中期経営計画の活用方法【ただの元人事@コミュニティ質問箱シリーズ#0011】
こんにちは。ただの元人事@裏垢です。
2022年1月から開始している24卒向けコミュニティ内で『23卒内定者が回答する質問箱』を始めました。
質問に回答してくれる23卒のみなさんは、僕の勉強会や23卒コミュニティをフル活用してくれて、大手難関企業からの内定者ですので、これから就活に取り組む24卒の内定率に少しでも貢献できると考えて協力してもらいました。
業界や企業によって違いはあると思いますが、内定者の考え方を少しでもヒントにしていただけると嬉しいです。
A1.3つの活用方法で内定率を上げよう!
回答者:文系学部/商社・海運・金融
私自身が中期経営計画のどこを見て、どのように活用していたかについて3点挙げさせていただきます。
①「企業が注力しているor今後注力したい事業」と「希望する部署」の不一致を避ける
中期経営計画には、行っている事業の各分野ごとの売り上げ比率と今後の展開について書かれていると思います。
これらから読み取れる「企業が目指す方向」「注力する分野」と志望動機や希望部署が一致していなければ、面接で苦戦するリスクが高いと私は感じています。
もし、売り上げの過半数を占めている事業部があれば、入社後にその事業を担当する確率も高いはずです。
そして現場社員が面接官の場合、その事業部の方が面接官である確率も高いです。
反対に、売り上げ比率が10%以下の事業部を希望した場合、競合他社の方がその事業/製品に強みを持っている場合が多いです。
そのため、「〇社の方がこの事業強いのに、なぜこの会社でこの事業をやりたいの?」「〇〇をやりたいなら〇社に行った方ができるよ?」と言われた時に、非常に答えにくいです。
もちろん、本当にその部署に行きたくて、他社よりも強い点やその会社でしかできないことについてしっかりと面接で話せるのであれば、あまり問題ないかもしれません。
※面接を受ける会社だけではなく、競合他社についても理解する必要あり
※「希望部署に配属されなかったらどうするか」は必ず聞かれる
しかし、希望部署が決まっていないor明確にない方は、配属可能性の高い部署を希望する方が面接官も入社後の姿をイメージしやすい上、「入社後もギャップなく働いてくれそう」と感じるのではないでしょうか。
ESの時点で興味をもった理由や希望する部署について書くことが多いと思います。
面接前ではなく、ES作成段階で中期経営計画を読んでおくと、ESから面接まで一貫性をもって話せます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこちらの記事にも詳しく書いていますのでぜひご参照ください。
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※この時、注意していただきたいのは、グループ会社や子会社がある大手の中期経営計画にはグループ全体の経営計画が書かれている点です。
経営計画の中に書かれている事業だけど、親会社の社員は出向しない限りその事業を担当しない場合も多いです。
志望動機や面接で話したい事業に関われるのかわからない場合は、OB訪問や座談会などで直接社員の方に確認した方が良いと思います。
②面接で意見や感想を求められた際に答えられるようにしておく
インターンの面接ではされたことはありませんが、
役員や人事部長が面接官を担当する本選考の最終面接で「中期経営計画を読んで何が印象に残っているか」「弊社のビジョンについて覚えているか、どう思うか」などを聞かれたことが何度かありました。
このような質問は、一通り中期経営計画などに目を通し、理解していなければ答えられません。
面接準備をする際に、自分の志望する部署や関連するプロジェクトについてだけでも良いので、自分なりの意見や感想をまとめておくと安心です。
③逆質問の材料にする
中期経営計画などを参考に逆質問をすると、以下のようなメリットがあります。
・一歩踏み込んだ詳しい回答をしてくださることが多く、企業理解に繋がる
(➡次の面接に活かせる)
・企業が目指す姿と実際の現場の様子がどれほど違う/一致しているのかを確認できる(DX化の推進度合いなど)
・企業研究をしていることをアピールできる
一例を挙げると、私はこのような感じで逆質問をしていました。
中期経営計画を読んで、〇〇プロジェクトの開始など、近年〇〇の取組に注力されていると思いますが、実際に〇〇様が〇〇部で働かれている中で感じる変化にはどのようなものがありますか。
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24卒コミュニティに質問箱を設置しているので、興味がある方は、ただの元人事のインスタグラムからコミュニティ参加してみてください。
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