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パーソナル系質問回答集➃

こんにちは。ただの元人事@裏垢です。

今回、元人事のインスタグラムを通じて、23卒内定者に回答してほしい、面接で聞かれるパーソナル系の質問を募集しました。

それに対し23卒内定者の実際の回答とその回答を作るにあたっての考えを紹介してもらいます。

※パーソナル系質問とは
面接官が学生自身について知るための質問。例えば、性格、ストレス解消法、価値観などについて聞かれる。

今回回答してくれた内定者は以下の2人です。1人目は愛嬌やコミュニケーション力を中心にアピール、2人目は泥臭さや全力で頑張る姿勢、リーダーシップをアピールしていました。

キャラクターが違う2人がそれぞれどう答えていたか、またその考え方を少しでもヒントにしていただけると嬉しいです。

内定者➀

内定者➁


Q1.大切にしている価値観

内定者➀の回答

恩返しの気持ちを忘れないことです。これは経済的に苦しい中で塾に通わせてもらった経験によるものです。私の家庭は〇〇という理由で経済的に苦しいにも関わらず、両親は塾の授業料を納めてくれていました。他にも部活や予備校の先生、友人達に支えられ、私は成長してきました。これらの支援を無駄にしてはいけないと思い、部活動は県大会目指して頑張り、受験勉強も必死にしました。大学では、この恩を「次の世代に還元する」ことが恩返しだと考え、塾講師のアルバイトをしています。

回答で意識したこと

【いい人感×ぶっちゃけ感】
解答例は字数の都合上かなり省略していますが、実際の面接では家庭の事情まで詳しく回答しています。この設問は私の本質を見て、その会社にマッチしているのかを図ることが目的だと考えます。そのため、「本質に利他性があること・その根拠となる私のバックグラウンド」を伝えることを意識しました。

内定者➁の回答

私が最も大切にしている価値観は「目標を高く持ち、現状に満足しない」ことです。私は高校の卓球部の経験からこの考えを持ちました。私は高校一年生時点では部内最下位で、対外試合でも一度も勝てませんでした。しかし目標は県ベスト8入賞を掲げており、周りには無理だと笑われていました。結果は引退試合の際に県ベスト8入賞を達成でき、周りがベスト16、32で負けていく中私は8に勝ち残り、周りを結果で見返すことができました。この経験から、1、目標は常に高くもつ、2、現状に満足しないことを大切にすると決めました。働く上でも、困難なことに強気で立ち向かい、現状を常に更新する意識で仕事に取り組みたいと考えています。

回答で意識したこと

この設問は、「会社で活躍できるか、そもそも会社にあっているか」を見るための重要な質問であると考えています。大前提、企業によって答える価値観は使い分けていましたが、この価値観は、「泥臭く頑張る、辛くてもめげない、どんどん挑戦していく」系のキャラで面接を通していたので、そこと合致する形でエピソード踏まえて回答していました。面接でのキャラと一致させることが大切だと考えています。

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Q2.ストレスを感じる状況とその解消法

内定者➀の回答

自分の価値観が頭ごなしに否定されてしまうことにストレスを感じます。実際に中学時代に〇〇という経験があり、それがこれまでの経験で1番強いストレスでした。解消方法は絵を描くことです。

回答で意識したこと

ストレスを感じる状況→【伝え方を意識】
内容は、正直に本当のことを伝えて良いと思います。ただ、面接における伝え方として「できるだけ明るく話すこと」を意識すると良いと思います。自分のキャラクターの良さを感じてもらうためにも、暗い話こそ爽やかに・笑顔で話し、「今となっては笑い話ですが…」くらいのニュアンスを出すようにしていました。

解消方法→【1人でできるを大切に】
一度面接で「友人に相談してストレスを解消する」と回答したら、「その友達がいないと困っちゃうね」と返されてしまったことがあります。ストレス解消は1人で・手軽にできること、加えて今後社会人になっても実現可能な方法であることが重要だと思います。

内定者➁の回答

何も変化がない環境にいるときです。私は常に挑戦していきたい想いがあり、成長曲線が一定で、自分に変化がない、起こせない環境に退屈さとストレスに近いものを感じます。

回答で意識したこと

どの企業も変化を求めて挑戦し続けられる人を求めているので、いい意味で「じっとできない、常に行動を起こしたい」タイプの人間であることをアピールしていました。またこれは自分のキャラである「挑戦心」や「雑草魂」とリンクさせ、一貫性を持たせていました

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Q3.周囲の人にどのように言われますか?(他の人からみえる性格)

内定者①の回答

「お姉ちゃんタイプ」と言われます。これは多分「聞き上手」という意味でそう言ってくれているんだと思います。実際に私が人の話を聞くときに意識していることは3つです。1つ目が、ちゃんと聞くこと。認識の齟齬が生まれないように、わからないことは都度質問をしながら話を聞き、相手の発言の背景まで理解するように努めています。
2つ目が、反対意見があるときには理由必ず添えること。まず、相手の意見に反対なときはそれをしっかり言葉にして伝えます。そしてその時には、理屈なしに相手を否定することは絶対にせず、順序立てて論理的になぜ反対なのかを伝えるようにしています。
3つ目が、アドバイスをするときには「あくまで私の一意見でしかない」としっかり伝えることです。これは相手が無意識にでも選択肢を狭めないようにでもありますし、私自身にも常に言い聞かせて自分の意見を押し付けることがないようにしています。

回答で意識したこと

【求められている力をアピール】
私は(周囲の人になんと言われますか)=(他者から見たあなたの強みはなんですか)だと捉えています。そのためこの設問は、自己PR以外で自分の強みを直接的にアピールできるボーナス問題だと考えていました。
回答の作成には、その職種・企業で求められている力や人物像を座談会やOB訪問で明確にすることです。
そして以下のように強みを使い分けていました。
①エピソードが多く用意できる力、特に求められていると感じる力→自己PRの強み
②自分の面接での雰囲気と矛盾せず人柄にあっている力→周囲からの評価(=他者から見た強み)

またこの解答ではいきなり「聞き上手」と言わずに「お姉ちゃんタイプ」とワンクッション挟むことで、ガツガツした自己PRではなく会話として自然な強みのアピールにしています。

内定者②の回答

「精神的な支柱」と呼ばれることが多いです。私は「背中で語るリーダーシップ」と強みでお話ししたように、行動で示すことを大切にしています。役職がないときや自分が不利な時でも、常に行動し続けてきたことが評価され、「お前がいてくれると安心できる」という言葉を言ってもらえることが多いのではないかと思っています。

回答で意識したこと

チーム内での立ち位置を把握し、配属先でどのような評価を受けそうか、ということを知るための質問だと思っています。なので、チームにいたら「士気が上がる、「プラスに働く」ということをアピールしていました。

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今回とは別の内定者2名もパーソナル系質問への回答を沢山紹介しています!こちらから是非参考にしてみて下さい。


23卒内定者が24卒からの就活に関する色々な質問に回答する質問箱の記事はこちらから見れます!「自己PRの書き方」「業界研究のやり方」など沢山の内容に答えているので一度チェックしてみてください!


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