常に他人事
人間、目の前の事に入り込みすぎると、まわりが見えなくなってしまう。そうすると、非常に疲れるのである。
物事も人も、距離感が大事だと思います。しかし、距離感ほど曖昧なものもないような気がします。距離感難しすぎる問題です。
多分、空気を読むってやつより難関なのでは…。
▼達成感と消耗感
ポジティブなまま目の前の事に入り込むと、達成感といういい疲れを感じる。
ネガティブのまま入り込むと消耗感といういやな疲れを感じでしまうのである。
イメージですが、達成感とは情熱ややる気を燃料にしてるのでそこまで身を削った感はないと思います。
一方、消耗感とはその名の通り消耗です。言い方は悪いのですが、心を削ったようなイメージです。
前のめりで突っ込む事は悪いことではありませんが、しばらくしたら一旦距離を取って俯瞰して見る事をおすすめします。体力や集中力には限界があります。
自分で言うのは何ですが、僕はストレスとの向き合い方が上手い方だと思っています。溜まったストレスをこまめに発散できるし、簡単にできるストレス発散術もいくつかお持ちです。
何かトラブルがあっても、当事者にも関わらずどこか他人事なのです笑。
雲の上から、「ほっほっほ、今日も雲の下では揉めとるわ。」と雲の上から世の中を見ている感じです。ちなみにトラブルの当事者は僕です。
かといって、それに向き合ってない訳ではないのです。当事者の割には、その物事と距離を取っているという形です。
起きてしまった事は仕方ないのです。世の中には、今考えなきゃ解決しない事もありますが、今考えても解決できない事もあります。
無駄な今の消耗は避けた方がいいと思うのです。
▼共感よりも先に
前のめりになっていると、自分の気持ちを分かって欲しい!という承認欲求や共感を1番に求めてしまいます。こうなると、分かって欲しいが故に思いを伝えまくって自分からのアウトプットの連続になってしまいます。しまいには、もう一息だ!とさらにアウトプット。
相手からすると、「この人は今取り乱している」と判断されてもおかしくありません。尚更、相手の心に届きません。純粋な人ほど、こういった傾向がある様な気がします。
まずは伝える事、共感や理解や解決は二の次です。
ここでどうするか?
僕ならヒートアップしても自分の意見をある程度述べたら「…とまあ、これについてはこう思っています。あなたはこれについてはどう思っていますか?」と自分の意見と相手の意見の距離感をはかる為に、質問してみます。
アウトプット(自分の意見を伝える)→インプット(相手意見を聞く)の流れです。
こうしてしまえば相手が喋り出してくれますから、少し自分の中で落ち着きが出てきます。
そして、相手の意見を聞いた上でお互いの重点はどこか?をはっきりさせる事。
そうすれば、次の一手も考えやすくなります。
▼常に他人事くらいの気持ちで
最近、奥さんが仕事のことでネガティブな前のめりになってましたので、こういった話をしました。せっかくなので書いてみました笑。
純粋な人や責任感の強い人ほど、自分の事になると物事との距離感が近くなるのかなと思います。ヒートアップしそうな時は、他人事くらいの気持ちで一歩下がると結構いろんな事が見えてきます。
何かで読んだのですが、脳にとっては適度なストレスなど少量の負荷をかける方がボケにくいとは聞いた事はあります。だから、まったくストレスを感じないという状態が良いという訳ではないみたいです。
ストレスとも、適度な距離感が大事なのですかね。
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