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神の君の家康、アイドルの松本潤〜どうする家康完結〜

大河ドラマ「どうする家康」が無事完結した。
芸能事務所のアレコレがあったので正直心配していたので最後まで見ることができて良かった。

アイドル。しかもあの事務所の!アイドルが!徳川家康に起用された。
観る前と後で松本潤さんのイメージが変わった。同じような人は少なくないと思う。

SNS評判を見るあたり「花より男子」の道明寺司の性格を引いて松本潤さんに「性格がきつい」というイメージを持った人が見られたとか。
私の場合は「vs嵐」での彼の何をやっても勝てそうな全能感にとっつきにくさを感じていた。

「どうする家康」を観はじめたきっかけはSNSでやたら話題になっていた「俺の白兎」であることは否定できないが、再放送のある土曜日午後に偶然仕事が休みで偶然テレビをつけていなかったら最終回までリアルタイムで観ることはなかったと思う。

へにょへにょと頼りないか弱いうさぎのような家康。
一部からは「家康なのにこんな頼りないなんて有り得ない!」という声が上がったようだが、漫画やアニメに慣れた自分としては「これは成長型主人公だ!このうさぎちゃんが強くなって天下をとるんだ!」とワクワクしたものだ。
そう、あの、「全能感がとっつきにくい」という私のイメージにあった松本潤さんがうさぎちゃんになっている。

めちゃくちゃ可愛いな!?

あとその後で知ったのですが嵐の中では一番年下なんですね。

末っ子弟ポジションなの!?

とっつきやすい、馴染みやすい、のちに天下をとるものすごい人なのに威張り散らさない優しい徳川家康がいた。
(のちの徳川四天王のうち2人からは初対面で○されそうになってるし、ちょいちょい家臣にナメられてるし)(好かれてるんだよ)

大河撮影時は共演者への気回しが行き届いたいい座長だったという。多忙な山田裕貴さんに「少しでも寝た方がいい」と楽屋を貸してあげたとか。
SNSの様子を見るあたり松本さんのファンの方々も穏やかなイメージがある。

浜松まつりにて松本さんほか出演者がパレードに参加した時の特番も観た。
彼がプロデュースしてポケットマネーでお弁当を用意してパレード参加者に手渡ししたという。神対応というか神の君では!?
なによりパレード中の彼の笑顔だ。嵐の活動が休止中だしコロナ禍もあって、ファンらの前で表だった活躍が出来る状態ではなかった松本さんがやっとこのような機会を得られた。
まさしくあの笑顔はその喜びに満ちていた。ファンの方々から元気を貰って浮かぶ笑顔。
「あんな綺麗な人がいるんだ」と思った。
人間の顔ってあんな綺麗なんだと思った。
浜松市の方々も松本さんから元気を貰ってて良かったです。

物語は進み、家康は力をつけてゆく。
虎、いや竜のような恐ろしさ。
そして
神の君としての強さ、恐ろしさ。

アイドルとは信仰対象という意味である。

神(信仰対象)は崇められ、愛されながらも恐れられ避けられる。

アイドル松本潤もファンを多く抱える一方で悪いイメージを持つ人もいた。

私がかつて感じていた「全能感ゆえのとっつきにくさ」はある種「恐れ」だったのだなぁと思った。

アイドル松本潤はなるべくして神の君・徳川家康に選ばれたように思えてならない。

聡明な神という表向きのイメージとは裏腹に穏やかで柔軟ななうさぎのような姿を持っている。

「どうする家康」での家康も、松本潤さんも同じだったのだ。


安土城考古博物館にて。何故かセンターが信長!?

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