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自分の知り方

こんばんは、タダイズムです。


案外自分の事って、自分ではよく分かりませんよね。性質や傾向だったりは、周りにいる人の方がよく分かってたりします。

しかし、何を考えて、何をしたいのか、といった思考や意思に関しては自分しか知り得ない事です。なのに全然自分でも分からない。もちろん僕もそうです。

知らぬ間に築いていた
自分らしさの檻の中でもがいてるなら
誰だってそう 僕だってそうなんだ

- Mr.Children / 名もなき詩 -

10代、20代、30代とミスチルの名もなき詩を長きに渡り聴いてきたが、やっぱりいい曲です。それぞれの年代で心への響き方が違う。今思うと、もがいて当たり前。もがいて初めて知る、前への進み方があります。


▼自分を知るための物差し

やはり物差しがあると便利です。自分を知るための物差し。

僕の思う物差しとは、いろんな事にチャレンジする事です。そのチャレンジの中で自分自身と向き合う事。三日坊主でもいいので、とにかくやってみないと自分に合うか合わないか分かりません。合わなくても、それなりの発見があります。

最近、新しい事にチャレンジしましたが三日坊主で終わりましたのでちょっと紹介したいと思います。ひどい内容です。


僕は海で手のひらサイズの石を拾う事が趣味なのですが、その石を乗せる台座を木彫りで作ろうと思いました。彫刻刀やらノコギリやらノミやら揃えました。最初は楽しかったのですが、一個作って満足してしまいました。投資金額は5000円程でしたので、そんなに痛手ではありませんでした。

「俺は一体何がしたかったのだろう?」

さすがにそう思いました笑。しかし、続ける意志が弱いまま木彫りをする意味も分からず、木彫りをひっそりと引退しました。

それからしばらくして、アウトドアショップに行った時の事です。薪が売っていたのですが、その薪を見ていると焚き火がしたくなりました。毎日通勤途中に、薪でお風呂を沸かしていると思われるちょっとレトロな家の前を通るのですが、以前から薪に対する憧れはありました。

とりあえず火付け用の薪(針葉樹)と、火を長持ちさせる用の薪(広葉樹)があるとの事なので2種類を購入。さすがにこの大きさの薪では簡単に火がつかない事はバーベキューを通して経験済みなので、さらに薪を細かく割る事を決意。気づくと革のグローブとナタも買っていた。しばらくは、薪を割る事に専念しました。木彫りで揃えた道具も役に立ってよかったよかった。

その後、焚き火台と火バサミ、ローテーブルまで購入しました。風のない週末の夕方に細々と焚き火をしています。とても心が癒されます。無心で薪を割ってる時が1番楽しいかもしれません。元々料理が好きなので、今後は簡単な焚き火料理にチャレンジしたいと思います。

この木彫りの失敗体験から、ここまで辿り着けてよかったです笑。

- この体験で知り得た事 -
・木で何かを作りたかった訳ではない
・道具を使って木と戯れたかった
・自然を感じたい
・体を動かしたい
・焚き火は癒される
・焚き火料理をしたい

木で何かをしたい自分と、元々料理が好きな自分が繋がった瞬間ですね。


▼成功とは?失敗とは?

マイナス(-) × マイナス(-) = プラス(+)

こんな事を学校の数学で習った記憶があります。多分中学生の時でしたよね。何でマイナスとマイナスでプラスになるんだよ!って思ってました。

でも大人になって、マイナスを失敗と仮定した時、それ同士をかけたらプラスになる!と思えたら納得できました。

失敗 × 失敗 = 成功

(もう一回掛けたらまたマイナスになるんじゃ…というのは置いといて…)

僕たちはいつの間にか、失敗=ダメな事という風に刷り込まれてしまっています。完全な思い込みなんですけどね。それで、失敗しないように考えるんですけど、失敗してないからどこが悪いのかか分からないんです。そしてまた考えてしまうんです。

結果、いつまでたっても始める事ができない。

失敗はした方がいい。失敗を恐れて行動ができなくなると、時間という価値のある燃料がなくなってしまいます。

行動するために考える

行動する前に考える事は大事です。しかし、考えすぎて行動に起こせないのはとても勿体ないです。簡単な計画を立てたら、ここで一回行動あるのみ。

考えるために行動する

簡単な計画を立てたらあとは行動あるのみ!この行動から、次はどうするかなと考えるべきだと思います。考えるために行動するのです。やみくもな行動ではなく、基準を作るための行動です。


ケース1
360°どの方角に進んでいいかわからない時があります。間違った方向に進まないよう考えに考えます。10時間考えて、ようやく進む方向を決めました。何の問題もなく目的地に到着。やっぱりこっちが正解だったんだな!


ケース2

360°どの方角に進んでいいかわからない時があります。とりあえずこっちとあっちを少しだけ見てこよう。ああ、こっちの道は行き止まりなんだね。あっちは崖崩れか…。1時間かかったけど、こっちとあっち以外って事はわかった。そっちの道を通り、いくらか遠回りはしたけど無事目的地に到着。

ケース2の方が体力は使いますが、時間はあまりかかっていません。ケース2は2つの失敗をしてそうに見えますが、成功に繋がったとも言えます。
ケース1はこれまでの経験などから導き出した答えです。でも、もしかするとケース1はどの道から行っても行けたのかもしれません。どちらも成功だと思います。

自分の経験と知識を駆使して、簡単に答えが出ないのであればケース2のような判断が1番良いと思います。

▼自分を知るという事

失敗は、成功の主成分という事を忘れずに、自分をいろんな環境に置いてみる事。

自分を水の中に入れてみたり、土に植えてみたり、火で炙ってみたり…。

誰よりも早く泳げるかもしれないし、芽が出てすごい花が咲くかもしれないし、これまでに無いおいしさになるかも。

まだまだ知らない事だらけという気持ちで、歳をとっても思いがけない化学反応を起こしたいものですね!



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