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誤解やズレは当たり前 「ぱくぱく君」と聞いて何をイメージしますか?

赤羽雄二さん『自己満足でない徹底的に聞く技術』で書かれている
アクティブリスニングを実践中の畑中です。

「ぱくぱく君作ったんだ」で伝えたかったこと

次男小学1年生と入浴中のことです。
親子のクオリティタイム」のチャンスと思い、リラックスしてただ一緒に湯船につかっていました。

子どもの話を聞くには、「学校どうだった?」「明日、何時に起きたい?」など私が聞きたいことは質問せず、「何か話して!」といったオーラも出さず、リラックスして自然体で待つのがポイントです。

見守りながら待っていると、次男が話し出しました。

「学童で、ぱくぱく君を作ったんだ」

伝えたことは受け取り方で変わる

「ぱくぱく君」と聞いて、私の頭に浮かんだものは、これでした。

私のイメージしたぱくぱく君

「学童で、ぱくぱく君を作ったんだ」という次男に、私は「何個作ったの?」と自分が知りたくなった質問をしてしまいました。

すると次男は「一つ」と答えたものの、その様子から彼が話したいことではないことが分かったので、仕切り直ししました。

「ぱくぱく君、作ったんだね」

と次男の言葉をそのまま受け止めなおしました。

「ぱくぱく君を作った」という話をただ聞き続けたら

次男「うん、画用紙で作ったんだ!」

(ん?画用紙?折り紙じゃないんだ?)

私「画用紙で!」

次男「うん、画用紙で○○君(大の仲良し)と作ったんだ(^^♪」

私「○○君と作ったんだ(^^)/」

次男「うん、ぱくぱく君の世界も作ったんだよ」

(ぱくぱく君の世界?)

私「ほー、ぱくぱく君の世界も作ったんだ」

次男「作ったもの見せてあげる!!早くお風呂でよ~」

本当に伝えたかったことにたどりつく

お風呂をあがって、次男が見せてくれた「ぱくぱく君」は、これです。

次男の作ったぱくぱく君

私のイメージした「ぱくぱく君」とはぜんぜん違いました。
聞いてみないとわかりませんね。

次男が私に伝えたかったことは、「ぱくぱく君を作った」という事実だけではなく、「大の仲良しのお友達と作って楽しかったこと」、「ぱくぱく君の世界も作って面白かったこと」、「それをお母さんに見せて、その気持ちを共有したいこと」などの気持ち・考えだったのでしょうか。

「ぱくぱく君を作った」という事実を聞いただけでは、子どもの気持ち・考えはわかりませんが、アクティブリスニングすると、子どもが日常生活で、感じたことや考えたことを聞かせてもらえるなと、また実感しました。

「何個作ったの?」という自分の好奇心からくる質問は、一見、子どもの話を丁寧に聞いているようでも、子どもの話したいことから離れてしまったので、しないように気をつけていきたいです。

相手に寄り添った聞き方ができるようになると、見える世界が変わってきます。

息をするようにアクティブリスニングを実践していると、これまで無意識に終えていた他愛もない会話からも、たくさんの子どもたちの真実を聞かせてもらうことができます。

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