見出し画像

グルテンを食べよう。

昔、エステサロンを経営していた。

無添加化粧品や、
シリコンフリーのシャンプーのことを

学んだ。

まあまあ、不思議なことで

経営努力としては「入れない」という

ことが価値を持つ不思議なスキームだと感じた。

なんだか、
お寺に「座禅の修行」に行った
エステサロン経営者が

おでこに「セケン」と書いてある

坊主の和尚さんに

「また、入れたなー!!」と、

修行している風景を思い浮かべてしまう。

やらないことに価値があることって

珍しいなぁって思っていた。

そして、この構造には、
ちゃんと欠陥があった。

ま、このことは、また別の機会に書くとして

今回は、

「グルテン」のこと。

「グルテンフリー」とこれも

もてはやされ、なんだか

この思想に乗っかっていると

adidasのサンバと同じくらい

「あなたは、オシャレに認定されました」と

オシャレレベルが1上がる構造のように感じる。

ティム・スペクターという
学者さんが

『歪められた食の常識』という本を書いている。

この本に出会うまでは、

一旦、グルテンは、よくないモノとして

考えていた。

だが、もちろんそうではない。

僕は、色んな本や経験を通して

これは「ミスリード」だと思っている。

もちろん、小麦アレルギーの人は、

もちろんいる。

(セリアック病)と言うらしい。

彼らは、下痢や嘔吐、疲労や貧血。

体を衰弱させる色んな症状が

引き起こされてしまう。

ただ、

日本人に関して言えば

その数は限りなく少なく

そうではない人は、

小麦の奴隷になったとしても

堀江貴文のロケット事業に

カレーパンの分だけ投資しているだけで

大したことはない。

さて、そろそろもう少し、

具体的なことを書こうと思う。

グルテンに対するすべての不安は、

2013年に発表された研究とされている。

げっ歯類(でっ歯類って、読み間違えても大丈夫なくらい「ネズミ」のこと)で

行われたもの。

そこで、

グルテンの多い餌と体重増加には、

相関関係があることが示された。

と、いうこと。

(ここから、この研究は「違う」ということを書いていく)

色んな研究には、

そうであるという結果を見るだけではなく、

その研究に費やされた日数や母数。

客観性と、裏側の資金提供。

こういったことを

つぶさにみていくことを

ティム・スペクターは、

23章327ページに渡って書いている。

では、

この研究には、

どんな穴があるのか!?

げっ歯類の研究論文には、

マウスが摂取したグルテン量に、

おかしなところがある。

どうおかしいのか。

それは、

人間に換算したら

1日あたり全粒粉パン20枚に

含まれる量に相当する

という但し書きが書かれている。

20枚。

何枚切りかわからないけど

ちゃんと薄い10枚切りだとしても

20枚は、やばい。

そんなに食べたら

誰でも不調になるような気がする。

より最近の研究に

2017年に発表されたものがある。

それは、

高脂肪食の一環として

大量のグルテン
(ここでは、分かりやすくグルテンと書く。本当は「グルアジン」というグルテンの主成分の一つ)

がマウスに投与された。

その結果、マウスの代謝や腸内微生物は、

いくらか変化したけれど

体重の増加は、起こらず、

脂肪細胞の中でも小型で

脂肪を効率よく燃焼させるタイプが生じた。

こうした実験室における研究(げっ歯類の研究のこと)には、

明らかに一貫性がない。

特に、どの研究でも

遺伝的に均一の近交系の実験マウスが

用いられているのは、

注意した方がいい。

この本の著者は、

そう書いている。

このグルテンに関する情報は、

これだけには留まらない。

次の記事に、もう少し詳しく書いていこうと思う。

ただ、何にしろ

グルテンフリーや、無添加化粧品、シリコンフリーには、

そうならざる理由があったり、

そうでなくてもいい事実がある。

横文字や音読みの言葉には、

少し、立ち止まる意識が大切のように感じる。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?