生当時に実践していたOBOG訪問の一連の流れを紹介します!

1.訪問したい会社が決まると、人を探す➡キャリアセンター・ビズリーチキャンパス・企業からの紹介(他にもありますが私はこの3つを使っていました)
2.メール連絡➡挨拶・訪問したい理由・日時を提示してお願いをする
3.日程調整➡日程確定後、事前に聞きたい質問リスト・自己紹介資料・zoomリンクを事前に共有(資料はGoogleDocsやスライドを用いて共有していました)
4.訪問➡必ず自分がペースを作って、相手に任せないようにしていました。
5.お礼メール➡訪問日にできるだけ早くお礼メール(学んだこと等の感想、訪問した人への感謝の気持ち等)を送って、志望度が高い企業には他の社員を紹介してもらえるように依頼しました。

何を質問していたか
現場の業務について詳しく(例:一日のスケジュール・どんな人と仕事でかかわるか・遣り甲斐を感じる瞬間・大変だと思う瞬間)➡業務理解に繋がります!
会社を選んだ背景(就活の時はどこを見ていたか・何が決め手だったのか・志望動機は何を話していたのか)➡自分が面接で話すときに応用できます!
福利厚生(家賃補助・社内イベント・教育制度等)➡HPや説明会で聞けない一次情報を聞くことが出来ます
部署異動やキャリアビジョン(これまでどんな経験をされてきたか・5年目、10年目の在りたい姿等)➡キャリアビジョンを作るのに参考にしてました!

OBOG訪問は、踏み出すのに勇気がいるため躊躇っている方が多いかもしれません(私も就活生の時はそうでした...(笑))

実は私は、OBOG訪問をきっかけに「この人たちと一緒に働きたい!」と強く想い志望し始めて、選考中も社員の方からES添削やアドバイスをもらって内定を頂くことが出来ました。

やってみるとOBOG訪問は良いこと尽くしなので、早いうちに動き出すことをお勧めします!(冬の時期は社員のアポとるのが難しくなります)

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こちらも併せて読むと、より面接でのパフォーマンス向上に繋がります!

☆社会人慣れする方法:OB訪問も社会人慣れに繋がる有効な方法ですが、それ以外の方法も紹介しています。

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24卒コミュニティに質問箱を設置しているので、興味がある方は、ただの元人事のインスタグラムからコミュニティ参加してみてください。


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